Mr.Win's Room

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Bob Dylan @ Zepp DiverCity, Nagoya, Fukuoka & Namba
Tokyo, Aichi, Fukuoka & Osaka, Japan 1-23.04.2014




(Zepp DiverCityのエントランスにて)

-Set List-
1. Things Have Changed
2. She Belongs To Me
3. Beyond Here Lies Nothin'
4. What Good Am I?
5. Workingman's Blues #2
6. Duquesne Whistle
7. Pay In Blood
8. Tangled Up In Blue
9. Love Sick
(Intermission)
10. High Water (For Charley Patton)
11. Simple Twist Of Fate
12. Early Roman Kings
13. Forgetful Heart
14. Spirit On The Water
15. Scarlet Town
16. Soon After Midnight
17. Long And Wasted Years

(encore)
18. All Along The Watchtower
19. Blowin' In The Wind

※セットリストは名古屋初日のものです。

(感想)
今回のBob来日公演。私は14公演を観に行く予定でしたが、東京公演終盤に体調を崩して2公演分断念。。
それでも結果的に12公演を観ることができました。

今ツアーはセットリストが殆ど固定。
なので、コンサート全体の流れは初日分を参照いただくとして、その他の11公演について気付いた点をそれぞれ挙げたいと思います。

(東京2公演目)
この日はピアノ前最前列!
ボブは衣装がグレーのカジュアルスーツに変わり、白いハットをかぶっていました。
ボブの機嫌は終始良く、足のクネクネパフォーマンスもマイクの前で歌う時は復活!ピアノの時も地味にやっていました。
パフォーマンスといえば、ボブがピアノを演奏する際に行う首ヒョコヒョコが結構な頻度に。
基本的にボブはお茶目。そしてあのヒョコヒョコ・パフォーマンスは好きだ(笑)
そういえば、今更思いましたが、ボブってピアノ弾く際にペダルを踏まないんだなぁ。確かに音を伸ばす際は、鍵盤をずっと押さえている。これがボブらしい。
ちなみに、椅子の向きも普通なら長面に座りますが、ボブは短面側に座っていました。

この日は"Waiting For You"が復活し"Blind Willie McCtel"が無くなった他、セットリストに動きはなし。
"Blind Willie McCtel"が無くなったのは残念!
その他気付いた点は以下の通り。
・"Beyond Here Lies Nothin'"の時だったか、ボブが間奏中、エラく客席を見ていた(全体的に客席を見ていたが、この曲では特に)
・"She Belongs To Me"では、一度ブレークする(静かになる)タイミングでボブがブルーズハープを吹く、という演出に。
・"Blowin' In The Wind"の後、メンバーが並ぶ際、ボブがステージ上の鏡にぶつかり、少しよろけた。
・"Scarlet Town"を歌う際のボブ、なんだかギャングの親玉のような感じで凄みがあった(笑)
・" Spirit On The Water"の時は笑っていた。イタリアでもこの曲の時に笑っていたなぁ。観客席を見て笑うのは、前回来日時も何度かあったなぁ。
・今日の"Early Roman Kings"は凄まじかった!ジョージのドラムも腹に響いてきたし、ボブのピアノがまたいい!極上のブルーズ!!
・"Love Sick"や"Long And Wasted Years"での観客を誘惑するような振り付けに磨きがかかっていた。特に後者は歌い方も含め、最高!
・ボブとチャーリーが目配せして曲を終わらせるシーンが何度か見えた。
・ドニーはボブの方を終始しっかり見ている。

こんなところでしょうか。
それにしても、5ヶ月ぶりに間近でボブを観て改めて思いました。「ボブ、格好良い!!」
この日の感想はこれに尽きます。

(東京3公演目)
この日も、セットリストは一昨日と一緒でした。
気付いた点は以下。
・"What Good Am I?"の歌い方にさらに拘りが見られました。長く伸ばすだけでなく、"Waht good"、"am I"と歌う部分は短くきっており、"Oh Mercy"に収録されたテイクも彷彿とさせるヴォーカル!
・"Waiting For You"のピアノ、弾いてて楽しそうにしていました。
・"Duquesne Whistle"でのピアノには歓声が。この曲や"Spirit On The Water"では、ボブが必ず弾くフレーズがあり、ボブらしい型ができあがっています。
・"Pay In Blood"はやっぱり最高!聴いていて踊りまくった。そういう客席を観ると、ボブも機嫌よさげな表情をよくしています。
・"Tangled Up In Blue"、3番の歌詞変わってた?(自信なし)
・ボブは"Love Sick"の間奏後歌いだしのアレンジを変えるも、チャーリーのギター(?)のタイミングが若干合わず、少し間延びした感じに。ほんの一瞬ながらあれっ?って表情をしていて面白かった。
・"Early Roman Kings"はやっぱり熱い!!極上のブルーズだ!!
・"Long And Wasted Years"も一昨日同様、ボブがマイク前でパフォーマンスしながらの熱唱!

