Mr.Win's Room

Mr.Win's Room

Home / Profile / Music Works / Essay / Report / Kyushu


2013年〜に観たその他のコンサート

(目次)
2023年
Dan Penn & Spooner Oldham (9/30) Billboard Live Osaka

2019年
TH eROCKERS (5/8) 京都・磔磔
Eric Clapton (4/13) 日本武道館

2015年
清水ミチコ (12/30) 日本武道館
清水ミチコ (1/2) 日本武道館

2013年
Daniel Lanois (7/29) Billboard Live Osaka
RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND (3/1) Zepp Namba


2023年
Dan Penn & Spooner Oldham (9/30)

サザン・ソウルの巨人ダン・ペン。
勿論その名は随分昔から知っているのだが、あまり聴いたことがないアーティストの1人だったりする。
ただし1曲だけ、彼が作曲した曲で強烈に好きなものがあって。それがジャニス・ジョプリンが歌った"A Woman Left Lonely"だ。
もうこの1曲を聴きたいがために行った。そして聴けた!!というそれが強烈に印象に残っているライヴ。

ダンとキーボード奏者のスプーナー・オールダムは"Moments From This Theatre"というライヴ盤を出していたので、軽く予習していったら"I'm Your Puppet"はじめかなりの曲が演奏されたので、満足度は高かった。
お2人とも80歳を超えており、プレッシャーなくのんびりと演奏されていたのも印象的。

2019年
THe eROCKERS (5/8)

好いーと九州」を作ったことをきっかけに、めんたいロックを色々聴くようになり、中でも陣内孝則さんが在籍していたeROCKERSは"ショックゲーム"、"可愛いアノ娘"などで大好きになったバンド。
映画「ROCKERS」でのライヴシーンも格好良かった。
そんなeROCKERSが久しぶりのツアーということで、初日の京都・磔磔公演に行った。

上記大好きな2曲や"ジャッキー"など代表曲、さらに"Around and Around"のカヴァーも飛び出したが。
個人的には、"ショックゲーム"のインパクトが凄くて、あの1曲だけで行った価値があったな、と。
あれは本当にスピード感があって良い曲。

MCの面白さもさすが。福山雅治やらデーブ・スペクターやらのネタに、めんたいロックネタも織り交ぜてくれて、紛れもなく福岡のバンドだ、ということが意識できたのも嬉しかった。



Eric Clapton (4/13)
1. Pretending
2. Key to the Highway
3. (I Wanna) Make Love to You
4. I’m Your Hoochie Coochie Man
5. I Shot the Sheriff
6. Driftin’ Blues
7. Running on Faith
8. Nobody Knows You When You’re Down and Out
9. Tears in Heaven
10. Layla
11. Badge
12. Wonderful Tonight
13. Cross Road Blues
14. Little Queen of Spades
15. Before You Accuse Me

(Encore)
16. Cocaine (with John Mayer)

前回クラプトンを観たのはいつだっけ?と遡ったら丁度10年前だった。
あの時点で、引退ツアーだなんだと言っていたが、その後も数回来日していたクラプトン。
「また来るだろう」と思っていた彼も「指が以前ほど動かない」とかリアルな引退を示唆するコメントもあったので、行ってきた。

結論としては、ギターソロの時間は大分減ったものの指は充分動いていたし、滑らかなフレーズは相変わらず。
ヴォーカリストとしても全く衰えは無かった。

セトリも、"Sunshine Of Your Love"、"Change The World"以外の代表曲はあらかた演っていて満足感は高い。
個人的には、「あぁ、今回も"My Father's Eyes"は聴けなかったな」という感想はあるものの、調べたら近年殆ど演っていないので仕方ない(結局、1度も生で聴けずじまいで終わりそうなのは残念だが。。)
"Tears In Heaven"はちょいレゲエ風。"Key To The Highway"や"I Shot The Sheriff"、"Layla"、"Cross Road"辺りは久しぶりに聴けて良かった。
最後は、ジョン・メイヤーが飛び入りしたので、翌日はニュースでも取り上げられていた。



2015年
清水ミチコ (12/30)
例年通り「国民の叔母 清水ミチコの一人フェス IN 武道館SPECIAL」と題して行われた恒例イベント。
なんと!今回は矢野顕子さんが登場!
"相合傘"、"いもむしころころ"、"モスラの唄"、"ひとつだけ(with きよしろーver)"。 まさか、本家のひとつだけを年内に聴けるとは! 相合い傘も初めて聴けて良かった!

