Mr.Win's Room

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Bob Dylan

 

Zepp Tokyo 2010年3月21日

-setlist-
1. Watching The River Flow (Bob on keyboard, Donnie on lap steel)
2. Don't Think Twice, It's All Right (Bob on guitar, Donnie on lap steel, Tony on standup bass)
3. I'll Be Your Baby Tonight (Bob on guitar, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar)
4. Sugar Baby (Bob on keyboard and harp, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar, Tony on standup bass)
5. Tweedle Dee & Tweedle Dum (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel)
6. Shelter From The Storm (Bob on keyboard and harp, Donnie on pedal steel, Stu on acoustic guitar, Tony on standup bass)
7. Summer Days (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel, Tony on standup bass)
8. Tryin' To Get To Heaven (Bob on keyboard and harp, Donnie on pedal steel)
9. Cold Irons Bound (Bob center stage on harp, Donnie on lap steel)
10. Mr. Tambourine Man (Bob on keyboard, Donnie on lap steel, Stu on acoustic guitar, Tony on standup bass)
11. Highway 61 Revisited (Bob on keyboard, Donnie on lap steel)
12. Not Dark Yet (Bob center stage on harp, Donnie on lap steel)
13. Thunder On The Mountain (Bob on keyboard, Donnie on lap steel, Stu on acoustic guitar)
14. Ballad Of A Thin Man (Bob center stage on harp, Donnie on lap steel)

(encore)
15. Like A Rolling Stone (Bob on keyboard, Donnie on pedal steel)
16. Jolene (Bob on keyboard, Donnie on lap steel, Tony on standup bass)
17. All Along The Watchtower (Bob on keyboard, Donnie on lap steel)

【感想】
名古屋公演が終わりいよいよ東京初日。
インターネットの情報などによると、ボブとバンドは名古屋2日目の公演を終えた後、その日のうちに品川に降り立ち、何人かのファンにはサインをしたり声掛けにも笑顔で答えた模様。
整理番号が悪かったこともあり、今日はゆったりと会場入りしましたが、Aブロック、Bブロックと分けているだけあって大阪、名古屋よりも人は多かったです。
グッズは既に買っているので(帰りに、限定ポスターだけ買った)、すぐに入場・ポジション決め。今日はスタンディングの段差ボブ側最前列付近から観ました。
さぁ、あと20分ほどでライヴが始まり!というわけで、携帯電話の電源を切ろうとしたところ、どうやら電波が届いていないことに気付きました。
大阪、名古屋は会場内でも電波が届いていましたが、東京に行かれる方は、待ち合わせの電話は会場外でお早目に(まぁ、これは言うまでもない当たり前のマナーなんですが。。)
ところで、名古屋の2日目から、公演前に流れている音楽が変わりましたね。なんか有線放送っぽいやつなのですが、名古屋2日目と今日は同じ内容が流れていました。あれは、何なんだろう?ボブの趣味ではないと思うけど。

さて、そんなことを考えているうちに、客電が消え東京のステージにボブが登場!注目の1曲目は"Watching The River Flow"!大阪初日と一緒です。
私の周囲のお客さんは、年齢層が高めな割にかなりノッていて嬉しかったです。
名古屋2日目に、2F席でノレなかった分も、今日は弾けたかったので、このムードは大歓迎。
もっとも会場全体で見ると、最初の曲ということで歓声はあったのですが、大歓声とまでは到らなかったのは、若干マイナーな曲だからでしょうか?
一応、"Greatest Hits"の第2集でも1曲目なんですけどね。(個人的には、初めて聴いたディランの曲なので、思い入れがあります)
ヴォーカルも良好で、移動の疲れは見えず、ゴキゲンなボブ。

続く2曲目は、"Don't Think Twice, It's All Right"。
今度は有名曲だからか、歓声もひときわ大きくなります。今回もボブはエレクトリックギターを手に演奏しており、アコースティック・ボブは今日も見られず。う〜ん、1度ぐらいはアコギ・ソロも聴きたいけどな〜。
今回のボブは、キーボード主体ということもあるのですが、2001年程、同じ曲の楽器演奏に日毎の差異が感じられない点はチョット残念。(まぁ、これは個々人の好み次第だと思います)
ただし、ヴォーカルやブルーズハープは別。この曲でもヴォーカルは微妙にニュアンスが違うんですよね。"Don't think twice, it's a~~~lright"の~~~の伸ばし方とか。

3曲目は"I'll Be Your Baby Tonight"。これももうお馴染みです。
ステュのアコースティック・リズム・ギターとドニーのペダル・スチール。盤石のバックに支えられてボブもメロディー通りに……なわけがない(笑)
メロディー自体は崩していませんが、"I'll be your baby tonight"の部分は、かなり早めに歌ってます。その後、何気にニヤッとした顔をしていたような。まさにトーキング・スタイル。ちなみに私、この曲はノラ・ジョーンズのピアノ主体のカバーも好きです。
この曲が終わった後に、父娘で来ていたお客さんが「パパ、今の曲、良かったね〜」「じゃあ、家に帰ったらCDを聴かせてあげよう」と言っていたのが微笑ましかったです。

続く"Sugar Baby"は2公演連続の登場!スローな曲調に会場も一旦和みモード。
ボブがブルーズハープを吹くと歓声が上がっていました。

続く"Tweedle Dee & Tweedle Dum"からは、今ツアーを盛り上げてきた楽曲が怒涛の如く登場!
Tweedle Dee & Tweedle Dum"はボブのキーボードのフレーズも増え、裏返るスレスレまで声を張る熱演。

そして"Shelter From The Storm"は、回を重ねるごとに洗練された演奏に。
"Summer Days"はスタジオよりもライヴ向きの曲だということを再確認させてくれる出来。
"Tryin' To Get To Heaven"は温かみのある美しさを。そして"Cold Irons Bound"はスリリングな魔法をまたしてもかけてくれました。

しかし今日のハイライトは何といってもこの次!
ドニーのラップ・スチールが手慣らしし、ジョージのカウントに導かれて耳慣れたイントロから歌われたのは"Hey~~Mr. Tambourine Man play a song for me♪"
出た〜〜〜!今来日公演で初めて"Mr. Tambourine Man"登場です!
これはもうじっくりと聴き入ってしまいました。途中からは一語一語切るかのような歌い方をしていて、これは他の公演でも見られた傾向。

"Highway 61 Revisited"が始まると、あぁ、もう後半かぁ〜、と思ってしまうのもここ数日間通り。
ちなみに今日の"Highway 61"の後の日替わり曲は、"Not Dark Yet"でした。
"Thunder On The Mountain"は東京初日ということもあって、インプロビゼーションも長め。
"Like A Rolling Stone"の時も途中で一語一語切るように歌っていたので、この手法は残りの公演でも聴けそうです。

それから、"All Along The Watchtowe"ですが、今日の立ち位置だと、ジョージの最初のドラムが若干遠めに聴こえました。
やはり大阪や名古屋に比べて、東京の方が広いからでしょうか。大変ですがなるべく前の方で観た方が東京は盛り上がれそうです。
私は、明後日からの3公演は観れないのですが、多分、初登場曲もあるんだろうなぁ……。
聴きたいな〜……と思いながら、その足で京都に帰ったのでした。
さぁ、次に私が参加するのは金曜日。火、水、木の間は、とりあえずセットリストの紹介と、今回のグッズやバンド・メンバー関連の話などしてテンションを持続したいと思います。


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