(東京4公演目)
4/4のBob公演。
どうも体が重いなぁと思いながらも整理番号は80番台だったので2列目中央よりを確保。
いつも通り、"Things Have Changed"からライヴがスタートします。
この日のハイライトはなんといっても"Huck's Tune"の登場!
大好きな"What Good Am I"の代わり、というのが残念ではあるものの、"Tell Tale Signs"から、というえらくマニアックな選曲!
神聖なバラード、といった趣で演奏され、個人的には気に入りました。
観客は分からずにポカンとしている人が大半だったものの、とにかくセットリストに新しい曲が登場したというだけでも歓声をあげるに十分だったと思います。(この感じ、2001年の広島を思い出します。あの時は"Tomorrow Is A Long Time"が無茶苦茶美しいアレンジで登場し、知らない人が多かったが歓声が上がっていた)

ただ、体調はどんどん悪化し、一部が終わった段階で、座り込んでしまいました。
二部は係員にお願いして、2Fで観させてもらったのですが、途中からは壁にもたれて天井見ながら聴くのが精一杯。
「あぁ、何やってんだ、俺は……」と思いながら聴いた"Early Roman Kings"のブルージーなノリが、なんか状況にハマっていた(笑)
しかしこの日で38回目のボブ公演ですが、こんな体調で観たのは初めて。後になればこれもまた思い出になるでしょう。
音に集中した分、ジョージ・リセリのドラムの素晴らしさや、スチュ・キンボールのリズムギターを堪能。
ボブのマイクは、昨日よりエコーが強かった?(2Fで観たからか?)
そんな感じで最後まで見届け、家に帰って熱をはかったら39度近く。。よくこの体調で観たなぁ。。と思いつつ、翌日病院に行くことを誓って寝たのでした。

(東京5公演目)
インフルエンザではなかったものの熱は38度台。
なんとか解熱剤で36度台まで落としたものの、さすがにライヴでずっと立っているのはしんどいかも。。

でも、やっぱりボブが来ているのに会えないのは嫌だ。
いきなりセットリスト変える可能性が1%ぐらいあるし!

……というわけで、マスクつけて参戦。
立ち時間を最短に減らすため開演ギリギリにかけつけ後ろの方から観るステージ。
うわ〜、ちゃんと観えるのスチュだけだわ(笑)

せっかくなので、今日の注目はスチュ!彼のリズムギターをしっかりと観察しました。
特に"Tangled Up In Blue"のコードなどはカヴァーする上でも確認しておきたかったので、観れて良かった。
フト思ったのですが、ボブってバンドメンバーの演奏にどの程度注文出すんだろう?
「こんな感じで」という抽象的なレベルなのか、「このコードで」みたいな細かいレベルなのか。
少なくとも、リズムギターのコードについてはかなり細かい指示を出していると思います。
ボブは、コードへのこだわり、無茶苦茶強い人だし。

この日は、"Huck's Tune"が"Forgetful Heart"に代わって登場。
"What Good Am I"も復活して、"Huck's Tune"も聴けたので、こっちの方が昨日より嬉しい!
"Forgetful Heart"は正直飽きた。

結局、この日も基本的な選曲は変わらず。ボブよ、そろそろガラッとセットリスト変えて欲しいぞ!と思いつつも「でも、東京最終日とか、札幌で変えられると嫌だなぁ。。」とも思う複雑な心境。
なんとなく、札幌だけローマみたいに変えてきそうな気配なんだよなぁ。。

とりあえず日曜日にしっかり体調を整えて、月曜〜の公演を元気に観たいと思います!

