salyu Salyu miscellany vol.1 磔磔 2013年4月22日 【感想】 平安神宮でのコンサートでU2の"With or Without you"をsuperflyと共にカヴァーしているのを聴き、遥か彼方まで伸び上がるような歌声に衝撃を受けたsalyu。磔磔でコンサートをやると聞いて、行ってきた。 立ち見最前列と観やすいポジションでのコンサート。 ライヴはギター、ドラム、ベース兼キーボードの3人をバックに、中央の椅子に座り、ループマシンやシンセを使いつつsalyuが歌うという構成。 ジョニ・ミッチェルの"Hejira"、「ダスティ・スプリングフィールドで知った。歌詞がこのメロディーで歌ってるの!?というぐらいギャップがある内容」と歌詞を紹介して歌った"I Can't Wait to See My Baby's Face"、"My Favorite Things"などカヴァー曲が沢山演奏され、アンコールで歌われたのも"The Sound Of Music"。 ミュージカルからの選曲が多かったので、本人も「ミュージカル女優ってわけじゃないんだけど」と笑いながら言っていた。 笑うといえば、"My Favorite Things"を紹介した際に、「この曲は"そうだ京都へ行こう"のCMで有名になりましたね」と言ったら、観客席から「そのCM、京都ではやってません」と返ってきて大爆笑に。 どの曲もさすがに上手かったのだが、オリジナル曲の方がさらに魅力的なのは、小林武史がsalyuというアーティストを熟知しているからだろうか。 salyuの声は、アンニュイだったり、透んでいたり、深みを伴って伸び上がったりと色んな魅力を持っているが、オリジナル曲はそうした魅力の聴かせどころというか。勝負どころがちゃんと入っている。 salyuの声を聴かせるための楽曲になっている、と強く思った。 オリジナルで歌われたのは"光の束"、新アレンジの"新しいYes"、"to U"、未発表の新曲"ライン"など。 特に"新しいYes"は聴きたかった曲なので良かった! 一番好きな"風に乗る船"を演らなかったのは残念だが、大満足のライヴだった。 |
|