Mr.Win's Room

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Beach Boys


大阪市中央体育館 2012年8月17日

-setlist-
1. Do It Again
2. Little Honda
3. Catch A Wave
4. Hawai
5. Don't Back Down
6. Surfin Safari
7. Surfer Girl
8. Gecha Back
9. Don't Worry Baby
10. Little Duece Coupe
11. 409
12. Shut Down
13. I Get Around
14. That's why god made the radio
15. Sail On Sailer
16. Heroes & Villains
17. Isn't It Time
18. Why Do Fools Fallin' Love
19. When I Grow Up
20. Cotton Fields
21. Forever
22. God Only Knows
23. All This Is That
24. Sloop John B
25. Wouldn't It Be Nice
26. Then I Kissed Her
27. Good Vibrations
28. California Girls
29. All Summer Long
30. Help Me, Rhonda
31. Rock'n'Roll Music
32. Do You Wanna Dance
33. Surfin' USA

-encore-
34. KOKOMO
35. Barbara Ann
36. Fun, Fun, Fun


【感想】
大興奮の初日・千葉が終わり休む間もなく次は大阪公演!
当日の昼に大阪に直行し、会場の中央体育館へ。



今回の座席はなんと2列目!マイク・ラヴとブルース・ジョンストンの間あたり!
チケットは全てクリエイティブマンの先行予約だが、千葉:アリーナ8列目、大阪:アリーナ2列目、名古屋:3列目とどれも良席!クリエイティブマン有難う!

さぁ今日もAmericaの演奏が終わり、初日同様サポートメンバーが登場し、ビーチ・ボーイズのメンバーを呼びいれる!
デヴィッド〜!、ブルース〜!、アル〜!、マイク〜!ブライア〜〜〜〜ン〜〜〜〜!!!!!
ブライアン大好きな私は、こんな感じで叫んでいた(汗)
マイク最初のMC。

ドウモ、アリガトウゴザイマ〜〜ス!言い換えると"Thank you very much"。
50周年アニバーサリーだ。イチ、ニ、サン、シー、ゴ!Oh my god!! とにかく。次の曲は僕の従兄、ブライアン・ウィルソンが書いた曲です。全てのレディーたちに贈ろう


今日も"Surfer Girl"でブライアンのパートになると大歓声。それにしても。なんと美しい曲なんだろう。そしてなんて幸福な曲なんだろう。
そして続いて流れるこのハーモニーは……!おお〜〜!!"Gecha Back"が初登場!!!デヴィッドが歌ってる!!
セールス的に低迷期の作品。でも相変わらずの素晴らしいハーモニーが聴けるこの曲はいい!ブライアンの曲ではないから、ブライアン・バンドでは聴けない1曲。

この後が"Don't Worry Baby"なんだから圧巻。ジェフリーのヴォーカルは"Don't Back Again"の辺りでは若干雑でしたが、ここにきて持ち直していた。

ホッドロッドをもう一度!

マイク・ラヴが言ってエンジン音が鳴り"Little Duece Coupe"!そこから休む間もなく"409"!
スクリーンに映る60年代の写真や映像を見ながら指で4 0 9のマークを作って盛り上がったこの曲も良かった!この曲のギターはデヴィッドだったか?気持ちよいソロだった。
なおブライアンは昨日同様、始終椅子に座って殆ど固まっていたが、409はハモっていた。
結局、3公演とも大好きなブライアンの方ばかり観ていたが、クマのぬいぐるみのように座って、たまに蚊に刺されたのか首のあたりをかく姿がなんかカワイイ(笑)
続く"Shut Down"の後、

マイク "Round round get around"

観客席"I get around~~~!!!"


今日もキタ〜〜〜ッ!!!!"I Get Around"!!これは会場が揺れたね、もう。手を突き上げまくり、手拍子しまくりだった!

What fantastic audiences!! ピッカピカの新曲をやろう。新しいCDから。"That's why god made the radio"!

マイクがMCをして、"That's why god made the radio"!
ブライアンの"オ〜オオッ!!"って部分は何度聴いてもいい!
ここからはブライアンのヴォーカル・タイム!"Sail On Sailer"!そして"Heroes & Villains"!

"Heroes & Villains"は大阪が一番良かったかな。ブライアンのヴォーカルといい、ノリといい。
曲が終わった後は、ブライア〜ン!!ブライア〜ン!!と叫び過ぎて喉が痛くなった(笑)

"SM~~iLE"アルバム! Thank you very much! もう1曲新曲をやろう!"Isn't It Time"!

