THE WHO The Rock Odyssey2004 横浜国際総合競技場 2004年7月24日 -setlist-(THE WHOのみ) 1. I Can't Explain 2. Substitute 3. Anyway Anyhow Anywhere 4. Baba O'Riley 5. Behind Blue Eyes 6. Real Good Looking Boy 7. Who Are You 8. 5:15 9. Love Reign O'er Me 10. My Generation〜Old Red Wine 11. Won't Get Fooled Again (encore) 11. Pinball Wizard 12. Amazing Journey〜Sparks 13. See Me Feel Me 14. Listening To You 【感想】 WHOの初来日公演(しかも初日!)を観てきました! もう、本当に最高でした! メンバーが出てくる前から、スクリーンにThe WHOの文字が出る度に、歓声と拍手! ……と、その前に、当日の状況説明を。 当日出演したのは、順番に、ラブサイケデリコ、ジョシュ・トッド、ミシェル・ブランチ、ポール・ウェラー、稲葉浩志、そしてフー、最後がエアロスミス。 私は、前日、ジャニス・イアンのライヴを大阪で観ていた為、当日の昼、東京に着き、午後から横浜行きました。 会場に着いたのは、丁度、ポール・ウェラーが始まるところで、スタンド席を見たところ、観客は、チケットの席とは関係無し、思い思いの場所に陣取ってました。 私は(実は結構空いていた)スタンド最前列で、ポールを観た後、会場の見物と食事、パンフ購入のため、一度外へ。 そして、戻って、B'z稲葉さんのソロ公演を観た後、遂にWHOの出番!! (ちなみに、稲葉さんは、声も凄く出ており、悪くなかったです。サーズデーライヴでもお馴染みのバックも良かったし。ただ、ポール・ウェラー、フーという新旧モッズの間だと、違和感があったのは否めないけど(^^;)) こうして、冒頭に書いた状況になったわけです。 そして、遂にピート、そしてロジャーの姿が!! 本当に日本にいる!目の前(と言っても遠いけど(^^;))にあの2人が!! もう、この時点で、ピ〜ト〜〜!ロジャ〜〜!!と絶叫し、興奮しまくっている奴が1人出来たと。 そして、遂に演奏がスタート!1曲目は、"I Can't Explain"! この曲は、初めて聴いたWHOの曲だけに思い入れもあり、のっけから狂ったように踊りまくりました。 驚いたのは、ロジャーのヴォーカル。 正直な話、あそこまで声が出るとは思いませんでした・・・ちゅ〜か、CDで聴くよりもよっぽど声量あったぞ!! 最近は、摂生に努めていると聞きましたが、本当だったようです。 そして、続いて"Substitute"! 私は、この曲で、"substitute a for b"という単語を覚えました。 そして、初めて買ったベスト盤("The very best of THE WHO")で最初に気に入った曲だったんだよな〜!ということも思い出し、生で聴いている現実に感動・・・しながらも、狂ったように踊り続けてました(笑) そんなネジが外れたかのように狂った私を、もっと狂わせる怒涛の名曲群。 お次はなんだ?"Anyway Anyhow Anywhere"だ〜〜!! ザック・スターキーのドラムも素晴らしい。 後半のピートのギターも格好良い! そしてそして!!!あのイントロは・・・出た〜〜〜!!"Baba O' Riley"だ〜〜!!!! WHOの中でも、最高に好きな1曲です。 もう、右手のコブシを思いっきり突き上げましたよ。 そして、"Don't cry~~! Don't raise your eye!! It's only teenage waste land!!!!" 色んなライヴ盤を聴くにつれ、会場で一緒に歌っている観客が羨ましかったこの部分を遂に一緒に歌えました(涙) そして、丁度良い具合に、涼しげな風が! まさに、これぞフェスティバル、野外!という感じの風を感じながら、「あぁ、こういう場面で、こういう風が吹くなんて、やっぱりWHOは凄い!」等と思ってました(^^;) その間も、休み無く、コブシを突き上げ、体でリズムを取り、後半のブルースハープに合わせて、周囲の観客と共に手拍子! そうそう、観客といえば、私の周りは、みんな盛り上がっていて、B'z稲葉さん目当てで来たという女性も、一緒に歓声をあげ、終演後、固い握手をしましたよ。 本当に最高でした。 生きてて良かった。生きてるって最高だ!この時のことは、一生忘れません。 キーボードも良かった。 しかし、THE WHOとは、なんと凄いバンドなんだろう。 