特集・朝ドラ「舞いあがれ」の舞台・東大阪
2. みやこ町商店街と布施戎神社、池田屋珈琲 3. 司馬遼太郎記念館 4. 小坂神社 5. 花園ラグビー競技場 6. 石切劔箭神社と門前町 7. 枚岡神社と枚岡山展望台 1. 久宝寺緑地とゆうゆうタウンの焼き鳥屋・とり坂東大阪南部や八尾市、大阪市平野区にまたがる都市公園。 野球場、陸上競技場、テニスコート、プールなどの施設がある。 緑地北側から5分ほど歩くとある商店街(ゆうゆうタウン)の焼き鳥屋・とり坂は、奈良の鳥テイクアウト専門店「鳥はす」が出店する東大阪の名店。 ロケ中に福原遥さんも買いに訪れており、NHKも東大阪の紹介で取材している。 2. みやこ町商店街と布施戎神社、池田屋珈琲近鉄布施駅にある大規模でレトロな商店街。 1番街から4番街まであり、1番街から3番街の大部分が東大阪市、4番街が大阪市東成区と、両市をまたいで続いている。 商店街にある布施戎神社は、元々、足代村の氏神として都留弥神社が祀られていた。 明治時代に洪水で流失されるも再建され、後に国の神社合併により、東に約1kmの現在地に移転された。 昭和29(1954)年から布施戎神社の祭祀が始まり、昭和63(1988)年には大阪・今宮戎神社を勧請した。 毎年1月9日〜11日には布施戎(十日戎)が行われ、多くの参拝者で賑わう。 商店街にはミックスサンドイッチにサラダとフルーツにドリンクが付いたモーニングが500円で食べられる純喫茶・池田屋珈琲がある。 この店は、元々人気の喫茶店であった喜村家を、珈琲豆やパンの卸業者の現店主が受け継いだもの。 他にも、老舗の寿司屋・すし富などの人気店がある。 3. 司馬遼太郎記念館歴史小説の巨人・司馬遼太郎が後半生を過ごした旧宅と、安藤忠雄の設計による記念館が併設されている。 正直、同じ昭和の巨人・松本清張の記念館(北九州市小倉)に比べると展示内容は見劣りするが、司馬遼太郎の書斎や11メートルにも及ぶ記念館の壁一面に展示された著作の初版や自宅の蔵書などを見ることができる。 彼のエンターテイメント作家としての天才的な技量に魅了された人は多い。 一方で、その影響力から、彼による創作があたかも史実のように独り歩きしていることに愛憎入り混じった感情を持つ人も多い。 「一体、この作家はどんな字を書いていたのだろうか。やはりずぶとい大きい字を書くのだろうか」 これが訪問した際に、最も楽しみにしていたことであった。 しかし実際に観た司馬さんの原稿の文字は、驚くほど小さかった。 エンターテイメントとして完成度を上げるため、研究上、事実と認められている功績を歪曲してしまった人々への一分の後ろめたさもあったのだろうか。 そんなことを考えた。 4. 小坂神社司馬遼太郎記念館のそばにある神社。 天正20(1592)年、灌漑を司る神を祀ったのが始まり。 後に祭神の「水分神」(みくまりのかみ)の語言が「みくまり→みこもり→こもり」となり、安産や子授けの神として「小坂こもり宮」と称され崇敬を集めた。 現在も下小阪一円の氏神として奉祀している。 5. 花園ラグビー競技場「舞いあがれ!」のロケ地・東大阪はものづくりの町であると同時に、ラグビーの町でもある。 その象徴・花園ラグビー場にあるミュージアムでは、2019年ワールドカップの他、歴代の高校ラグビー優勝校や社会人ラグビー、平尾誠二の紹介など日本のラグビー史における様々な資料が展示されている。 6. 石切劔箭神社と門前町「石切さん」として知られ、本殿前と神社入り口の百度石を行き来するお百度参りが有名。 「石切劔箭」は、岩も切り裂くほど鋭い祭神2柱の神威に由来する。 その神威が腫れ物(でんぼ)を治すと信じられ「でんぼの神様」とも呼ばれている。転じて、現代ではガン封じの神様としても有名。 その参道には、レトロな石切参道商店街がある。 7. 枚岡神社と枚岡山展望台天種子命が初代天皇の神武天皇の命令で、国土平定を祈願するため天児屋根命・比売御神を祀ったのが始まりとされる。 天児屋根命は中臣氏の祖先にあたり、比売御神はその后。 白雉元年(650年)に現在地に奉遷され、後に、天児屋根命・比売御神が春日山本宮の峰に出現し、春日神社に祀られたことから「元春日(もとかすが)」とも呼ばれている。 後に、宝亀9(778年)に春日神社から武甕槌命・経津主命を迎え四殿となった。 平清盛、源頼朝、足利尊氏、豊臣秀頼といった歴史上の有力者たちからも奉納を受けている。 境内横からハイキングコースに繋がっており、30分ほど山を登ると東大阪市内を一望できる展望台に辿り着く。 「特集・朝ドラ「舞いあがれ」の舞台・福江島」へ |
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