Mr.Win's Room

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Patti Smith and her band

 

"JAPAN TOUR 2013"
なんばHATCH 2013年1月28日

-setlist-
1. April Fool
2. Free money
3. Fuji-san
4. Ghost Dance
5. Distant Fingers
6. Ain't It Strange
7. Dancing Barefoot
8. Beneath the Southern Cross
9. Night Time (The Strangeloves cover)
10. (We Ain't Got) Nothing Yet (The Blues Magoos cover)
11. Born to Lose (The Heartbreakers cover)
12. Pushin' Too Hard (The Seeds cover)
13. Because the Night
14. Pissing in a River
15. Gloria (Them cover)

Encore:
16. Banga
17. People Have the Power
18. Rock N Roll Nigger

 
サイン会でもらったパティとレニーのサイン


【感想】
感動の名古屋公演の翌日、Patti御一行は金沢公演へ。
セットリストの速報を見ると、なんと"Rock N Roll Nigger"が登場しているじゃないか!

これは聴きたい!聴きたいぞ〜!(フリーザ風)

大阪でも演って欲しいなぁ!と期待に胸を膨らませつつ、ふと東京のサイン会ってどんな感じだったのかな〜?と思い、"パティ・スミス タワレコ"で検索したら、なんと大阪公演翌日の29日に大阪でもサイン会があるとの情報が!!
まったく知らなかったのでビックリ。さすがに100枚の整理券は売り切れてるだろうなぁ、と思いつつ28日の昼にダメもとで問い合わせたところ「まだあります」とのこと!!

会社帰りにタクシー使って茶屋町タワレコに走りました(笑)
そして"Just Kids"を購入し、何とか90番台の整理券をゲット!やったー!

そんなわけで良い気分でなんばHATCHへ移動!
明日のサイン会に備えて、"Horses"Tシャツを購入し、開演を待ちます。

この日は2Fの指定席。一番後ろの列ですが見やすい場所。

さぁ開演時間を過ぎてメンバーがステージに登場。
今日の1曲目は"April Fool"!名古屋のあと、"Banga"を聴き返して良い曲だと思っていたので、ノリノリで楽しめました。
そして2曲目は名古屋で聴けなかった"Free Money"!
名古屋で演奏された"Redondo Beach"がなかったので、"Horses"からの日替わりなのでしょう。
アルバムと違ってイントロでギターが絡んでいたのと、途中からスピードアップする辺り、特に激しいドラミングをバックにアジるようなパティのヴォーカルが聴き所でした。
レニーも(ちょっと苦しめだったけど)ヴォーカルに加わっての演奏、聴けて良かった!
名古屋の"Redondo Beach"
も良かったけど、テンションの高さではこっちです。

3曲目"Fuji-san"では、和太鼓が登場!
重いリズム音が五臓六腑に染み渡ります。これはいい!
名古屋では小さくて入れられなかったんだろうなぁ。2Fはノリが悪かったけど、"Oh~~~Fuji-san~~~"は一緒に歌いました。

そして"It's good to be alive."と言って演奏された4曲目"Ghost Dance"の次に登場したのが"Distant Fingers"!
ちなみに"....So, above us greatful moon is shining down upon us. We sing this song for the moon and stars and all of universe."こんな感じの紹介をしていました。
この曲でクールダウンした後に、印象的なイントロが。
"Ain't It Strange"!"Radio Ethiopia"からの曲が続きます。ゆったりと呻くようなパティのヴォーカル、名古屋以上に凄みがある!

この曲の後、観客席から"Come on! Patti! Rock N Roll!!!"と叫んでるおじさんがいて、パティが"ウェウェウァ〜〜!"とそのおじさんのモノマネをするという一幕が(笑)
ここからは名古屋同様、"Dancing Barefoot"や"Beneath the Southern Cross"が登場。
名古屋はライヴハウスということもあり、音がこもっていましたが、なんばHATCHは(座っていた場所の関係もありますが)音がいい!特にベース音がくっきりしており、違いが明確でした。
もっとも名古屋は熱気が凄かった。ライヴ感、一体感という意味では、あの名古屋は私にとってスペシャルでした。

"Beneath the Southern Cross"の前には東日本大震災被害者への哀悼のコメントがあって、一層胸にせまるものが。
この日はしっかりとこの美しい歌を堪能させてもらいました。

この後、募金報告コーナー→レニーのステージへ。
カヴァー曲は全て名古屋と同じ。レニーのステージはやっぱり盛り上がる!
パティはまた色々とステージの前の方に握手しに行ってました。

レニーのロックンロール・ショーが終わり、またさっきの"Come on! Rock N Roll"おじさんが叫ぶと、今度はパティ、"No. In fact, I'm going to be Michelangelo"と上手い返し(笑)

そして"Because the Night"!ここから"Gloria"までの流れは名古屋と一緒ですね。
"Because the Night"、"Gloria"の盛り上がりはやっぱり凄かった!
特に"Gloria"!演奏前に"Rockin Roll Nigger"というリクエストの声もありましたが、イントロが始まっただけで歓声に変えてしまうんだから!


そしてアンコール!登場したパティがさっきの"Come on! Rock N Roll"おじさんに向かって"And now, it's time for you to Rock! and Roll!!!" これはおじさん、嬉しかっただろうなぁ。
パティは続けて"Don't forget I have the ring. Big ring zzzz my change into a mighty dog!!"

再び和太鼓も加わっての"Banga"!犬や狼の声真似!観客も真似して、なんばがBangaの世界に!
そして"People Have The Power"!!!!もう最高!この曲が始まる瞬間は、この日も鳥肌が立つ程の感動です。
最後方の席だったこともあり、思わず立ち上がって一緒に歌いました。あ〜、この曲はやっぱり1Fスタンディングで拳突き上げて歌いたかった!

さぁこれで終わりなのか!?終わりか!?パティがアジっている!来た来た〜〜〜!!"Rock N Roll Nigger"!!!
パティ、格好良すぎ!"Outside of society!!!"は勿論合唱!そして勿論、"Nigger, nigger, nigger, niggerNigger, nigger, nigger"の部分も!!!
しかし本当に66歳なのか!?パティ!全然見えん!
何しろ、最後、ギターの弦を全部引きちぎるんだから!その時言ってた"Fuckin' Universe!"っていうセリフ、まだ頭をグルグルしてるよ。(そんなこと言った直後に、笑顔で手を振ってくれるところがなんか憎めない(笑))

最後まで興奮させられっぱなしで大阪公演も終了!
というわけでパティを観た2公演は、本当に大満足の中終了しました。

そして翌日!会社帰りに行きました!サイン会!
パティの到着が25分ほど遅れて始まったサイン会は、1整理券につき1点までのサイン。
大阪公演で買った"Horses"Tシャツにサインしてもらいました。パティに言うコメントはしっかり考えていましたが、タイミングを逃して、"Thank you very much."しか言えなかった。。

ちなみにレニーも来ており、彼は整理券がないファンにもサインや写真撮影など全て応じていました(ピックもあげていた)
レニーにもTシャツにサインをもらい、彼には名古屋公演、大阪公演に行ったこと、両日とも大興奮のステージで感動したことを伝えて帰宅。
まさか今回のパティの日本公演、ここまで色んな体験ができるとは思っていませんでした。
本当に素晴らしい2公演(+サイン会)、そして募金活動を有難うと言いたいです。

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