(東京6公演目)
以前、体調が回復せず不調を押して行った7日はボブがラストでまさかの観客席からのプレゼント受け取り&最前列の男性客2名にサインするというサプライズ(サインは1人がRolling Stone誌の表紙で、もう1人が今ツアーのタオル)がありました!
その他は、特に目新しいこともなく(私の前にいた女性客が貧血で倒れたり、とかはあったけど)、いつものセットリストが安定の演奏で繰り広げられました。
……が、私自身の体調は帰宅後最悪に(^_^;)
大事をとって(というか外出できるような体調じゃなかったため)、8日, 9日はキャンセル。
2公演分のチケットをむなしく眺めつつ、家で養生していました^^;

8日はPAトラブルで3曲目の後、ちらっとボブがピアノのジャムをした後、25分ほど休みがあったようで。
その間、ボブやメンバーがステージを行ったりきたりしていたようで(笑)、ある意味貴重な公演だったようです。
個人的には、音楽的なサプライズではなかったようなので、安心。

8〜10日いずれもセットリスト的には変わりなく、複数公演行く人にとっては、正直、「ボブなら何でも良い」という人でなければ、ちょっとしんどい内容だったかも。

札幌でがらっと曲を変えるようなことが起こるかと思ったのですが、それもなかったようで、名古屋か福岡では、何かあるかも!?と期待しています(笑)
ちなみに丁度ジョニー・ウィンターの名古屋公演に行く予定だったのですが、これも体調が安定せず(微熱が継続中。。)断念。
整理番号、10番台だったのにな。。

気ばかりが焦っていましたが、ようやくその後体調回復!
万全の体調で名古屋公演に臨むことになったのでした!

(名古屋初日)


名古屋初日行きました!
今日も最高でした。久しぶりの最前列で嬉しかった!
今回の来日公演では、今日が間違いなくベストです(個人的には)
明日も楽しみ!では、箇条書きで感想をば。

・今日のボブは帽子をかぶっておらず、例の刺繍入りの黒い上下だった。
・"Beyond Here Lies Nothin'"は単音で上がったり下がったりするフレーズが気に入ったようで繰り返していた。あれは今後も同じフレーズで通すかも。
・"Waiting for you"に変わり"Workingman's Blues #2 "登場!カノン調のコード進行で非常に美しく、固定曲になって欲しい! 新ver初演だからか、メンバーが集まり気味で、ボブが大分指示を出していた!素晴らしくて思わず涙出たよ。
・"Love Sick"後の「有難う」の発音、上手くなってた。一方で、毎回色々と日本語を準備してくるミック(ジャガー)の凄さも感じた。
・特に一部では、ボブの機嫌が最高潮で、ダンスも妙に多かった気が。 "Love Sick"の例の歌舞伎のようなパフォーマンスはやる前に、ちょっと嬉しそうな顔をしていたのが面白かった。 ボブは、精神的には意外と子供っぽいのがチャーミングだ(笑)
・Early Roman Kingsのピアノは、StonesのBrown SugarでのYeah~Yeah~Yeah~Woo~~~!!じゃないけど、合間に合いの手(Woo~~~)を入れられるような感じだった(実際に入れてみたら、気持ちよかった)
・Watchtowerのピアノの際、スチュが急かすように?テンポアップしたストローク。客側も手拍子!しかしボブが「いや、もうちょっと!」という感じでソロを伸ばしたためテンポがおかしくなり、スチュ苦笑い。でもそれが良かった!
・今日も投げ込まれた花束から一番近くのやつを取って一応匂う素振りは見せていたが、ちょっと顔がひきつり気味だった気がする。今日は美人が見つからなかったのか?(笑)
・今日は私自身のテンションも高めだったので、大分歓声を上げていました。(周囲もそんな感じだったので) ムード的に"有り"だったとは思うのですが、じっくり聴きたい方で今日しか来ていなかった方は若干しんどかったかも(^_^;) でも、今日は盛り上がる感じが似合ったライヴだったと思う。

(名古屋2日目)
この日は3列目からのボブ。
帽子を被っており、本人のテンションも昨日ほどではなく。。
そんなわけで私もいまいちノリきれず冷静に観てしまったのですが、ボブの顔芸への拘りが妙に微笑ましいというか(笑)
やっぱり格好つけたいんだなぁと思いました。

しかし、さすがにセットリストがここまで一緒だと、昨日みたいなサプライズやテンションの高さがないと正直飽きる曲もあります。
その意味では"Waiting for you"の復活は残念。う〜昨日の"Workingman Blues"の方が良かったんだけど。
ワルツ調でのどかだし悪い曲ではないのですが、イタリアから通算10回以上聴いてるとさすがに飽きました(^_^;)
勿論、ボブがいるだけで嬉しいのですが、今回10公演以上追っかける人で「飽きが全くない」と言い切る人がいるなら、その人は、音楽ファンというよりもボブに"盲目的に"追従するただの信者だと思います。
今日も2列目で、どんな曲でも無理矢理ロボットのようにリズムを取って手拍子をしている女性を見かけ、正直、ノることが義務になってしまっている危うさというか。ある種の痛さを感じてしまって。
勿論、私自身追っかけている(ボブ観るだけで嬉しい面はある)ので人のことは言えませんが、なんか少し引いた視点で観たライヴでした。

