| イタリア縦断 ボブ・ディランとイタリア芸術探訪の旅 vol.29 Battistero di San Giovanni（サン・ジョヴァンニ洗礼堂） ミラノ中央駅から再びフィレンツェへ向かう。 今回ミラノにいるのはこれが最後。中央駅を眺めて、ムッソリーニのことを考えた。 彼が逆さづりにされたロレート広場も、この近くだった。 そんなわけで、いざフィレンツェへ。 Stazione F.S. S.M.Novella（フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅）を出て、今回はVia Guelfa（グエルファ通り）に向かい、そこから小道へ。 フィレンツェは小道がどこも素晴らしい。そして至る所にある革製品の店。個人工房が多いので、部分的な調整はお願いすればその場ですぐチューニングしてくれる。  そして見えてくるのはフィレンツェの象徴・Cattedrale di Santa Maria del Fiore（サンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂）とBattistero di San Giovanni（サン・ジョヴァンニ洗礼堂）だ。  まずはサン・ジョヴァンニ洗礼堂へ。 かつてダンテが「私の美しいサン・ジョヴァンニ」と呼んだ建物で、6世紀に起工。1400年代初頭に3つの青銅扉が加えられて完成した。 ルネッサンス期到来を告げる瞬間だ。  中に入ると天井一杯にビザンティン期のモザイク画「最後の審判」が描かれている。  絢爛だが中は簡素でシンプル。ガランとしている。  礼拝堂にあるキリストの十字架に一礼し、次はドゥオモへ！ 次へ (2013/11/06) |