Mr.Win's Room

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Brian Wilson

 

中野サンプラザ 2005年1月30日
東京国際フォーラム 2005年1月31日
大阪厚生年金会館 2005年2月3日
HMV渋谷店&タワーレコード渋谷店サイン会 2005年1月29日

-setlist-
第一部
1. Surfer Girl
2. Wendy
3. Add Some Music To Your Day
4. Good To My Baby
5. Please Let Me Wonder
<※Low, Low, Low Your Boat>
6. Drive In
7. And Your Dream Comes True
8. You're Welcome
9. Sloop John B
10. Desert Drive
11. Dance Dance Dance
12-1. You Are So Good To Me
12-2. Don't Worry Baby
12-3. Hawaii
13. California Girls
14. God Only Knows
15. Forever
16-1. Soul Searchin'
16-2. Good Timin'
17. I Get Around
18. Sail On Sailor
19. Marcella
(休憩)

第二部
20. Our Prayer/Gee
21. Heroes And Villains
22. Roll Plymouth Rock
23. Barnyard
24. Old Master Painter/You Are My Sunshine
25. Cabin Essence
26. Wonderful
27. Song For Children
28. Child Is Father Of The Man
29. Surf's Up
30. I'm In Great Shape/I Wanna Be Around/Workshop
31. Vega-Tables
32. On A Holiday
33. Wind Chimes
34. Mrs. O'Leary's Cow
35. In Blue Hawaii
36. Good Vibrations

(encore)
37. Do It Again
38. Help Me Rhonda
39. Barbara Ann
40. Surfin' U.S.A.
41. Fun Fun Fun

(encore2)
42. Love and Mercy


【感想】
2005年2月12日午後8時30分より、"SMiLE Tour感想言い合いチャット 第二部"と題して、感動の2005年来日公演の模様について夜通し話しました。

参加者:KAZZさん、marbeatさん、takaさん、ちびさん、鰐部知範さん、木戸涼(進行)

16-1. Soul Searchin'

marbeat :中野では唯一、ソウル・サーチンもありましたね。自分は(東京2日目以降)グッド・タイミンのイントロを聴いて嬉しい反面、もう一度ソウル・サーチンも聴きたい!って切に思いました。ソウル・サーチンは胸に染みました・・。

木戸 :同じく。"Soul Searchin'"が演奏されなくなると、"Gettin' in Over My Head"がどうしても印象薄くなっちゃうし。 "Soul Searchin'"では、ブライアンが胸に手をやって、それを解放して・・みたいなジェスチャーをしていましたね。

marbeat :あの時、気持ちが曲の内容と重なって、もう何と言っていいか。。個人的に東京公演2daysのベスト・オブ・ベストだったですよ。

木戸 :サックス・ソロも格好良かったですね。

marbeat :はい、全体的にヘヴィなアレンジになってるのもカッコよかったです。

木戸 :あ、中野の時は、marbeatさん、最前列ですよね! それでこの曲は、迫力あるでしょう。>へヴィなアレンジ

marbeat :はい、あの瞬間は忘れられません・・。後半のスマイル・セットのこともすっかり忘れて、感動しきってました。・・って、言ってる自分で意味不明。^^;

木戸 :これは僕の勝手な印象なんですが、"Soul Searchin'"と"Sail on Sailor"って、雰囲気が似てるじゃないですか。外れた理由はそれかな〜と思ってるんですが・・どうなんでしょうねぇ

marbeat :確かにどちらもエモーショナルな作品ですからねぇ。フォーエヴァーから最後のマーセラまでの流れは、まさにブライアン好みの選曲だって思いました。

木戸 :あの流れ、SMiLE部分と同じぐらい魅力的だからなぁ。そういえば、ソロモン・バークも歌ってましたよね?この曲。

marbeat :はい、ぜひ聴いてみたいです。ソウル・サーチンはホントいい曲です♪自分はこれがBBのラスト・シングルだったら・・とよく思ってました。

木戸 :他には、何か、ステージ上で気になる部分とかありましたか?>"Soul Searchin'"

marbeat :それがですね、ステージのアクションには記憶がないんです。^^; 舞台に近すぎて、全体が見えなかったせいもあるかな。音楽に聴き惚れて目を閉じたりもしてました。

