Bob Dylan Zepp Tokyo 2010年3月26日 -setlist- 1. Leopard-Skin Pill-Box Hat (Bob on keyboard, Donnie on lap steel) 2. Lay, Lady, Lay (Bob center stage on harp) 3. Just Like Tom Thumb's Blues (Bob on keyboard and harp, Donnie on lap steel) 4. Every Grain Of Sand (Bob on keyboard then center stage on harp) 5. Summer Days (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel) 6. Sugar Baby (Bob center stage on harp, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar, Tony on standup bass) 7. Tweedle Dee & Tweedle Dum (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel) 8. Make You Feel My Love (Bob on guitar, Stu on acoustic guitar) 9. Honest With Me (Bob on keyboard, Donnie on lap steel) 10. Po' Boy (Bob on keyboard and harp, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar, Tony on standup bass) 11. Highway 61 Revisited (Bob on keyboard, Donnie on lap steel) 12. I Feel A Change Comin' On (Bob on keyboard, Donnie on lap steel) 13. Thunder On The Mountain (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar) 14. Ballad Of A Thin Man (Bob center stage on harp, Donnie on lap steel) (encore) 15. Like A Rolling Stone (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel) 16. Jolene (Bob on keyboard, Donnie on lap steel, Tony on standup bass) 17. Blowin' In The Wind (Bob on keyboard then center stage on harp, Donnie on violin) 【感想】 今日は、午前は仕事。 無事に午後は休みを取り、一旦京都へ。そしてZepp Tokyoに直行したのですが。 やっぱり関西から出てくると、なんだかんだ言って結構時間がかかりますね。 会場に着いたのは開演ギリギリの18:50頃でした。 その頃には、既に会場は満員。私はBブロックだったので、かなり後ろの方(というか、一番後ろの段差前だから、丁度、PA後方付近) 後ろも後ろです。 ここまでのライヴはすべてボブの顔がよく見える位置でしたが、今回は全く見えない(チラッと見える程度)という状態。 客電が消え、1曲目の"Leopard-Skin Pill-Box Hat"、2曲目の"Lay, Lady, Lay"が演奏された時も全くステージが見えず、チラッとステュが見えたぐらい。 ボブが見えないもんだから、心の中で思わず「お前はいいんだよっ!ステュ!」と叫んでしまった。。ステュよスマン。 しっかし、AブロックもBブロックも同じ値段で購入した席だぞ!?これ、価格差つけるべきじゃないのか?と思わず愚痴りたくなるぐらいに見えない。 そう思い、思わず周囲を見た時に、オヤッと思いました。 周囲にも、同じようにステージが殆ど見えない人が沢山。しかしそんな中でも楽しくリズムを取ったり、一生懸命にディラン〜!と声援を送るお客さんがかなりいたのです。(勿論、「見えね〜よ……」とガックリしてる人もいましたが) 多分、中には今日しか見れない人もいるわけで。その1回すら顔もろくに見えない場所だとしても、会場に響くあの声と演奏に必死に声援を送り、一緒にノッているお客さんも沢山いるということに感動。 こうなったら、後方で、ボブのライヴを楽しむしかないっ!ってなわけで腹をくくった3曲目は"Just Like Tom Thumb's Blues"! お〜!親指トム出た〜!ステージ上はよく分かりませんが、今回初出です!オリジナルと同じイントロ。 ドニーのスティール・ギターの音色が全般に渡って味付けしているのは、"Just Like A Woman"と同様。 この曲では、チャーリーも前面に出ることなく、伴奏の和やかなムードを前面に押し出している印象。 ボブも結構普通に歌っていましたが、後半のブルーズハープは、ベンディングもしつつ表現力あふれる好演奏。 次の"Every Grain Of Sand"では、少しだけボブの姿が見えました!多分、黒のハットにインナーは緑のシャツを着ていたと思う。 今回のアレンジは、とてもブルージー。他の曲もそうですが、しっかりとした音の土台があって、その上で上手くインプロビゼーション(ボブのブルーズハープであり、キーボードであり、時にそれはチャーリーのギターだったりします)をしている。 それは、スローなこの曲でも一緒。後半で、ヴォーカルとブルーズハープの交互演奏もありましたが、この奏法(歌い方?)は、大阪で見た"Memphis Blues Again"が一番衝撃的でした。あの時は、ボブよ、そこまでやるか!!感が半端じゃなかった。 しっとりとした後は、"Love & Theft"から"Summer Days"、"Sugar Baby"、"Tweedle Dee & Tweedle Dum"、そして"Make You Feel My Love"をはさんで"Honest With Me"、"Po' Boy"と5曲も! 今ツアー、"Love & Theft"からの曲がとても多いのは、本人も気に入っているからなのでしょう。 "Modern Times"がリリースされた時、実際に発売された音(音質)が満足のいかないものだったという本人のコメントがありましたが、"Love & Theft"はその面でもお気に入りなのかな? 60年代の曲も楽しみにしているファンもいるからか、"Highway 61 Revisited"の時は、一気に歓声が起こっていました。 その後は大阪以来の"I Feel A Change Comin' On"ですが、これはあまり印象には残らず。 "Thunder On The Mountain"からはいつも通りのセットリスト。でもどれも良いんだよな〜と思いながら聴いていた(そして一緒に口ずさんでいた)中、"Jolene"が終わると、ボブの"Thank you friends!"の掛け声が少し遅い。 あれ?いつもとチョット違う。と思う中、メンバー紹介の後、ボブが演奏したのは!! リラックスしたムードになった"Blowin' in the wind"!!! 出た〜!遂にアンコールナンバーにも変化が出ました!どちらかといえばスティービー・ワンダーが30周年コンサートで演ったようなアレンジに近い、緩い感じでの"Blowin' in the wind"に場内大歓声。 最後の最後で、今日のライヴ最大のハイライトを作ってくれました! ただ、今回は"All Along The Watchtower"も無茶苦茶良いだけに、聴けないのはチト残念。 できれば、"Thunder On The Mountain"の代わりに"Watchtower"にしてくれると丁度良いのだけど。 というわけで、後ろの方から見た今日の公演。 負け惜しみではないですが(いや、負け惜しみかも)、複数公演行っている方は、1公演ぐらいはこういう後ろの方の席で見ると良いかも。自分たちが前方で見ている時にも、後ろの席で一生懸命声援を送っている人もいるんだ、ということが分かります。 残すはあと2公演。寂しい気もしますが残り2公演は整理番号が良いので、引き続きボブの姿を見たいと思います! |
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