Mr.Win's Room

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Paul McCartney


東京ドーム 2017年4月29日, 30日

-set list-
1. A Hard Day’s Night
2. Save Us (30日は"Junior's Farm")
3. Can’t Buy Me Love
4. Jet
5. Temporary Secretary
6. Let Me Roll It
7. I’ve Got a Feeling
8. My Valentine
9. 1985
10. Maybe I’m Amazed
11. I’ve Just Seen A Face (30日は"We Can Work It Out")
12. In Spite of All the Danger
13. You Won’t See Me
14. Love Me Do
15. And I Love Her
16. Blackbird
17. Here Today
18. New (30日は"Queenie Eye")
19. Queenie Eye (30日は"New")
20. The Fool on the Hill
21. Lady Madonna
22. Four Five Seconds
23. Eleanor Rigby
24. I Wanna Be Your Man
25. Being for the Benefit of Mr. Kite!
26. Something
27. Ob-La-Di, Ob-La-Da
28. Band on the Run
29. Back In The U.S.S.R.
30. Let It Be
31. Live And Let Die
32. Hey Jude

-encore-
33. Yesterday
34. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)
35. Hi, Hi, Hi (30日は"Get Back")
36. I Saw Her Standing There (30日は"Hi,Hi,Hi")
37. Golden Slumbers
38. Carry That Weight
39. The End

【感想】
2013年以降、2014年(ライヴは体調不良で全て中止)、2015年(久々の武道館公演!)と毎年来日しているポール。
2016年こそ来なかったものの、2017年は"One On One"ツアーの一環として再び来日!
もういっそ、日本住みませんか?と言いたくなる頻度で来日してくれるのは嬉しい限り。

今回は29, 30日の土日2公演に行ってきた。
今ツアーの様子はYou Tubeで観ており、セットリストは"Out There"ツアーより好きな内容。
特に"I've Got Feeling"は大好きなので本当に楽しみだった。

先に行われた武道館公演では、同曲は勿論、結果的に武道館オンリーとなった"Drive My Car"も登場し、ワクワクも高まる中、迎えた29日。

グッズ類はTシャツ1つとプログラムに留め、早々に座席へ。
今回は、S席なのにバルコニー端の方という駄席だったものの、いやぁ楽しかった!

2年前から曲数やショーの構成自体に大きな変化は無いが、"I've Got Feeling"や"I Wanna Be Your Man"、"Love Me Do"などのビートルズ・ナンバーが聴けたのは最高だった。
どれもオリジナルに忠実で、"I've Got Feeling"はラストでジャムっぽくなる近年のアレンジに。
一方で直近で演っていた曲だと、"Here There And Everywhere"が無くなったのは残念!

"You Won't See Me"は、ポールが「最初、こうやって作ったんだ」とアコースティック・ギターを奏でてスタートした瞬間、おお、きた〜!と。
"Rubber Soul"は中学時代に初めて買ったビートルズのオリジナルアルバムなので思い入れもひとしお。良かった〜!

30日は長年の友人と一緒に早めに神保町で歓談した後、一緒にドームへ。
この日はなんと言っても、"We Can Work It Out"と"Get Back"!
両方ともライヴで何度も聴いているが、やはりいい!特に"Get Back"は大きな歓声が上がっていた。

あと今ツアー、後半で抽選で当たった(?)お客さんをステージに上げていた。
誰か「一緒に"Her Majesty"歌って」とリクエストして歌ってくれたらセットリストが1曲増えたんだけどなぁとか思いながら観ていた。

何にせよ、ポールのサービス精神は凄すぎの一言。この人ほど「人を楽しませよう!」という意志が伝わるアーティストはいない。

ボブのように淡々と寡黙にやる方が格好良く見えるが、ポールのようにやるのはより大変。
誰もが明るくならずにはいられないユーモア。それこそがビートルズの最大の魅力だと、"Hey Jude"で女性客に歌わせながらセクシーポーズをきめるポールを見て、改めて思った。

"Band On The Run"は何回聴いても大興奮するし、"Live And Let Die"での火柱は迫力満点。
"Ob-La-Di, Ob-La-Da"や"Hey Jude"は一緒に歌えて楽しいし、ラストの"Abbey Road"メドレーも感動する。


ピアノもギターもベースも自在に操り、シャウトした後にバラードでファルセットを出すことだってできる。
それをやってのけてるのが、70代半ばのポールだというのは本当に驚異的。
やっぱりポールは凄い!月並みだが、そうとしか言えない素晴らしい2夜だった。

余談だが、公演終了後にステージを撮った写真(本ページ冒頭の写真)をポールのオフィシャルツイッター・アカウントに投稿したら、RTしてくれたのも楽しい思い出になった。



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