木戸 :贅沢な悩みだ〜!(笑)>舞台に近すぎて

marbeat :なんのための最前列でしょうね。(笑)

taka :Soul Searchin' 名古屋ではやりませんでしたね〜 でもその代わりが・・・


16-2. Good Timin'

marbeat :グ〜・グ〜ッド・タイミン♪

木戸 :"Good Timin'"は、素晴らしかったですね!これは個人的にハイライトの1つでした!僕は中野が終わった時点で、この曲は聴けないとあきらめていたので・・。その分、国際フォーラムで狂喜しました。

taka :自分にとってはGood Timin'は非常に意味がある曲で。初めてBBを意識して聴いた曲です。

marbeat :takaさんが最初に好きになったBBソングなんですよね。>グッド・タイミン

taka :初めてBBのアルバムを買ったんです>L.A. もうあれから25年前になるんですよ>あのころは若かった。。。

marbeat :L.A.は79年にリアルタイムでレコードを見ていたのですが、なんかジャケットでひいてしまって。今、思えば愚かでした・・。

木戸 :生の"Good Timin'"はどうでしたか?>takaさん

taka :そうですね〜 元はCarlの曲でしたから

鰐部知範 :僕は、ジェフが、かつてブライアンが歌っていた掛け合いのパートを歌っていたのが印象的でした。もともと75年には完成していた曲ですね。 ワニベメモによると、マーテンスのフルートと、プロビンのダンエレクトロ12弦ギターの音が心地よかった、と書いてあります。

marbeat :あの掛け合いのパート、いいんですよねぇ。なんとなくゴーイン・オンを連想してしまいます。

鰐部知範 :ただ、カールは歌いながら、1小節6ストロークしていたのですが、プロビンは普通に4ストロークでしたね。4/4拍子なのに6回カッティングするなんて、ちょっと難しいですよ。

KAZZ :12/8で刻むか1/4で刻むかの違いですね

marbeat :ブライアンの唄い方はここでも魂がこもっていました。

ちび :ピアノなら3連符2回ですか?ほんと籠ってましたね、魂

鰐部知範 :BBのスタジオ・ヴァージョンをよく聴けば分かります。もっと分かりやすく確認できるのが"A CELEBRATION CONCERT"DVDですね。

marbeat :カールやビーチ・ボーイズのイメージが無茶苦茶、浮かんだ瞬間だったです。この時、ブライアンは何を考えていたのかな。

木戸 :"Forever"がデニスで、"Good Timin'"がカールに捧げる曲という印象が強かったです。

ちび :そうですね!あ、Foreverが始まりました。やっぱり兄弟を思い出したのではないでしょうか。

marbeat :今度のスマイルもデニスとカールだけには感謝のクレジットを捧げていましたね。

鰐部知範 :マイクの貢献もかなりのものだったのに・・・>オリジナル"SMiLE"

鰐部知範 :ブライアンが客寄せパンダだったころの曲だし、BBでの初来日で歌った曲でもあるし・・・

木戸 :ジェスチャーではどんなことやってましたか?>ブライアン

ちび :それがあんまりアクションしてなかったような

KAZZ :ガチョーンの引きだけみたいなハンドアクション

鰐部知範 :もちろんアルも"Vega-Tables"でリードだったし。

ちび :ガチョーンですか^^)

marbeat :そうですね。自分はマイクのヴォーカルは最高の肝の一つだと思ってました。

KAZZ :そう、谷啓のガチョーン。それの引きだけみたいなアクション


17. I Get Around

木戸 :次は、"I Get Around"でしたね。

KAZZ :僕は「Get Around」がアンコールじゃなかったのが意外でした。

鰐部知範 :じっくり聴かせたいのでしょうね。ニックのジャズマスターがうなっていました。ジェフは赤いES355を弾いてましたね。プロビンは先回と同じ、G&LのASAT-TLです。

marbeat :グッド・タイミンからアイ・ゲット・アラウンドになると、まさに目がまわる感じ。180度、ムードが変わっちゃった。

ちび :フォーラムではこの曲のジェフの声があれれ〜だと思ったのですが。どうして?

