Mr.Win's Room

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TM Network


(開演前のスクリーン)

TM NETWORK 30th 1984〜 -the beginning of the end-
名古屋国際会議場 センチュリーホール 2014年5月5日, 6日

-Set List-
01. LOUD
02. Come on Let's Dance 2014
03. KISS YOU
04. 永遠のパスポート 2014
05. 金曜日のライオン 2014 (6日は"ACCIDENT")
06. RAINBOW RAINBOW 2014
07. Be Together 2014
08. CUBE
09. I am 2014
10. JUST ONE VICTORY 2014
11. [TK SOLO]
12. Get Wild 2014
13. Self Control 2014
14. BEYOND THE TIME

(感想)
ボブ・ディランの余韻も冷めやらぬ中、お次はTM Network!
ボブ同様、私にとって大事なルーツの1つ。

昨年の埼玉2Days以来となる今回は、デビュー30周年ツアー。しかも狭い会場なのでセットリスト、演出とも楽しみだったが結論から言うと、良かった面、残念な面がそれぞれあり。

一番良かったのは、小室さんのキーボード演奏力が、復調したこと。
思い返すと数年前のピアノソロ・コンサート
あの時は、リズム感は悪いわ、ミスタッチが多いわ、演奏しづらい箇所は飛ばすわ。
"楽しめた"と書いたものの、それは思い出補正に大分救われたからで、演奏そのものは酷く「どうしちゃったんだろう?」と思わずにはいられない内容だった。

「やっぱりこの人は凄い!」と思わせてくれた"Remaster"での"Get Wild"イントロ(あのジャジーな演奏)みたいなのはもう聴けないのかな、と思うと寂しかったのだが。
今回のキーボードソロでは、近年に比べ指がよく動いており、復調の兆しが!これは嬉しかった。

良かった面2つ目は、"Rainbow Rainbow"、"Accident(2日目のみ)"が聴けたこと。
両曲とも初めて聴くアレンジだったが、"Rainbow Rainbow"はあのリフがしっかり演奏され、アップテンポになった分、スピーディーで良かった。
ラストでサビが転調する部分がなくなっており残念だったが、"聴けて良かった"と思えるアレンジだった。

"Accident"も伴奏がシンプルになり、リズムが強調された打ち込みサウンドになっているものの、曲自体を大きくいじっているわけではなかったので、一緒に口ずさんで楽しめた。

良かった点3つ目は、"Cube"!この曲、You Tubeに上がっていたライヴ映像観て以来結構好き。
今回は、小室さんがキーボード、木根さんがエレアコとフォーキーなスタイルで歌われ、清涼感があった。
2日目は、木根さんのエレアコがプラグの接触不良か出ず、途中でギター交換するレア・シーンも。

残念だった点は、まずアレンジ。
全体的に、どれもシンセ音がもやっとしており、またリズム音が強調されすぎな印象。
人の好みなので何とも……だが、個人的には微妙だった。

例えば"金曜日のライオン"や"Come On Let's Dance"は好きな曲だが、今回のアレンジだと聴けてもあまり嬉しくない。。一方、"Beyond The Time"、"Just One Victory"、"I am"などは、オリジナルに近い演奏でしたが、正直、この辺は去年も聴いたし、そこまで思い入れがないんだな。。

2点目は、宇都宮さんを気遣ってか曲間のソロが長く、間延びしていたこと。
体調優先で仕方が無いとはいえ、今後もああいう感じだと、ちょっとシンドイな。
勿論、格好良いソロなら歓迎なのですが、正直、今回はシンセ音でピコピコいってるだけのソロが多かった。

3点目は、"Wild Heaven"や"We Love The Earth"、"Electric Prophet"、それに"Still Love Her"がまたしても聴けなかった。。
"Electric Prophet"以外はどれも数年前まで定番だった曲なのに、ライヴに行くようになってから演らなくなるとは。。
"Still Love Her"は小室さんがキーボードでちょろっと弾いたが、ちゃんと聴きたいなぁ。まぁ気長にコンサートに行けばいずれ聴けるはず!冬に期待。

なんだかんだ言っているが、"Get Wild"や"Be Together"は盛り上がるし、5日は"Girl"のフレーズも"Get Wild"前にちょろっと聴けたし。
キーボードを足で蹴る小室さんや、宇都宮さんのマイクスタンド投げも観れたので行って良かった。
特に2日目は、初日以上にテンション高かったので楽しかった!

ちなみにグッズ売り場には、パンフ、Tシャツ、ミサンガ、ネクタイピンなど。


今回のパンフは、30周年に寄せた3人のメッセージ、初期作品のメンバー解説など面白い内容だった。

(2014/05/06)


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