Mr.Win's Room

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Eric Clapton

 

Japan Tour 2009
大阪城ホール 2009年2月12日(木)

-setlist-
1. Hoochie Coochie Man
2. Key To The Highway
3. I Shot The Sheriff
4. Isn't It A Pity
5. Tell The Truth
6. Why Does Love Got To Be So Sad
7. Drifitn'
8. Travelin' Alone
9. That's Alright
10. Motherless Child
11. Running On Faith
12. Motherless Children
13. Little Queen Of Spades
14. Everything's Gonna Be Alright
15. Wonderful Tonight
16. Layla
17. Cocaine
18. Crossroads


【感想】
数年ごとに行われるクラプトンの来日公演。
それは本人が「大規模ツアー引退」だのなんだの言っても変わらず継続される恒例行事です(笑)
そして、私が毎回行っては、大好きな"My Father's Eyes"を期待しつつ裏切られるのも恒例行事です(涙)
今年もそんな季節がやってまいりました。

今回は当日券狙いで大阪初日に行ってきました。そう早く行ったわけではないのですが、手前側のサイド席を確保。
まずはグッズ売り場でパンフレットと6枚入りのピックを購入。パンフレットはクラプトンのギター・ヒストリーみたいな内容でした。

ライヴは"Hoochie Coochie Man"でスタート。初日ですが1曲目から声が出ており、まだまだ年齢には負けないところを見せてくれます。
以前はオープニングで演奏されていた"Key To The Highway"は2曲目で登場。それに"I Shot The Sheriff"とお馴染みのナンバーが続き、観客のノリも良い感じです。
驚いたのはその次。亡き盟友、ジョージ・ハリスンの"Isn't It A Pity"が演奏されました!
かつてジョージが亡くなった際も来日公演中でしたが、その時は、特にコメントはせず。それだけ深い仲だったし、ジョージの曲を演奏するなんていうベタな演出もしたくなかったのだと思いますが(そもそも"Badge"が元々セットリストに入っていたし)、それなりに時が経った今、好きな1曲として亡き盟友の曲を演られると、それはそれで感慨深いものが。

ライヴ中盤の曲はデレク&ドミノス時代も多く、殆どがクラプトン流のアコースティック・ブルーズといった趣。
黒人ブルーズマンの太いヴォーカルに比べると細く、まろやかですが、それはそれで良い感じ。
クラプトンというとギタリストの印象が強いですが、ヴォーカリストとしても上手い。

ただ、選曲は前回の来日公演の方が良かったなぁ。"Holy Mother"とか演ってたし。
そして何より今回も"My Father's Eyes"が演奏されなかったのが残念。本人は「"Tears In Heaven"と"My Father's Eyes"はもう演らない」とか言っているみたいなんですが、1度で良いから演って欲しい。

この日の聴きどころは"Layla"。
なんとあのクラプトンが、何万回と弾いたであろう"Layla"のイントロをトチるというレア場面が観れました。


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