木戸 :本当は、ここで立たせたかったんじゃないかな、と思ったんですけど、立ってませんでしたねぇ。

marbeat :そうだったのか。でも、グッド・タイミンまでの余韻が続いていたからなぁ。

taka :実はI Get Around の印象が薄いんです。自分にとってはGood Timin’とSail On Sailorの間に入っていたので。

ちび :私も今回は薄い>takaさん

marbeat :ちょっと曲の立場的な意味で、軽い感じの印象があったです。。

鰐部知範 :BBの初のNo.1ヒットなので、ブライアンにとっても思い入れの強い曲ということで、外せないのでしょう。

ちび :そういえば1部って立ちましたっけ?

taka :自分にとってはGood Timin’とSail On Sailorの間に入って

木戸 :僕は1度もたちませんでした>一部<でも、"Pet Sounds Tour"の時は一部の後半でも立っていたような・・。

ちび :そうですよね・・・Petのときは立ったような。盛り上がりは今回のほうがすごいけど>木戸さん

鰐部知範 :正直言って、やはり1部では"GETTIN'"の曲をもっとやってほしかったです。

木戸 :今回、初めて見に来る人もいるから抜けないのは分かるけど、個人的には"Good Timin'"〜"Soul Searchin'"-"Sail On Sailor"の流れも面白かったかなぁ。

taka :同感ですね>涼さん

鰐部知範 :僕も印象が薄い・・・ブリストルのDVDで再確認します。

taka :でも贅沢ですね NO1ソングなのに(苦笑

木戸 :それだけ名曲が溢れてるということで(笑)>takaさん

ちび :次の2曲のすごさにかすんでしまったかも(確かに贅沢)


18. Sail On Sailor

鰐部知範 :ということでそろそろ、"Sail On Sailor"いきましょうか?BBのライヴでも、何度か外されてはいますが、ずっと年代をまたがって演奏されてきた曲です。

marbeat :この曲もブライアン・ライヴでは定番になりましたね。

鰐部知範 :マイク&ブルース組やアル組もやってますしね。マーテンスのオルガンプレイが印象的でした。しかも、キーボードでは一番目立っていたような・・・ 前回も演奏していた曲でしたが、マーテンスは何をやってたかな? ミルウォーキー公演のビデオで確認してみます

KAZZ :「Pet Sounds」ツアーでもポール・マーテンスはキーボードでしたよ

鰐部知範 :ありがとうございます>KAZZさん

marbeat :大阪ではブライアンの声がかすれていて、さらに迫力があったとか。

ちび :かすれてボリュームがあったですね

taka :コブシを振り上げて歌える曲です

鰐部知範 :大阪公演では終わった後、ブライアンが「アウー」と何度も言ってましたね。

marbeat :そうそう、セイル・オン・セイラーはマイクのフェイバリット・ソングでしたね!

ちび :あのアウーは何ですか?

木戸 :あのアウーなんですけど、観客が奇声を上げたので、それに応えたと思ったんですが・・・違ったのかな?

marbeat :歓喜のおたけびでしょう。(^^)

鰐部知範 :"How loud can you yell!"の代わりかな?>アウー

KAZZ :喉が痛かったから、発声練習みたいなものかと

鰐部知範 :今回は一度も"How loud can you yell!"やってないし。

ちび :へ〜いって答えてほしかったかも

KAZZ :everybody stand up(or sit down)もやってなかったですね

ちび :やってほしかったなあ、立ちたかった

鰐部知範 :それは結局、99年ツアーだけでしたね。>everybody stand up(or sit down)

KAZZ :僕のレポートによると、2002年の初日に「Help Me, Rhonda」の前に“everybody stand up”って言ってますね。2002年は二日目の「Marcella」の前に“everybody stand up”って言ってました

ちび :2002年、stand up 覚えてます

鰐部知範 :そうでしたか。ありがとうございます。>KAZZさん もう1度ブートを聴き直してみますか。

鰐部知範 :でも"sit down"は2002年公演でありましたっけ?

