Bob Dylan香港公演と、孫文ゆかりの史跡探訪、グルメの旅 vol.9-1 香港大学 アジア屈指の学府・香港大学。 孫文は、その前身・中国香港医科大学で医学を勉強し、優秀な成績を収めた。 1923年に再訪した孫文は、陸佑堂で演説を行い、「香港と香港大学は私の知性が誕生した場所である」と語った。 MTRの香港大学駅には2014年に設置された「香港大学100年壁」と題した歩みの写真プレートがある。 MTRから香港大学へは、エレベーターで行けるが、気を付けたいのは最上階(香港大学)まで行ってしまうと、孫文ゆかりの地である陸佑堂と、孫文像がある中山広場に行けないということ。 なので、地上階で降りる必要がある。 余談だが、最初、最上階で降りたところ、大学構内に↓こんなモニュメントがあった。 よく見ると、六四天安門事件の犠牲者を悼むモニュメントで、中国本土との違いを明確に感じた。 ここは、中国返還とはいえ「香港」なのだと。 ※訪問から3年後、2021年に香港国家安全維持法が制定され、このモニュメント(国殤(こくしょう)の柱)は撤去された。 その翌年、台湾で天安門事件犠牲者追悼と民主化を求める催しが開かれ、このモニュメントが復元展示された。 改めて、地上階から構内に入っていくと、陸佑堂がある。 中にも入れるようなのだが、この日は講義があったようなので、やめておいた。 そして孫中山像。 広間は池もあり、庭のような感じだ(大して綺麗ではないが) 他にも結構な観光客がおり、大学でありながら、観光地としてもお馴染みのスポットになっている。 孫文は香港大学在学中、医学だけでなく政治や歴史、革命の基礎になる学識を身につけて行った。 そして、卒業後、ポルトガルの植民地であったマカオで医者として開業することになる。 次へ (2018/08/06) |
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