そして最後に歌われた清水ミチコ作詞作曲のオリジナル楽曲「ナオト・インティライミ」。
"名前はみんな知ってるけど、どんな曲歌ってるか知らない♪"とか、かなり茶化した曲をリゾート調のサウンドで歌っていて大爆笑だった。

開催お祝いの花束も沢山届いており、ももクロや柳原かなこの名も。



清水ミチコ (1/2)
年末年始恒例の清水ミチコ@武道館公演。
五月みどりさんとの映像から、武道館ウェーブ、紅白のあの人の真似、ユーミン・みゆきによる「ウサギと亀」、色んな人の作曲方法の真似、実弟の登場、平野レミさんとの映像、羊への実験、そして何より矢野顕子さん(映像)との共演での"相合傘"、"ひとつだけ"!
きよしろうとの共演verによる"ひとつだけ"。ちゃんと「黒い扉」と歌っていた。 不覚にも2人で歌われる「ひとつだけ」を聴きながら涙が。 そして、ラストでのカレーの歌。あれはなんだったんだろう。。



2013年
Daniel Lanois Billboard Live Osaka (7/29)

Bob Dylan作品の中でも"Oh Mercy"は私にとって特別な1枚で、受けた影響の大きさ、収録曲を聴いた回数は数知れない。
その"Oh Mercy"のプロデューサーであり、U2、Peter Gabrielなどのプロデュースでも知られるDaniel Lanoisが来日ということで、多少迷った末、行ってきた。

迷った理由は、彼のソロ作品は"Belladonna"しか聴いたことがなく、実はさほど好きではなかったので、どれほど楽しめるか不安があったから。

しかし、いざ蓋を開けると、フィンガーピッキングのLanoisが、ときにペダルをつかいながら、エレクトリックギターであの奥行きがある音を出しているだけで、結構な感動だった。

厳密に言うと、"Oh Mercy"などLanoisがプロデュースした作品の音というよりも、彼の共働者であるMalcolm Burnの音に近い印象。(まぁ、"Oh Mercy"の制作にもMalcolmは関わっているが。未聴だがLanoisの1stアルバム"Acadie"のプロデューサーもMalcolmだな)

アルバムで言うなら、Emmylou Harrisの"Red Dirt Girl"とかのギターに近いサウンドが聴けたので満足。



Ringo Starr & His All Starr Band Zepp Namba (3/1)
1. Matchbox (Ringo Starr)
2. It Don’t Come Easy (Ringo Starr)
3. Wings (Ringo Starr)
4. I Saw the Light (Todd Rundgren)
5. Evil Ways (Gregg Rolie)
6. Rosanna (Steve Lukather)
7. Kyrie (Richard Page)
8. Don’t Pass Me By (Ringo Starr)
9. Bang the Drum All Day (Todd Rundgren)
10. Boys (Ringo Starr)
11. Yellow Submarine (Ringo Starr)
12. Black Magic Woman (Gregg Rolie)
13. Honey Don’t (Ringo Starr)
14. Anthem (Ringo Starr)
15. You Are Mine (Richard Page)
16. Africa (Steve Lukather)
17. Everybody’s Everything (Gregg Rolie)
18. I Wanna Be Your Man (Ringo Starr)
19. Love Is the Answer (Todd Rundgren)
20. Broken Wings (Richard Page)
21. Hold the Line (Steve Lukather)
22. Photograph (Ringo Starr)
23. Act Naturally (Ringo Starr)
24. With a Little Help from My Friend / Give Peace a Chance (Ringo Starr)

ビートルズは大好きだが、正直、名曲を沢山作っているジョン、ポール、ジョージに比べるとリンゴへの思い入れはあまり無い(汗)
だが、生きているビートルズの1人、しかも未見となると一度は観とかなきゃマズいだろう!ということでZepp Nambaに行ってきた。

整理番号が200番台だったのに何故か最前列真ん中付近が空いていたため絶好のポジションで観たライヴは"Matchbox"でスタート。
登場するやいなや、やたらとピースサインを連発するリンゴ、ノリノリで客に反応しまくるトッド・ラングレンなど、軽いノリがリンゴ・バンドらしい。

軽快なカントリー・ソングが多いのもリンゴらしく、序盤の終わり頃登場した自作曲、ビートルズ・ソングの"Don't Pass Me By"もカントリー。

サンタナverの"Black Magic Woman"などビートルズ以外の聴き所もいくつかあったが、やはり盛り上がったのは、"Yellow Submarine"や"I Wanna Be Your Man"といったメジャーなビートルズ・ソング。
そしてラストの"With a Little Help from My Friend"〜"Give Peace a Chance"。

とりあえずリンゴで聴きたい曲は一通り聴けたので、その点は満足。
でも、やっぱりリンゴを観ると思い出すのが、生きているもう1人のビートル・ポール。
学生時代以来、かれこれ10年も観ていないのでそろそろ観たい!!という思いが増すのだった。



(制作:木戸涼)

(C) 2013 copyrights.Kido Ryo