まだ、たったの4曲なのに、ここまで感動してしまうなんて・・。そして、その感動を絶やさず引き継いだ"Behind The Blue Eyes"。 "WHO'S NEXT"からのこの2曲で、気付いたら涙と汗が入り混じっていました。 何と言っても、この日は、ピートの腕ぶん回し奏法が見れたのだから・・・。 この場面を生で観れた感動は、言葉では言い表せません。 続く"Real Good Looking Boy"も好きな1曲。 歌い終わって、"Thank you"と言うロジャー。 そして、ロジャ〜〜!!と叫びまくる私と周囲。 "今回が、初めての日本公演だ。旅行、それにプレイをしに来たんだ。ははは。とってもファンタスティックだ!素晴らしいよ!" みたいなロジャーのMCの後、登場したのは、"Who Are You"!! 勿論、一緒に歌いました。"who~~~are you? who who who who"! いやぁ、本当に、お祭り騒ぎになっていて、素晴らしかった。(完全にみんな絶叫して壊れてた) ピートのギターのワイルドで緻密かつ奔放なこと。 そして、"5:15"、"Love Reign O'er Me" "四重人格"も好きな作品。 この曲の時も思ったんですが、ロジャーの声、昔よりも良いんじゃないだろうか!! ここは緊張をもって聴きました。 この後、またMCが。内容は、今度公式に出るという、このライヴ音源で確認ですが、"君たちはグレートだ。有難う!"みたいなことだったかな。 そして、メンバー紹介。 やはり、ザックの時は歓声も大きかったです。 そして、また絶頂の瞬間が!遂に登場!"My Generation"!! これもみんな歌ってたなぁ。 これこそ60年代だよ、ホント。 間奏のベースがちょいとショボかった気もするんですが、とにかくノレるので、お構いなし。 そして、メドレーで"Old Red Wine"に! この流れもたまらない! そう。THE WHOのステージは、たまらなく最高なのです。 本編最後は、"Won't Get Fooled Again"。 ここでのザックのドラムは、キース・ムーンを彷彿とさせる程、激しかった! 後半、静寂から、叫び声を上げる辺りは、観客も一緒に叫んでました。 息をつく暇もなく、あっという間のステージでした。 結局、最後の最後まで、手拍子、腕突き上げ、そして、バシバシ太ももを手で叩いてリズムを取っていたら、太ももが腫れあがってました(笑) そして、観客席からは、誰というわけでもなく、自然とアンコールを望む手拍子と歓声が! 本当に、皆が待ち望んでのアンコール。 その期待に応えるかの如く、戻ってきたピート、ロジャーがまずプレゼントしてくれたのは、"Pinball Wizard"、"Amazing Journey"、"Sparks"というミニ・トミーでした。 この辺は、"Live At Leeds"を思い出しながら聴きました。 しかし、この後演奏された"See Me Feel Me"が個人的には、凄い泣けた。 感動でグッときましたよ。 この曲と、ラストの"Listening To You"は、ロイヤル・アルバート・ホールのライヴと同じ流れですね。 そういえば、あの時は、今回も出演しているポール・ウェラーとの共演があったなぁ。 そして、最後の最後で、大興奮が待ち構えていました! なんと、ピートがギターを破壊!今回、破壊してくれるとは思わなかったので、最後の最後まで超興奮! ロジャーも、歌いながら、何度もマイク・コードをぶんぶん振り回してくれたし、大満足です。 初めての来日公演で、日本のファンが待ち望んだであろう、THE WHOの像を体現してくれたピートとロジャーの心意気には、"本当に有難う!"と言いたい。 しかし、あんないとも簡単にギターを破壊するあたり、ピートも膂力が衰えてませんね。若い! この後、エアロスミスを観たのですが、その時、ジョーが、"僕はTHE WHOのファンで、彼等と同じステージに立つ機会を与えてくれて、本当に有難う"と言っていたのが印象的でした。 私は、エアロはそこまで聴いていないのですが、最後まで、ノッて踊り続けました(笑) 彼等も、ロック・フェスの主旨を考えてか、いわゆる代表曲も多かったですが、まずノレる曲を中心に選曲しており、中には、ブルージーな演奏もあり、THE WHOに負けない良いステージをしてくれたと思います。 イベントそのものに関しては、色々な不満が出ているようですが、WHOのあのステージを観れただけでも、ウドー、有難うと言いたいです(←今回も、ギャラは相当高かったらしいし。赤字覚悟でやったんじゃないでしょうか) |
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