マイクが千葉とほぼ同じ呼び掛けをして"Isn't It Time"。この曲、アルが凄く頑張っている。

Thank you!アリガトウ。じゃあ次はドゥー・ワップをやってみよう。さぁどうだい?

"Why Do Fools Fallin' Love"はまさにグッド・オールディーズなムードを持ったドゥー・ワップなので、今回のセットリストでも白眉の1つ。体でリズムを取りたくなる曲。"Tell me why~~"のジェフリーのヴォーカルも綺麗で、なんともノスタルジックな気分になる。
続く"When I Grow Up"、"Cotton Fields"とここも千葉と同じ流れ。
私、ブライアンばかり観ていたが、"Cotton Fields"はやっぱりアル!この曲を歌うアルは本当に格好いい!
ビートが効いていて手拍子しやすい曲、そして"When I GroW Up"の持つ明るくもマイナーな響きではなく、底抜けの明るさ。
なので、口パク気味に一緒に歌って、手拍子しまくりだった。

ラストでマイクが「グレート!アル・ジャーディン!!」

アリガットウゴザイマス!!Thank you!!!

アルが叫んだ後のマイクとブライアンのMCが、(これも昨日とほぼ同じだが)泣ける。

僕らは何年も前からバンドをスタートしてるんだ。ブライアン、デニス、カール・ウィルソン、そして僕、従兄弟のマイク、アル・ジャーディン、デヴィッド・マークス。大分前にデニス、カールはいなくなってしまったけど、今晩はここにいるよ。ブライアン、そうだよな。

あぁ、さぁ次はデニスの曲だ。"Forever"。

このやり取りでまずはデニスの"Forever"が。そして……

さぁ、僕の兄弟、カール・ウィルソンが今から君たちのために歌うよ。"God Only Knows"。

このブライアンの言い方「今から君たちのために歌うよ」というのが本当に泣けて、カールの歌声を聴きながら涙した。
"God Only Knows"はビーチ・ボーイズを代表する大傑作。それをこういう形で披露することは、ある意味勇気が要るが、個人的には大成功だと思う。
ブライアンにとってカールの思い出の1曲はやっぱりこの曲なんだ、ということがよく分かる。生きていた頃のカールを観れなかったファンとして、こういう形で、ビーチ・ボーイズのメンバーと共に、カールの声を聴けたのは永遠に忘れない。

次に1960年代にTM……マハリシ・ヨギに傾倒して、僕とアルが作った曲だよ。"All This Is That"

マイク、今日もマハリシの名前を出している。。今でもTMを信仰してるのかな?
この後は、"Sloop John B"〜"Wouldn't It Be Nice"の"Pet Sounds"メドレー。そして直後に"Good Vibrations"で、"Then I Kissed Her"。
千葉とは順番が入れ替わり、"California Girls"へ。
「あ〜、特に演る曲は変わらずか〜」と思ったら、直後にあのイントロが!!"All Summer Long"!!初登場!!そして"Help Me Rhonda"にメドレー!
徐々に本場でのセットリストに近づいてきたぞ!!そして"Rock'n'Roll Music"!!Yeah~~~!!
……ん?"Surfin' USA"に行かない?え?もしかして何かある??

"Do you wanna dance~~~~"

Wooo~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!キタ〜〜〜!!聴きたかった〜〜〜!!"Do you wanna dance"だ〜〜!!!!
ロンドンでも総立ちになって盛り上がった最高の1曲、"Do you wanna dance"!!しかもブライアンがヴォーカル!!
ネルソンがパーカッションを叩きつけるように煽りまくる!凄い!
もうこれは、この日一番のハイライト!狂喜乱舞!踊り狂った!そこからメドレーで"Surfin' USA"なんだから。

ビーチ・ボーイズの底力を痛感させられるこの流れ!"Inside Outside USA"でスコッティ・ベネットが波乗りポーズやってたなぁ。
観客をクレイジーにさせて本編終了!

そしてアンコールは前夜と同じく"Kokomo"、"Barbara Ann"、"Fun, Fun, Fun"。
この3曲が盛り上がらないわけがない!"Kokomo"ではマイクがジョン・カウシルの紹介をしていた。
最後の"Fun, Fun, Fun"の終わりで、ブライアンがステージの中央にそそっと行くのも千葉と同じ。ブライアン〜!ブライア〜ン!!と何度も叫び大阪終了!
さぁ、残るは名古屋!!



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