KAZZ :2002年は名古屋公演の「Help Me, Rhonda」の前で、“Everybody still stand up,don't sit down”って言ってますね


19. Marcella

鰐部知範 :そして第1部ラストの"Marcella"へと続く、と・・・

木戸 :"Marcella"は、キーボードをちゃんと弾いてましたね<あと、テイラー・ミルズさんの独壇場だった

ちび :あのピアノはほんとに弾いてましたか?大阪はあやしいです

鰐部知範 :ダリアンが一緒に弾いてましたね。

木戸 :あれ、ダリアンだったんですか。僕は中野で本人だと思い、その後もそう信じてて(笑)

ちび :東京では本人だけだと思ってました。一緒にでもいいや!

marbeat :ただ、あの演奏はとてもブライアンのタッチに似ていましたね。

ちび :あの演奏、東京は本人のタッチだと思います

marbeat :まるでブライアンのピアノ・ルームに招待されたみたいでした。

ちび :涙でそうでした>ピアノルーム

木戸 :←(大阪公演では、ブライアンとテイラーさんの方ばっか観てた奴(^^;))

鰐部知範 :ブライアンとテイラーだけに照明が当たっていて、ダリアンの様子は分かり辛かったですが。

鰐部知範 :あと、あのイントロは、おそらくスコットの移動&ギター・セッティングのための時間稼ぎかと思います。"Blue Moon"という古い曲のイントロだという説もありますが。

marbeat :あれを聞くとバックバンドなしで、ブライアン一人の弾き語りライヴが見たいと思ったなぁ。どんなに演奏を失敗しても、唄が途切れてもいいから。

ちび :弾き語りライブ・・・絶対みたい

marbeat :やってくれたら、スマイルより感動しそうです☆

ちび :同感。うーん、とりあえずサーフの弾き語りもう一度見ようっと。

鰐部知範 :66年の"Surf's Up"弾き語り映像、アテレコらしいですよ。

木戸 :あ、そういえば、スコットのギターも迫力あったなぁ>Mercella

鰐部知範 :そうそう、あのLes Paul Special with Humbuckers! ”Marcella hey!”というスコットの合いの手も、迫力ありましたね。

鰐部知範 :2002年でも演奏されましたが、あの時は黒いストラトでした。

木戸 :あと、大阪ではかなりアクションも激しかったですよね>スコットのギター

ちび :大阪のあの曲はみんな行っちゃってました

鰐部知範 :ブライアンは99年の"Be My Baby"と同じく、演奏の途中で退場しましたね。

ちび :退場のとき、手あげてました?(書いときながら自信なし)

木戸 :う・・・どうでしたっけ?>KAZZさん<ブライアンの退場の時の手

KAZZ :あぶん手挙げてた気がする

taka :一回キーボードの前で両手をあげて>あれ?なんかのDVDで見たんだっけ???

ちび :どうもです>KAZさん、takaさん

marbeat :中野サンプラザでは、退場の途中で何かに足をとられて転びそうになってた。>ブライアン

taka :走って行っちゃったような〜>名古屋

鰐部知範 :"Marcella"の主役は、完全にスコットだったような気がします。

木戸 :いやいや、テイラーさんのヴォーカルの力強さも凄かったですよ>鰐部さん<最後のマーセーラッ!ってやつです。

鰐部知範 :テイラーはソロ・アルバムを出していないようですが、是非出してほしいです。セッション・ワークは多いようですが。

KAZZ :ところでテイラーって、メンバー紹介の時に“ミス”って言われてたけど、離婚したんですか?

鰐部知範 :いや、ジェフはMs.と言っているように聴こえました。

鰐部知範 :バックステージに貼ってあった紙にも"Ms. Taylor Mills"とあったし。

鰐部知範 :テイラーは、ブライアン・バンドの初代ドラマーにして、STYXのメンバー、トッド・サッチャーマンの奥様なのです。

木戸 :あれは、Msだったんですね。夫婦仲円満で何よりです。

鰐部知範 :ブライアンはハインズよりサッチャーマンの方を買っていて、"GETTIN'−"では全面的に起用していますね。

marbeat :それとプロビンも頑張ってましたね。エンディングには最高のナンバーでした。

KAZZ :プロビンのスライドギターも忘れないで

鰐部知範 :名古屋では手抜きなソロを弾いてましたが、東京・大阪ではきちんとソロを弾いてましたね。>プロビン ここでもG&Lでした。

鰐部知範 :大阪公演では、ジェフリーがヴィブラフォンのところに来て、ダリアンの頭の後ろで、マレットを触覚のように掲げてたのが面白かったです。

ちび :ブライアンのボーカルも凄かったと思いますが・・・大阪でも(欲目?)


