ロンドン ブライアン・ウィルソン、ロイヤルオペラ&ブリティッシュ・ロック探訪の旅 vol.7 今では世界中にあるハードロックカフェだけど、1号店はロンドン。開店丁度に到着! そのまま入店できた。これは運がいい!昼時は大分並ぶらしいから。 中に入ると……わー凄い!!これはまさにロックンロール展覧会じゃないか! カウンター席に座る。優しそうなおばさんがメニューを持ってきてくれる。Legendバーガーっていうのがあるな。これにしよう。ここにはロックの伝説が溢れているから。 どこから来たの? 日本から。 そう、東京に1度行ったことがあるわ。 僕は東京出身だよ。今は京都に住んでいるんだけど。 京都も行ってみたいところだわ。日本文化の溢れる場所なんでしょう?ロンドンは楽しんでる? 楽しい!さっきまでAbbey Road、それにポール・マッカートニーの家を見てきたよ。昨日はCheltenhamまでブライアン・ジョーンズのお墓と家を見に行ったんだ! それは凄いわね!この店にもビートルズやストーンズのギターや衣装があるわ。ゆっくり楽しんで頂戴。 ありがとう。写真撮ってもいい? いいわよ。あとであなたの写真も撮ってあげるわ。 というわけで、店内を撮影しまくりました。その一部がこれ↓ 地下にも行ってみよう。わー、こっちにも沢山ある!70年代〜のアーティストが多いな。あ、でもエルトン・ジョンとかもある。 お〜い、料理ができたよ。一旦上に上がって食べたら?冷めちゃうよ。大丈夫、食べ終わった後、また撮影できるから。 了解。ありがとう。 でも、あとチョットだけ。もうすぐ一通り撮り終わるから。 一通り撮影を終えて1階に戻る。わー、ハンバーガーデカい!一口かじって……あ、これも写真撮っとこう。 食べてる間、店内にBob Marleyの"Live!"がかかった。 厨房のスタッフが合唱している。 思わず、 昨日、Lyceum Theatreに行ってきたよ。このアルバムが録音された場所。 えっ!このアルバム、あそこで演ったライヴだったのか!知らなかったよ! あ、"No Woman No Cry"だ。勿論、一緒に歌ってきました。 ハンバーガーのボリュームにお腹パンパン。さっきのおばちゃんがペプシコーラのおかわりは無料よ、と言って3杯もおかわりをくれたから、ますますお腹パンパン(笑) こうして楽しいHard Rock Cafeを出て、正面にあるHard Rock Shopを覗いた後、次に向かうのはこれまたロックンロール・ファンならではの場所。 the WHOのキース・ムーンとママス・アンド・パパスのキャス・エリオットが亡くなった通称Death Flatへ。 Hard Rock Cafeから北に歩き、住宅街の一角にあるのが、このフラット。 当時、ハリー・ニルソンがオーナーだったというフラットに住んでいたママキャスは1974年7月29日に心筋梗塞で死亡。 一度見たら忘れられないインパクトのある体格。ママス・アンド・パパス解散後もソロで活躍した彼女が亡くなったのはPalladium Theaterでの公演の後。 サンドウィッチを喉に詰まらせたという俗説はいかにも彼女ならありそうだが、検死上、そういった可能性は低いようだ。 そして4年後の9月7日、同じ場所、同じベッドでキース・ムーンがアルコール治療用の錠剤とワインが原因で死亡。 ロック史上に残るドラマーであり奇人でもあるキース・ムーン。WHOでのドラムは凄いの一言だが、それだけにソロ作品"Two Sides of the Moon"でビートルズの"In My Life"が取り上げられていた時は意外な感じがした。(そういうタイプの曲を好むイメージがなかったため) ただ、その後ビーチボーイズの大ファンだったこと(WHOの曲でコーラスが多いのは、キース・ムーンのご機嫌を取るためでもあったらしい)や内省的な部分もあったことを知り、なんとなく"In My Life"にも納得。ビーチボーイズの曲だったら"In My Room"あるいは"Wendy"辺りを選んだんじゃないかなぁ。 フラットの近くは静かで、時折吹く強い風がビルの隙間から不気味に音を立てていた。もっとも場所自体は開けたところにあり、特にオカルト・スポットなわけでもない。 ごくごく普通の場所ではあるが、Hard Rock Cafeから歩ける距離なので、WHOあるいはママス・アンド・パパスのファンなら1度は訪れて損はないだろう。 また、この付近はタクシーも比較的よく通るので、見終わったら、タクシーを拾って次の行き先まで移動できるから便利。僕も次のロックンロール・プレイスにはタクシーで行った。 行き先はRoyal Albert Hall! ここは絶対に訪れたかった場所の1つ。クラプトンが最も好きな会場と言っている場所であり、沢山のロックスターたちが立ってきたステージだ。 ちなみに、ディランのアルバムで"Live At Royal Albert Hall"というのがある。フォークからロックに転向したディランに対し、ファンが「ユダ!(裏切り者!)」という野次を飛ばした有名なコンサートを収録したものだが、あのコンサートは実際には、マンチェスター・ホールでのもの。 じゃあ何故、"Royal Albert Hall"というタイトルがついているかというと、ブートレグであの音源が流出した際についていたタイトルが"Royal Albert Hall"だったから。 わざとブートレグと同じタイトルを付けたというわけだ。 そんなRoyal Albert Hallの入り口にあるスケジュールを見たところ数日後に、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュがコンサートを演るとの告知が。 都合がつけば観たかったなぁ。 ホールの南側には、こんな像もあった。 そして、ホール内に入る。コンサートがやっていない昼間もロビーには入ることができ、お土産を買うことは可能。 ロビーには、過去のコンサート写真もあり、その中にはthe WHOもあった。 でも印象的だったのは、販売コーナーにおいてあったDVDの中で、クリフ・リチャードの新作DVDが先頭にあったこと。 それがいかにもイギリスらしくて、なんか良かった。 ちなみに、ここで売っているチョコレートは数が多い割りに安く、味もいい。 僕は会社用のロンドン土産は殆どここのチョコレートにしたが、かなり好評だったのでおススメ。 そんなわけでホールを出ると、本当に天気がいい! せっかくなので、Hall外から空を撮ってみた。 さぁ、この後はいよいよRoyal Opera Houseへ!アンジェラ・ゲオルキューの舞台、楽しみ! (おまけ:ロンドン名物の2階建てバス。今回の旅では、よくよく考えるとバスは全く利用しなかった。徒歩、地下鉄、タクシーで市内は殆ど網羅できる。でも、一度は乗るべきだったかも) (2011/09/18) |
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