Bob Dylan香港公演と、孫文ゆかりの史跡探訪、グルメの旅 vol.6 陸羽茶室 昨晩は疲労もあって早く寝た分、香港で初めて迎える朝は元気一杯。 まず向かったのが、陸羽茶室。 1933年創業の香港で一番古いとされる飲茶の老舗。長年続く味は勿論、レトロ好きとしても惹かれる場所だ。 沢木耕太郎の紀行小説「深夜特急」にも登場している。 飲茶の注文方法は、大きくオーダーシートに記入する方法、日本同様、店員さんに口頭で注文する方法、そしてワゴンで運ばれてくる飲茶を呼び止め、実物を見て欲しいものを選ぶ方法がある。 朝7時から開いている陸羽茶室は、11時頃までは、ワゴン式。それ以降はオーダーシート記入式。 大人気のお店ゆえ、昼時以降は予約していないと厳しいらしかったので、朝イチで行くことにした。 せっかくなので、ワゴン式も体験したいし。 店に着くとドアマン(といっても写真の通り、普段着のおっちゃん)がドアを開けてくれる。 今回案内されたのは2階席。 こんな階段を上がり... 2Fはこんな感じ。いかにも昭和レトロなムードだ。 早速、ワゴンを呼び止めてみた。実物を見て「欲しい」と言う。まずはこれ。 実物は見たものの、一体何なのかは分からず、適当に頼んでみた。 注文すると、↓こんな風に、値段の書かれたシートにスタンプを押してくれる。 ……ちょっと待て!何気に「特點」って一番高いんじゃないの!? 恐る恐る食べると、海老蒸し餃子のスペシャル版的な味で、肉も美味しいが、何肉かは不明だった。。 次々と来るワゴンを眺めていると、横浜の中華街でも御馴染みのメニューが色々と。 腸粉や水餃子、締めにデザートのカスタードパイまで。 途中からは、美味しさのあまり、正直、値段はどうでもよくなっていた。 台湾でも感じたことだが、1品1品のボリュームが横浜中華街に比べて多いので、満腹まで食べてもせいぜい3〜4,000円で済んでしまう(酒が入ると、上乗せになるが) 陸羽茶室は高級な部類だが、それでも上記写真全てで4,000円台だった。 店のムードやワゴン式体験込みで、一度入ってみて損はないと思う。(朝は空いているので、おススメ) なお帰国後知ったのだが、1階入口脇には創業当時から時計と気圧計が掛けられているらしい。 昔はお金持ちのビジネスマンが、船の運航を気にして、天候に注意を払っていたからなのだそうだ。 次回訪問時は、この辺もしっかり見ておこうと思う。 次へ (2018/08/06) |
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