第二部-SMiLE-

20-1. Our Prayer

木戸 :さて、では、そろそろ第二部、いきますか!?

marbeat :らじゃー。

taka :いよいよですね

鰐部知範 :ようやく"SMILE"の話ができる!! まずは"Our Prayer"ですね。

marbeat :2002年の時は幻想的なライティングが印象的だった曲。

ちび :Our playerはスタジオでもブライアンは歌わないんですか?

鰐部知範 :ちびさん、PlayerじゃなくてPrayer(プレア 【祈り】)ですよ。

ちび :失礼しました。ずっと思い込んでました、音楽をプレイするんだって

marbeat :最初のアコースティック・パートと自然につながってるなと思いました。>ステージ第一部、前半の流れと。

鰐部知範 :バックの太陽の照明が効果的でした。

taka :そうですね あのバックの太陽が変化していって〜 taka :最後にSMiLEと

marbeat :待って待って、遂にこの時が来た〜って感じ!


20-2. Gee

鰐部知範 :そして"Gee"へとつながります。

木戸 :Geeになって、あぁ、本当に"SMiLE"だよ、という実感がありました。

鰐部知範 :健太さんのレポート通り、口に手をあてて、ラジオノイズを再現しています。

marbeat :Geeパートは短いですが、オリジナルのビーチ・ボーイズ・バージョンが圧倒的に素晴らしかったなぁ。

鰐部知範 :ブライアンはBBヴァージョンと同じ"Ba ba babababa"を歌ってましたね。

ちび :ブライアンはちょこっとBBしたかったのかな bababa

marbeat :ここでは、あえて軽くアレンジされたという感じ・・。

鰐部知範 :そしてトロンボーンのソロ!

marbeat :あえてビーチ・ボーイズに勝負は挑むまい・・みたいな。

taka :トロンボーンソロはトラブルがあったという話があって、緊張していたんですが名古屋ではOKで>よくやった〜!!って

marbeat :中野ではトチってましたね。トロンボーン。

ちび :きっとお客が冷や汗かきました中野

木戸 :中野では、裏返ったような音に(^^;)正直、ずっこけた(笑)

鰐部知範 :あのソロは、SS&Hの新加入メンバー、Mikael Appelgren が吹いてました。中野でのチョンボは伝説になりました。

KAZZ :初日以外はちゃんと吹けてヤレヤレ>Mikaelさん

鰐部知範 :スコットの話では、全体リハーサルは当日に少しやっただけらしいです。

taka :そうなんですか


21. Heroes & Villains

鰐部知範 :そして"H&V"本編へと。

marbeat :一音ちがっただけで、こんな感じだから、逆にどれだけ演奏が完璧だったかという証拠ですね。クラシックのコンサートのような緊張感でした。

ちび :ロックオペラですから

鰐部知範 :ジェフリーとニックの使っていたアコースティック・ギター、ギブソンJ-200には、ネックに"SMiLE"のインレイが刻まれてましたね。パンフでも確認できます。

鰐部知範 :ツアーパンフでは面白いことに、ジェフリーの写真が、術後差し替えられたのですよ。

ちび :いつからあんなに痩せたのでしょう?

