U2 さいたまスーパーアリーナ 2019年12月4日 -set list- 1. Sunday Bloody Sunday 2. I Will Follow 3. New Year’s Day 4. Bad 5. Pride (In the Name of Love) 6. Where the Streets Have No Name 7. I Still Haven’t Found What I’m Looking For 8. With or Without You 9. Bullet the Blue Sky 10. Running to Stand Still 11. Red Hill Mining Town 12. In God’s Country 13. Trip Through Your Wires 14. One Tree Hill 15. Exit 16. Mothers of the Disappeared 17. Angel of Harlem Encore: 18. Elevation 19. Vertigo 20. Even Better Than the Real Thing 21. Every Breaking Wave 22. Beautiful Day 23. Ultra Violet (Light My Way) 24. Love is Bigger Than Anything in its Way 25. One 【感想】 U2を初めて観たのは2006年のさいたまスーパーアリーナ。 当時のレポでも初っ端から、名盤"The Joshua Tree"について書いているが、その"The Joshua Tree"を全曲再現するツアーが行われると知ったのが2017年のこと。 You tubeで公演の様子、特に"Running to Stand Hill"のように、このツアーならではの曲を観るにつけ、「これは絶対に行きたい!」と。 なので、来日公演が決まった時は、速攻予約した。 ライヴはまず"Sunday Bloody Sunday"でスタート。 中央にせり出したセンター・ステージでスタートというのがU2らしく、出だしから観客総立ち。 前半は、"New Year's Day"や"Bad"など初期の代表曲中心の構成だった。 そして"Pride"の後、センター・ステージからメインステージに移り、いよいよ"The Joshua Tree"スタート! "Where the Streets Have No Name"は代表曲なので、レア感は無いが、冒頭写真の通り、"The Joshua Tree"のスクリーンが背景に浮かんで、「さぁアルバム再現が始まるぞ!」という流れで聴くと鳥肌もので。 なんだかんだで"Where the Streets Have No Name"が始まった瞬間が、この日を通じて、一番ボルテージが上がった瞬間だったと思う。 そこから少し落ち着いて、まさしく"The Joshua Tree"の世界なんだな、と実感したのが"I Still Haven't Found What I'm Looking For"。続く代表曲"With or Without You"が意外なほどあっさり終わったのは、あくまでも今回はアルバムの中の1曲という位置づけで演奏されている、という意志表示に思えた。 個人的にはやはり"Running to Stand Still"が一番嬉しかったなぁ。ブルージーでスローで、温かい大傑作だと思う。 「恐らく、後にも先にも、この曲を生で聴けるのは今だけ!」と思いじっくりと聴き入った。 全曲再現後、アンコールでのハイライトは何といっても"Beautiful Day"! この曲で"It's a beautiful day~~!!!"ってなる瞬間の爆発力は凄まじい。 女性活動家を支援するU2らしく、続く"Ultra Violet"では、色んなポジティブに生きる女性たちがスクリーンに映って。 亡くなった方には生年、没年が書いてあったが、映った1人、緒方貞子さんには無かった。 ただタイミングの問題と思いつつも、「緒方さんの魂は死なない」というメッセージにも見えて粋なシーンだった。 最後は、定番"One"で終了。 序盤、中盤、後半、アンコールと全てで核になる曲があり、モンスターバンド・U2の存在感を改めて知らされる格好良いライヴだった。 |
|