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イタリア縦断 ボブ・ディランとイタリア芸術探訪の旅 vol.5

【Duomo di Milano(ミラノのドゥオーモ)】
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを抜けると、前に広がっているのがミラノの象徴的な建造物・ドゥオーモ。
その大きさと精巧さにテンションが上がる!



ドゥオーモとは教会堂のこと。カトリックの司教座が置かれているところを指す。
ラテン語のドームスに語源を持ち、「神が宿る家」といえる。
ドゥオーモはイタリア各地にあるが、ミラノのそれは、ゴシック建築としてはイタリア最大規模の教会だ。

建築が始まったのはスフォルツェスコ城でチラッと話したヴィスコンティ家がミラノを支配していた時代、1386年のこと。
当時の領主ジャン・ガレアッツォ・ヴィスコンティと大司教アントーニオ・ダ・サルッツォの要求で開始された。

そして宗教改革による中断を挟みつつ、ドゥオーモが完成したのは1812年。実に426年が経過している。

入場無料で、入り口に警備員がいるが、特にチェックはなし。
朝早かったため、まだ内部受付がおらず、写真撮影、屋上、地下展示室への移動など有料サービスは不可だった。

若干薄暗い中、歩くと沢山のステンドグラス、聖書に基づいた宗教画、かつての大司教サン・カルロ・ボッロメーオを称える絵など展示してあり、中央には聖堂。
1万本のパイプが内蔵されているオルガンなどもあり、これらを見ているとイタリアに来たのだと実感する。


観れるエリアが限られていたため、しばらくしてドゥオーモを出る。
ドゥオーモの前は広場になっており、のんびりとした時間が流れているが、そこから北へ進むとスカラ広場、そしてオペラ・ファンの聖地の1つ、スカラ座がある。
スカラ座博物館の開館時間もまだなので、さらに進み、先にブレラ美術館を観たのだが、それはまた次のページで。

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(2013/11/02)



(制作:木戸涼)

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