Cyndi Lauper 大阪厚生年金会館 2004年6月18日 -setlist- 1. At Last 2. Shine 3. Change Of Heart 4. Wide Open 5. Eventually 6. Madonna Whore 7. She Bop (French version) 8. Sisters Of Avalon 9. Walk On By (Rock version) 10. I Drove All Night 11. "Cyndi's Talk"and"Introduction" 12. True Colors 13. All Through The Night 14."Cyndi's Talk"and"Introduction" 15. It's Hard To Be Me 16. Money Changes Everything -Encore- 17. Water's Edge 18. Time AfterTime 19. Girls Just Want To Have Fun 【感想】 私は、シンディ・ローパーというと「ルーツを大事にしている人」そして、「苦労時代もある、自然で格好良い高音アメリカン姉さん」といったイメージを持っているのですが、まさしくイメージ通りのステージでした。 あの独特のストリートヤンキー(?)チックな歩き方や体全体を使ったリズム表現は健在。それに、なるべく多くの人が近くで見れるように何度もステージ端に行ったのも良かった。 "At Last"で始まったライヴですが、序盤のハイライトはその次の"Shine"から! このライヴで初めて聴いた曲なのですが、シンディ流の"Stand By Me"といった趣の歌詞も含め、物凄く良い曲で。 サビの"Sh~~~ine♪"という部分が、伸びと張りのあるシンディのヴォーカルにマッチしており、聴きながらお気に入りになりました。 シンディは歌いながらステージを降りてどんどん客席に入り、前方の客と握手したり、まるで観客の波に抱えられるようにして、客席の椅子の上に立って歌ったり。サービス精神旺盛なアクトに会場は大盛り上がり。 客席の椅子の上で堂々と歌うシンディは本当に格好良くて、感動しました。 観客はこの時点でほぼ総立ち状態。ラストまで、基本的にはスタンディングでのライヴでした。 そして、ステージに戻ったシンディがトンカチでステージを叩き、そのリズムに導かれるように"Change Of Heart"! これも格好良い曲。"Shine"、"Change Of Heart"の2曲は最高でした。 中盤は知らない曲も多かったのですが、後半に入り"True Colors"、"Time After Time"など彼女を代表するバラード、そしてなんといっても"Money Changes Everything"、ラストの"Girls Just Want To Have Fun"が聴けて大満足。 "True Colors"では、「以前、来日した時、日本の観客が一緒に歌ってくれた時の歌声や発音が、印象に残っている」と通訳させていました。 通訳というのは、セットリスト中、主に"Cyndi's Talk"and"Introduction"と書いてある部分で、日本人スタッフがステージに上がり、シンディの言葉を通訳していました。 シンディの気持ちは分かるのですが、これがライヴの流れを断ち切っていて(後半の、"It's Hard To Be Me"の説明の時なんか、いい加減、ダレて座ってる人も多かったし)、要らなかったんじゃないかなぁ、と思うのですが。 歌い続けると、疲れるから、休憩もこめて、やっていたのかもしれません。 またラストの"Girls Just Wanna Have Fun"は、出だしは"Hey, Now"のヴァージョンで、途中から"Girls Just Wanna Have Fun"になる感じ。 これはやはりというか、盛り上がりました(一緒に歌った) その他 "Welcome to O-saka!!"という男性客の声に、"Thank You!"そして、同じ客が、また"Welcome!!"と絶叫すると、少し驚いたような顔をした後、すぐ笑顔になったりと、この人らしいキュートな面も見せつつ、時にはリコーダーを吹いたり、ピアノの上に立ったりと、弾けまくってました。 大分、年取ったと思うんですが、外見は(遠かったのもあって)そこまで変化を感じませんでした。 ライヴ全体を通して印象的だったのは、あの高音が今でも十分に出ているということ。それと会場からは女性ファンの声援も多く、同性の支持が凄いなぁ、ということでした。 なお、このライヴの後、アルバム"The Body Acoustic"を購入。 お目当てはアコースティック版の"Shine"だったのですが、その他、"Money Changes Everything"のアコースティック版も予想以上に良かったのでお薦めの1枚です。 |
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