鰐部知範 :ジェフリーが手術を受けたのは、8月のヨーロッパ・ツアー終了後です。BBFUN WEBSITEにも書きましたよ。

ちび :そうですよね。でも10月のアメリカではそれほど変わらなかったような(太り方)

KAZZ :今、国際フォーラムの音源聴いてるんですが、「H&V」の終わりころでトランペットが音外してますね。初日のトロンボーンほどじゃないですが

鰐部知範 :国際フォーラムの音源、まだ全部聴いてないので、また聴いてみます。

ちび :国際フォーラム、今聞いてますが気づきませんでした(ううう) それにしても4枚組みブート最高でした(爆)Kazさんありがとうございます

鰐部知範 :ネルソンの忙しいパーカッション・プレイが印象的でしたね。

KAZZ :4分20秒くらいのところで、音外れますね

鰐部知範 :あと"You're under arrest!"の前の"wowowo−"というコーラスが省かれました。ニックに大阪できいたところによると、「難しいので外した」のだそうです。逆にニックには「BBヴァージョンで"You're under arrest!""と叫んでるのは誰?」質問されました(笑) 答えは「レココレ」"SMiLE"特集号の私の文章内にあります。

木戸 :ジーン・ガディさんですね>鰐部さん

鰐部知範 :そうです。>木戸さん

marbeat :2002年にヒーローズを聴いた時、スマイル・ライヴが聴きたいって、つくづく思いました。こんなに早く夢がかなうなんて。

鰐部知範 :"SMILE LIVE"実は2000年頃から構想されていたそうですよ。明らかにメリンダが発起人です。実際に当時から口外していたそうですし。

marbeat :ペット・サウンズ・ツアーより前にですか?

鰐部知範 :いや、"PET SOUNDS TOUR"の次には、ということです。

marbeat :じゃ、メリンダさんが影の立て役者だ。

ちび :メリンダとブライアンの会話ってどんななんだろう・・・

鰐部知範 :ただそのためには、ブライアンの"SMiLE"への抵抗感を取り除く必要が、前提としてあったのです。

ちび :ピアノせがんだのは故意ですか?

鰐部知範 :2000年末、スコットの家に皆が集まった時に、デヴィッド・リーフの奥さんが必死に"H&V"をピアノで弾いてとせがんだ話ですね。

木戸 :それ、もしかして誰かが奥さんに「こう言って」と仕込んであったとか・・?(笑)

鰐部知範 :多分そうでしょうね。ネコの首に鈴をつけるのに適任だったのは、一ファンだった奥様だったのです。

ちび :今ならどんな策略があっても笑えます

鰐部知範 :それで、2001年の"SIMON&WILSON"ツアーより、何曲か"SMILE"収録予定曲を取り上げ出したのです。

marbeat :結果的にみんながスマイルになれて良かった・・と前向きにとります。

ちび :そうですね(笑)>marさん

marbeat :あ、でもアル・ジャーディンは相当に口惜しい気持ちを持ってるような気もします・・。(^^;

鰐部知範 :ブライアンのツアーに参加しなかったことですか?>marbeatさん

marbeat :いや、アルはスマイルを愛していたと思うんです。

ちび :そうなんですか・・・アル。合体して!

鰐部知範 :でも、"SMILE"からの呪縛を解いたことで、ブライアンの活動は明らかに前進しています。

木戸 :Kazzさんも書かれていたファイアーの時のアチチ・ポーズでそれを感じました>"SMiLE"の呪縛を解いた

KAZZ :あの“アチチ”には、相当深い意味があるのです(妄想)

ちび :アチチ、大阪でも見たかったよ〜〜〜

marbeat :できるならビーチ・ボーイズで決着をつけたかったんじゃないかな・・って。

taka :BBでSMiLE 理想だけど時間がかかっただろうな〜

鰐部知範 :実際、99年のソロ・ツアー開始時、ブライアンはアルやブルースにもオファーしていたそうです。でも断られました。

ちび :ええ〜 もったいない!>わにべさん

ちび :40人規模でもスマイルできそう・・・とうかやって!

marbeat :こうしてスマイルが完成した今、他のBBメンバーのコメントはブルースしかしてないんでしたっけ?マイク、そしてアルの言葉をぜひ聞いてみたいんです。

ちび :ところでとうして断ったのですか?>鰐部さん

鰐部知範 :BBのオリジナル・メンバー、アルやマイクは、ブライアンと自分達は同等だと思っているので、ブライアンの言うことに、素直に従わなかったでしょう。

ちび :そんな。。。

鰐部知範 :現在の状況では、ブライアンの言うことに素直に従い、かつ、かつてのBBサウンドを客観的に分析できる今のブライアン・バンドとの方が、はるかに"SMILE"を作りやすかったのは自明です。

