Mr.Win's Room

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Blondie

なんばHATCH 2006年9月6日

-setlist-
1. Call Me
2. Dreaming
3. Hanging On The Telephone
4. Will Anything Happen
5. Atomic
6. Good Boys
7. Maria
8. More Than This (Roxy Music)
9. The Tide Is High
10. Screaming Skin Disc
11. Dog Star Girl
12. Rifle Range
13. In The Flesh
14. Rapture
15. One Way Or Another

-encore-
16. Magic
17. Please Please Me (The Beatles)
18. Heart Of Glass



【感想】
このライヴがあったのは2006年。6年経った2012年9月、ひょんなことからこの日の音源を聴く機会があったので思い出しつつ感想を書きます。

私が初めてBlondieを意識したのはDVD"Punks Attitude"です。
白黒映像で歌うデビー・ハリーのインパクトが強く、"Heat Of Glass"や"The Tide Is High"を歌っているのと同じグループだと知った時は随分と驚きました。
2006年当時は"Parallel Lines"とベスト盤1枚しか聴いていませんでしたが、初期のパンク風味な曲は結構気に入っており、その後のポップ路線もCMなどで耳に馴染んだ曲があったため好きでした。
そんな折に知った来日公演。"フェアウェル・ツアー"と銘打っていたので、ラストかもしれないと思い行きました。
なんばHATCHに着き、パンフレットを買い、スタンディング10列目ぐらいに位置取りしてさぁライヴスタート!

オープニングはNo.1ヒットの"Call Me"から始まり、"Dreaming"("Eat to the beat")〜"Hanging On The Telephone"("Parallel Lines")〜"Will Anything Happen"("Parallel Lines")とアップテンポな曲が続きます。

個人的に特に嬉しかったのは"Hanging On The Telephone"!
この曲、Blondieの中でもトップ3に入るぐらい好きなので嬉しかった!!
すっかりおばさんでお腹も出ているデビー・ハリーのヴォーカルは年相応に枯れ老けているのですが、ステージの前の方にせり出して歌う姿には、疾走感がありロックしてました。
ここまでがまずロック・バンドとしてのBlondie。

そして続く"Atomic"("Eat to the beat")、"Good Boys"はディスコ・バンドとしてのBlondie("Curse of Blondie")。
"Maria"で再びロックした後に演奏されたのが"More Than This"
当時、ロキシー・ミュージックは未聴だったので、何の曲だか分からなかったのですが、今聴き返してみるといいなぁ。
この曲、ロキシーのオリジナルは勿論好きですが、ノラ・ジョーンズのジャジーなカヴァーも好きです。
そしてBlondieはオリジナルに近いカヴァーでした。

続いて"The Tide Is High"("Autoamerican")!代表曲ですが、"Hanging On The Telephone"と同じグループの曲だというのは今だにビックリします。

"Screaming Skin"("No Exit")に続いて演奏された"Dog Star Girl"は、デビーのソロ作"Debravation"から。
デビュー作からの"Rifle Range"、76年のシングル"In The Flesh"と初期の曲が続いて、"Rapture"("Autoamerican")ではクリス・ステインのギター・ソロもあり、"One Way or Another"("Parallel Lines ")で本編終了。

"Parallel Lines"から"Hanging On The Telephone"、"Will Anything Happen""One Way or Another"と3曲も登場し、"Call Me"、"Dreaming"、"The Tide Is High"などベスト盤で聴いていた曲も分かったので、思っていた以上にノレたのを覚えています。

アンコールは、"Magic"("Curse of Blondie")からでしたが、Beatlesのカヴァー"Please Please Me"が登場した時は熱狂したし、ラストの"Heart Of Glass"は言わずもがな。
ロック・ナンバーが多く演奏され、観客席もかなりヒートしていたこと、思った以上にデビー・ハリーが歌えていたことが印象的なライヴでした。あと、会場で見かけたデビーそっくりな金髪+化粧のおばちゃんファンもインパクトがあったなぁ。


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