もうボブがセットリストを変えなくなって(去年のローマは別として)随分経ちますが、その理由は何なんでしょう。
色んな憶測がありますが、個人的には以下ではないかと予想。
・若いファン、新しいファンも増えているので、「俺のショーは1度観りゃ充分だろ。毎公演同じファンが来るよりも、1回ずつで良いから違うファンに来て欲しいんだよ!」と思うボブの無言のメッセージ。
・ある種、完成されたパッケージショーを演奏してまわるスタイルが、ボブのマイブーム。
・世界中追っかけてるファンがいつまで飽きずに追っかけられるか楽しんでる(サド・ディラン (笑))
・同じ曲ばかりやっている中で、ローマみたいなことをして伝説作ろうとしてる(笑)
・単純に歳だし、同じ曲を繰り返す方が楽だから

まぁ、何にせよ、世界中追っかけるようなファンは、セットリストを変えようと変えまいと追っかけます。
もはやボブを追うこと=呼吸するのと同じようなものなのだから。
私はどうなんだろ?毎年のようにボブのライヴ観て熱狂して。いつの間にか、"ボブに会えるのが普通"みたいな感覚になりつつあるかも。
きっと、将来ボブのライヴが観れなくなった時に、いかに今、恵まれているかを感じるんだろうな。
その時は多分「同じセットリストでいいから、ボブを何度も観たい!」と思うんだろうな。
なんだかんだ言って、ボブは私の中で、そういう存在。

(福岡公演)

開場90分前なので、まだ人も殆どいないZepp Fukuoka。

この日は昼間、友人とのランチ会。
その際、絵を描くのが得意な友人から"少し遅い誕生日プレゼント"として、リクエストしていたボブの絵をいただきました!



あまりのクオリティーの高さにビックリ!「今晩の公演で、ボブに見せてみる!」と約束しました(笑)
公演前に素晴らしいプレゼント、それに楽しい時間を過ごして向かったZepp Fukuoka。

実は福岡大好きで頻繁に訪れているのに、ヤフードームもZeppも行くのは初めて。
唐人町駅を降りて少し歩くと、「黒田如水公夫人の火葬場」の碑が!


歴史ファンとしても楽しみつつ、ドーム隣接のホークスタウンモールへ。
HKTの劇場やカフェ、雑貨屋まで詰まったアミューズメント・エリア。
Zeppはドームからもすぐの一番下の階にあり、近くにハードロック・カフェもありました。

開場までの1時間半程の間、ドーム付近を散策した際に見つけたのが、著名人たちの手をかたどった像!
中にはポールやビリー・ジョエルも!!





思わず握手しました(笑) ポールの手は思ったより小さかった。

さて、定刻となり会場入り。
整理番号70番台でしたが、ちょっとした幸運もあり最前列を確保!
名古屋初日と同じ辺りです。そして開演!

この日のボブは、名古屋初日と同じく帽子なし。
博多っ子の歓声もあってか"Things Have Changed"のアクション回数が、名古屋初日と同じぐらい増えており気合十分!
調子よさそうです!もしかしてボブは帽子をかぶらない日=調子良いのか?(笑)

サプライズ曲はなかったものの"Pay In Blood"、"Tangled Up In Blue"などは名古屋初日ばりにノッており、"Huck's Tune"も久しぶりに登場!
ボブのピアノにチャーリーのギターが絡む"Early Roman Kings"はお馴染みながら、この日も圧巻でした。

しかしこの日の個人的ハイライトは、"Long And Wasted Years"が終わった後。
アンコールに備え、いつもなら、すぐに舞台を去るボブがステージに残り、終演時と同じようにメンバーが整列。
この時、昼間もらったボブの絵をボブの方に掲げたのですが……なんとボブが指差して頷いて微笑んだ!!!!
これはもうビックリでした!正直、こういうの嫌うんじゃないかと、掲げる前は緊張したのですが。最近の機嫌の良さにかけて良かった!(笑)

素晴らしいリアクションをもらったこの日のアンコールも素晴らしく、特に"All Along The Watchtower"は、今回の中でも最高の名演でした!