木戸 :マイクの自負心も分かる気がするなぁ・・。でも、本人達の仲は、今は良いんでしょう?>鰐部さん

鰐部知範 :いや、メンバー間の仲は、また悪化したという話が・・・バンド・メンバーのレベルでは、3派の交流はあるようですが。

ちび :なんでそんな悪化するんかいな〜かなし〜

marbeat :ブライアンはマイクのすべてが嫌いだとか・・なんとか。

ちび :ううう本心とは思いたくない

marbeat :喧嘩するほど仲がいいんでしょう。^^;

木戸 :本人達にしか分からない確執もあるんだろうなぁ。

鰐部知範 :マネジメントとかの壁を取っ払って、本人達だけで会う機会を持てればいいのですが。身内とはいえ、一度訴訟を起こしてしまうと、和解しても、その後会うたびに構えてしまうものですよ。

鰐部知範 :1つ言えるのは、メリンダが他のBBのメンバーに嫌われているからです。

marbeat :メリンダさんはこの度、来日されてなかったですね。

鰐部知範 :メリンダさんは養子の面倒を見るために、来日を見合わせたようですね。末っ子のディラン君はまだ1歳だし。

鰐部知範 :ゴシップはこれくらいにして、"Roll Plymouth Rock"にいきましょう。


22. Roll Plymouth Rock

marbeat :Roll Plymouth Rock♪カッコよかったです!

KAZZ :昨日、島田さんとこのチャットで、これのネルソンの咳について二時間盛り上がってました

鰐部知範 :BBヴァージョンでも咳が入っているので、それと同じところで咳を入れたということですか?

KAZZ :ネルソンがブートに入ってる咳まで再現してた、という話し。

鰐部知範 :Anyway,ジェフリーのハナのウクレレが可愛かったです。

ちび :ホント(笑)???

marbeat :ネルソン、愉快なやつですね〜。

KAZZ :中野、国際とも、同じところで咳してますよ。始まって30秒くらいのところで

鰐部知範 :それだけ敬意を払ってこだわっているということですね。>ネルソン

marbeat :しかもエコー突き。(笑)

ちび :ブートに敬意・・・え、どうやってエコーかけたの?

鰐部知範 :ハワイ語のセクションで、テイラーのフラダンス風の振りがセクシーでしたね。椰子の実ブラに腰蓑で登場してほしかった(爆)

KAZZ :それが、初期のライブでは咳してないんですよ。で、いつから咳をするようになったのか?と、チャットメンバーがブートを持ち寄って検証してたという

木戸 :濃過ぎ・・・(笑)>KAZZさん<ブートを持ち寄って検証

taka :ロイヤルアルバートホールのライブでは分からなかった>咳

ちび :カーネギーを検証します

KAZZ :ただ、咳を入れるタイミングが、67年版とは違うんですよ

marbeat :エコーというか、咳の出し方もそっくりに似せていたんです。

鰐部知範 :カーネギーって、NPRのサイトでダウンロードできるやつ?>ちびさん わざわざ買わなくても、電気代とプロバイダー代だけで入手できますよー(笑)

ちび :う〜ん、昨日ゼファーで買いました。NATINAL PUBLIC RADIOのサウンドボード版です。

taka :今NPRで同時中継してます>鰐部さん

鰐部知範 :11月にKCRWでネット放送してましたし。

taka :いまNPR聴いてて分かりました 25秒辺りで咳(くしゃみ)のような声が

ちび :咳はライブでは必需品となった(笑)

ちび :GRACE RECORD です。これが卒倒しそうにすごいです。2004・10・24です。声がホントいいの。ソウルサーチンとか完璧。


23. Barnyard

鰐部知範 :テイラーが小さな箱のようなものを振って、やぎの鳴き声のような音を出してましたね>"Barnyard"

ちび :ぶひぶひ〜

taka :め〜

marbeat :クック・ドゥル・ドゥ〜♪

木戸 :"Barnyard"は、楽しかった。色々と音を出してて(笑)

marbeat :ひひーーん・・・というのはカントリー・フィーリンズですね。^^; コーラス・パートがとてもいい感じでした♪ あれがあるとないじゃ、印象がかなり違います。

KAZZ :国際で、この時水泳のクロールみたいなアクションしてたんだけど、どういう意味だったんだろう?

