Mr.Win's Room

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Bob Dylan @ Gran Teatro Geox, Padova, Italy 08.11.2013



(Padova公演会場となったGran Teatro Geox)

-Set List-
1. Things Have Changed
2. She Belongs To Me
3. Beyond Here Lies Nothin'
4. What Good Am I?
5. Waiting For You
6. Duquesne Whistle
7. Pay In Blood
8. Tangled Up In Blue
9. Love Sick
(Intermission)
10. High Water (For Charley Patton)
11. Simple Twist Of Fate
12. A Hard Rain's A-Gonna Fall
13. Forgetful Heart
14. Spirit On The Water
15. Scarlet Town
16. Soon After Midnight
17. Long And Wasted Years

(encore)
18. All Along The Watchtower
19. Blowin' In The Wind

(感想)
感動のローマ2公演が終わり、最後の公演地Padovaへ。
昼間は観光……という程色々回れませんでしたが、それでも散策を終えて夜は会場へ!
会場のGran Teatro Geoxは市の中心部からは大分遠く、車でなければ行けない距離なので、ホテルでタクシーを手配して会場へ。
結構な広さがあるイベント会場で、前方はスタンディングで、指定席はその後ろ。
スタンディングの方に行くことも可能でしたが、正直、1週間歩きっぱなしで足が(というか全身の疲労が)溜まっていたので、素直に指定席へ。
この晩のボブは、恐らく固定セットリストに戻るだろう(ローマがスペシャルだった)と予想していたので、じっくりと聴き入るつもりで開演を待ちました。

予想通り、セットリストは固定バージョンに戻っており、日替わり曲も、小雨が降っていたため「もしや」と思っていた"A Hard Rain's A-Gonna Fall"。
改めて聴いて思ったのは、この固定セットリスト、やっぱり良い(笑)
ボブがセットリストを固定しだした理由はボブのみぞ知る、ですが、毎晩演奏するに耐えられる曲でなければボブも演奏しないはず。
で、聴いている限り、十分耐えられる曲だし、固定セットリストだった4夜のうち、退屈した夜は一夜としてありませんでした。
"She Belongs To Me"や"What Good Am I"、"Pay In Blood"などは是非とも今後も残って欲しいです。

……ただ、やっぱり毎晩変化があるセットリストはボブの魅力だったはず。ローマ2日間で、それを嫌というほど痛感しました。
なので、是非、2014年は従来通り、セットリストを毎晩4〜5曲は変えるスタイルに戻っていただけると嬉しいなぁ、とも^^;
何にせよ、ボブと一緒に旅するのは楽しい!それに尽きます。

……と、このままで済まなかったのがこの日の公演。
終演後、ホテルに帰るためには車でなければ無理。したがってタクシーを捕まえる必要があります。
イタリアでは流しのタクシーは少なく、しかも辺鄙な場所なので、電話で呼ばないとまず捕まえるのは無理。
私は警備のお兄さんに頼んでタクシーを呼んでもらったのですが……この後が修羅場でした。。
同じようにタクシーを求める客が他の人が呼んだタクシーに殺到し、「これは俺の呼んだタクシーだ!」と怒鳴って、証拠となる予約ナンバーを見せているにも関わらず、勝手に乗り込んでくるのです。
私が呼んだタクシーにも図々しい(と言いたい)パドヴァっ子が乗ってきて降りず、何度降りろと言っても効果なし。
こっちは英語、向こうは英語が話せないらしくずっとイタリア語、しかもタクシー運転手も英語が駄目なようでイタリア語。
この状態でやりあった後、何やらパドヴァっ子と運転手がイタリア語で交渉し、最後に私に「OK?」と聞いてきました。
OKも何も、会話の内容が分からないっつ〜の!とツッコミたくなりましたが、状況的に「相乗りしたい」に違いないと判断し、覚悟を決めてOK!と返事。
すると、案の定、私とパドヴァっ子を乗せてタクシー出発。
この時は、「変なところ連れてかれたらどうしようかなぁ」と緊張しました。。
予想通り、パドヴァっ子はホテルへの途中にある駅で下車。そこまでの料金を払ったので、私としては若干得したことになりますが……焦ったわ。
そんなわけで、ボブの6公演、厳密にはミラノで0.5公演観れなかったので5.5公演を観終え、"イタリア縦断 ボブ・ディランとイタリア芸術探訪の旅"も間もなく終わろうとするのでした。


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(2013/11/07)



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