(大阪初日)
東京、札幌、名古屋、福岡と終わり、遂に最後の公演地・大阪。
会場はリンゴ・スター以来となるZepp Nambaです。
今日の整理番号は70番台。
開場前に、名古屋初日で知り合った音楽仲間と再会し、名古屋と同じくボブとスチュの間辺りのポジションで2列目を確保!
時間になりボブ登場。最初に注目したのは帽子(笑)
お〜被っていない!今日は調子良さそうだ!(笑)

この日もかなりご機嫌で"Love Sick"や"Scarlet Town"ではいつもより多くポージングしていました。
名古屋初日以来2度目の"Workingman Blues"はこの日も素晴らしく、感涙。
この曲、固定にすれば良いのに!
"Workingman Blues"が始まる時、ボブがドラムの前に置いてあるギターの方へ向かったので、一瞬ギターを持つのか!?とドキッとしましたが、そのサプライズはなかったなぁ。
個人的には、名古屋初日、福岡に続いて3〜5番目には入る出来と思われる公演でした。

そういえばラストでこの日も花束を投げ込むファンがいましたが、さすがに一瞬ムッとした顔してましたね。
福岡の時も、「プレゼントはステージには投げ込まないように」と係員が事前回収していましたが、ボブ側からお達しがあったのかも。

(大阪2日目)
いよいよ残すところあと2公演。
長かったようで短いボブの日本滞在期間ももうすぐ終わりです。
今日は整理番号が500番手前だったので、後ろの方でのんびり観ようかなと思っていました。
名古屋以来のボブ・ファン仲間と落ち合い(彼は今日も最前列か2列目!いいなー)、今日も良いライヴになることを祈りつつ入場。
1階中ほどの段差のところ、手すり最前列を確保!ステージ中央で非常に観やすい位置。

登場したボブは帽子を被っており、残念!(笑)
"Thing Have Changed"は大分省エネというか、リラックスモードで終わってました。
"Workingman Blues"は登場せず、"What Good Am I"が再登場!
これは何度聴いても良い!
ただ"Long & Wasted Years"でのパフォーマンスも心なし控え目。"Early Roman Kings"や"Watchtower"の爆発力もイマイチでした。
"Scarlet Town"は昨晩同様、フォーという掛け声が何度も起こっていましたが、正直、この曲でやるのはどうなんだろう。
ボブ本人は気に入っているのか(というか、歌詞内容分かってる英語圏では多分ない反応だから面白いだけなのか)、昨晩からハンドマイクでポージングしていますが、なんかイタいんだよなぁ(^_^;)
曲によってはチャーリーのギター・フレーズが若干変わった!とか、"Spirits Of Water"でのドレミファソラシドと上がったり、下がったりするフレーズがまた登場!とかあるのですが、まぁ平均的な公演でした。

(大阪3公演目)
さぁ長かったボブの来日公演も遂に最終日!
長いようであっという間の日々。今日は何が起こるんだろう?ボブのことだから淡々とやって終わり、というのが一番可能性ありそう(笑)
音楽仲間と落ち合って入場。今日のポジションは2列目中央!(ちなみに仲間は最前列中央!)
この日も"Things Have Changed"からスタートしたライヴは、いつも通り進むのですが、観客側は最終日とあってテンションの高さ&後ろからの圧力が凄かった(笑)
"Duquesne Whistle"で叫び、"Pay In Blood"で腕をふり、"Tangled Up In Blue"に感動し、"Love Sick"でキャーキャー言う(笑)
そんな前半が終わった後ボブがドヤ顔でステージ中央に立ち、「トモダチ〜!!」
ボブが友達って言った〜〜!!!
そして、続けて「有難う〜!!」
ボブが、「友達有難う!」って言った〜〜!!!
過去の来日で発した日本語って、「どうも〜」、「ジョージ want to say "行きましょう!"」だけでしたが、今ツアーを通じて「有難う!」そして「友達!」が増えました!!
海外公演で言ってる"Thank you friends!"をそのまま訳しただけですが、嬉しい!
後半も、盛り上がったままいつもの曲が演奏され、ラストのボブは余韻も残さずさっさと退場し、あっけなく終わりましたが、あの"友達"は、今ツアーで一番印象に残る一言だったなぁ。
私は多分、ボブはあと1回は来日公演すると思う。なので、今回は感傷的にならず、次回を楽しみに待つよ!
有難う、友達!ボブ!

(2014/04/31)


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