Rolling Stones "14 on fire JAPAN TOUR" 東京ドーム 2014年3月6日 -setlist- 1. Jumpin’ Jack Flash 2. You Got Me Rocking 3. It’s Only Rock ‘N’ Roll (But I Like It) 4. Tumbling Dice 5. Ruby Tuesday 6. Doom And Gloom 7. Respectable (Fan vote ? with Tomoyasu Hotei) 8. Honky Tonk Women 9. Slipping Away (with Keith on lead vocals and Mick Taylor joining on guitar) 10. Before They Make Me Run (with Keith on lead vocals) 11. Midnight Rambler (with Mick Taylor) 12. Miss You 13. Paint It Black 14. Gimme Shelter 15. Start Me Up 16. Sympathy For The Devil 17. Brown Sugar (encore) 18. You Can’t Always Get What You Want 19. (I Can’t Get No) Satisfaction (with Mick Taylor) 【感想】 いよいよ日本最終日の3/6。 この日は、過去の来日公演を共に観た友人とおち合い開演まで歓談の後、18時過ぎに会場入り。 座席はアリーナDブロック。アリーナでも後ろの方。でもスタンドよりは断然近いです。 そして19時になり会場暗転。ライヴスタート! 印象に残ったのは…… ・1曲目は"Jumpin' Jack Flash"!そして2曲目が"You Got Me Rockin'"と武道館を思い出す展開だった! ・"Ruby Tuesday"登場!演奏前に最初のコードで音あわせをしていた段階で分かりました。 オリジナルでブライアンがリコーダー演奏しているところはフレンチホルンで演奏されたのが残念。 個人的には、何度も演奏されているので60年代のバラードなら他の曲が聴きたかったなぁ。 "Lady Jane"とか"She's A Rainbow"とか。 ・"Respectable"で布袋寅泰がスペシャルゲストとして登場。 ワールドツアーでは地場アーティストをよくゲスト出演させているので、その一環でしょう。 選ばれた経緯は、布袋氏のブログに載っていました。 mixi情報では、他の日本人アーティストにも打診はあった模様。 終始緊張もミックが絡んでリラックスさせたり、キースが演奏後笑顔で握手しにいったりと良い感じ。 ロニー⇒布袋⇒キースとギターソロを披露するシーンも。 誰が出ても賛否両論になるのでしょうが、個人的には良かったと思います。 でも可能なら、ゲスト:岡村靖幸で"Hot Stuff"とか観たかった。 ・キースの声はこの日が一番出ていました!"Before They Make Me Run"は最高! でもたまには"You Got The Silver"、"You Don't Have To Mean It"、"Conncection"辺りを聴きたかったなぁ。 キース・コーナーの時、キースが機嫌よく呵呵大笑。 それだけで会場がワーッと盛り上がるのだから、日本でのキース人気は凄い! ・一方ミックは相変わらず元気でしたが、初日が一番動いていた印象(近くで観たのもあるかもしれませんが) ・"You Can't Always Get What You Want"、"Satisfaction"のラストはジャム風になるアレンジに。 ちょっとグダグダな感じが"Jamming With Edward"っぽい感じでした(笑) こんなところでしょうか。 ライヴ前は、「"Satisfaction"が終わった時、今回ばかりは"もう日本で見納めかも"と思って泣くかもなぁ」などと思っていたのですが、いざその瞬間がくると感傷的な気分は皆無。 最高のショーにまさに"Satisfaction"な気分になっていました!それこそがストーンズの凄さだと思います。 [総括] (チケットについて) ここ数回の来日時は必ず話題になるチケットの高さ。 今回はS席は18,000円、花道付近のGC席は80,000円という価格でした。 当初キョードーから、GCを上回るVIP席も用意されるとのアナウンスがあったものの、これは結局発売されず。 既にGCの先行販売など始まった後での中止発表だったため、VIP席狙いだった熱狂的なファンからは不満の声もあったようです。 先行抽選時は、「今回が最後かも」「3公演しかない!」といった理由で応募が殺到。 また直前には参加席(ステージが観づらい席)も10,000円で売り出されたようですが、実態としてはネットオークションで定価割れのチケットが大量に売られていました。 さすがに良席は高騰していたので、初日に実質GCと同じぐらいの席で観れたのは本当に幸運でした。 "Get Off Of My Cloud"、"Wild Horses"が聴けたこともあり、個人的には初日が一番良かった! (最後に) 3公演通して思ったのは、「やっぱりミックは凄い!」ということ。 70歳であの動きは異常です。 一方、キースはどうやら飛行機での移動で下痢気味だったようで、初日は体調不良のまま迎えたようです。 しかし最悪、中止になるかもしれなかった2公演目以降も演奏し、復活してくれたのはさすが! 体はさすがに衰えたようで足を上げるようなパフォーマンスも0に。("Honky Tonk Women"でチャック・リベルから引き継いでキーボードを足で踏んでたパフォーマンスが懐かしい) 時折、簡単なポージングはしていましたが、ミックの元気さが際立つ分、老け込んだ印象も。 もっとも2日目はギターを手に花道を疾走していたのだから、世間一般の70歳にくらべれば十分元気です。 ヴォーカルは(特に最終日は)20年前のキースと同じぐらい元気でした。 チャーリーも機嫌良く、元気!かつて喉頭がんになったのが嘘のようです。 そしてロニーも(以下略) 今回、初めて観たミック・テイラー。さすがに"Midnight Rambler"でのソロは凄かった! 出だしでも、ミックのブルーズハープをなぞって応酬する姿はどっしりとしていました(体系も) せっかく来たのだから、もっと参加してくれても良かったなぁ、と思いますが、そこは現行メンバーか否かの差なのでしょうか。 でも、終演後の挨拶で、自然に他のメンバーと肩を組んでいたのが嬉しかった。 毎回来日の度に「見納めか!?」と言われ、いざ公演を観ると「まだまだ元気!」と思わされるストーンズ。 もし5年後だと、ミック&キースは75歳。 ミックは元気だと思われるので、あとは他のメンバー(特にキース、チャーリー)次第でしょうか。 個人的には、来日まではしなくとも、アメリカやイギリスで定期的に演ってくれたら、今度はこっちから観に行きたい! やがて終焉は来るのでしょうが、それがどんな形にせよ、ストーンズが半世紀以上を転がり続けて、ここまで感動させてくれる事実。 やはり世界最強のロックンロールバンドです。 |
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