虎と娘, 56db
2017年9月24日(日)午後5時30分 & 午後7時00分開演(←私が観た日です) 会場:Asobient(京都市中央卸売場・隣) 【概要】 京都市の中央卸売市場の隣に位置し、市場の食材を使った料理を楽しみながら演劇を鑑賞できる新しい劇場空間として誕生したAsobientのこけらおとし公演。 【感想】 幻灯劇場のAsobientこけら落とし公演"虎と娘"、"56db"を観てきました。 まず1作品目の"虎と娘"。 屋外舞台はロヲタルヴォガのVetor以来で、それも楽しみでしたが。 今回は太鼓の音もあり、なんか薪能を思い出しました。 いいですね、こじんまりとした屋外。 あらすじは、「幻灯劇場 虎と娘」でgoogle検索すると、かなり細かく書いた京都学生演劇祭2016のレポートがあるのでそちらへ。 感想としては、言葉遊びが先行している感を受けたものの、時折、印象に残るフレーズが飛び出し、それを聞くのが心地よかったです(地球の中心を踏みつけるとか) ただ、私、事前にあらすじを知った上で観たのですが、知らなかったら、結構チンプンカンプンだったと思う。 実際、斜め前に座ってた女性、「んん...?」ってな表情してたし。 DADAの時はこの女性同じく、私もストーリーはよく分からず終わったのですが、その時と今日を踏まえると、幻灯劇場は、ストーリーを予習した上で観た方が一層楽しめるように思います。 その意味で、2作品目の" 56db"は、作品というより遊び的な要素が強く。 その遊びの解説が事前にあったのが、楽しめた理由の1つかも。シンプルだったし。 場所を移動するという体感的な楽しさもあったし。 ゲームオーバーの音楽、最高だったし。 そもそも移動した先の会場が、(ちょっと小さめだけど)レイヴパーティーが始まりそうな怪しげな場所で、そこであのゲームというアンバランス感がなんとも"いとをかし"で。 幻灯劇場は衣装とか、かなりスタイリッシュに凝ってるのに、この作品ではエラくチープで。その辺もいとをかしで。 そんなおかしな中で、自信満々にめっちゃ通る藤井さんの声。 これがまた、おかしい。 この時改めて思ったのが藤井さんの発声の良さ。2回しか観てないけど、まさしく"腹から出てる"声で。 がなってるわけじゃなく、大変耳に良く響いて気持ち良かったです。 一方、全く声出さずチープな衣装を纏っている橘さんや松本さん(←自分でも不思議ですが、顔と名前、一致した。DADAで踊ってたブログが面白い子と、マリアの子だ)がまたシュールで。 多分、3人目のプレイヤーはDADAでアバズレやってた鳩川さんだと思う。チラシに名前ないけど自信有り。 総じて面白い時間を過ごせたな、来て良かったな、と思った。 土日にやってくれるならまた行きたい。 最後、「虎と娘」に話を戻しますが、主演女優の小野桃子さんはコメディで観たい。元気ハツラツで、物凄いアホなこともやってくれそうな感じがした。 ここまで数作品観る限り、幻灯劇場でそういうのは無さそうな気もしますが、なんか観たい。 |
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