ちび :床に飛び込む。。。かなあ

鰐部知範 :歌詞で"Jump in the pig pen"という部分があるので、それにあわせたんじゃないでしょうか>KAZZさん

KAZZ :おぉ、なるほど。訊いてみるもんですね。

marbeat :最近、あのパートをよく口ずさんでしまいます。>バーンヤード


24-1. Old Master Painter

鰐部知範 :じゃあ次、"The Old Master Painter"いきましょうか? ブライアンがなにやら低音でつぶやいているの、皆さん聴こえました? チェロに合わせて、"The Old Master Painter"のオリジナルの歌詞を歌ってるんですよ。

ちび :記憶にはありません(残念) 0:05

鰐部知範 :"The Old Master Painter"は、もともと歌詞のある曲だったのです。

marbeat :冒頭でハミングしてるようなのは聴こえたかな。


24-2. You Are My Sunshine

鰐部知範 :ブライアンとテイラーだけに照明が当たっていて、ユニゾンで歌っていました。最後は皆で、ストリングスの下降フレーズに合わせて、おじぎしていましたね。

木戸 :この時って、ブライアンの後ろのスクリーンには、何か映されてましたっけ?

KAZZ :太陽のマークみたいなヤツ

taka :実際 You WERE my〜ですから

木戸 :そうか。ここの部分では、太陽で、その後がブライアンの顔と。

marbeat :で、スクリーンに若き日のブライアンが。

KAZZ :若きブライアンの顔は「Good Vibrations」の最後にも、もう一度写されましたね


25. Cabin Essence

鰐部知範 :"Cabin Essence"の"Who ran-"の部分で、クラリネットが前面に出ていたのが、ちょっと気になりました。薄くなったチェロの音を補うためかと思います。他には、スコットの演奏するピアニカがキュートでした。バンジョーはプロビンでしたね。

木戸 :今のブライアンの、悪く言えば一本調子な歌い方が、かえって純朴な感じがして凄い気に入りました。

鰐部知範 :"Who ran-"の部分で、ニックが呪文のようなフレーズを歌ってました。BBヴァージョンで、デニスがつぶやいていたパートです。

marbeat :Cabin Essence・・BBでもライヴで再現できなかったというか、しなかった曲だとシミジミ感じました。

taka :今までIron Horse ってなんだか分からなかったんですが、やっと分かりました このライブで

鰐部知範 :マイクが歌詞を嫌ってましたからね。でも何だかんだ言って、ちゃんと歌ってますが。

marbeat :ツアー・パンフでは、マイクのことをヴァン・ダイクがかばっていましたね。 私が現場を抜けた後も、ずっとレコーディングは続いていた・・みたいな感じで。 マイク&ブルース組で、この曲を聴いてみたいです。(^o^)

鰐部知範 :今のマイク&ブルース組はレベルが上がっているので、やろうと思えばきっと"Cabinessence"やれますよ。

木戸 :以前、鰐部さんのイベントで、マイク&ブルースの映像を観た際は、チョット老け込んで見えたんですが、また元気になってるんですか??

鰐部知範 :最近のマイクはまた髭を生やしていますので、老けて見えますね。

鰐部知範 :ただマイク&ブルースはメンバー数が3派で最も少ないので、よりシンプルな演奏になるでしょうね。

鰐部知範 :"Cabin Essence"は恵みをもたらす家の守り神のことで、神聖なる地を勝手に切り拓いて鉄道を走らせる移民に怒り、移民の農地をカラスに荒らさせた、という概要だと、海外のマニアからききました。

ちび :キャビンの意味ありがとうございます>鰐部さん

(この後、1週間後に行なわれる三部チャットに続きます)


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(制作:木戸涼)

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