WWE RAW / ROAD TO WRESTLE MANIA TOUR
2004年2月7日(土) 会場:さいたまスーパーアリーナ 試合結果: ステイシー登場 ○ハリケーン VS ×クリスチャン ×マット・ハーディ vs ○ランディー・オートン ×リタ vs ○モーリー・ホーリー ×ダッドリーズ vs ○リック・フレアー & バティスタ ○クリス・ベノワ vs ×クリス・ジェリコ エリック・ビショフ登場 ストーンコールド・スティーブ・オースチン登場 ○ケイン VS ×RVD ○リコ with ジャッキー・ゲイダ VS ×テスト ○HHH VS ×ショーン・マイケルズ 【概要】 アメリカ最大のプロレス団体・WWEの番組ブランド・RAWによる来日興行。 90年代に社長のビンス・マクマホンとの抗争で爆発的な人気を巻き起こし、アティテュード路線を牽引したスーパースター、ストーン・コールド・スティーブ・オースチンは、現在のギミックになってから初の来日興行参加となった。(ただしレスラーとしては引退しているため、役回りとしては、RAWの保安官) その他にもHHH、ショーン・マイケルズなどトップレスラーが多数登場し話題となった。 【客入り】 7〜8割埋まっていた。年齢層は、10代後半〜30代が多いか。 観客席最前列では小錦と武蔵丸が並んで観戦。その近くに高木三四郎の姿も。アメプロ・ファンで有名な草野仁の姿もあったらしい。 【感想】 遂に行ってきました!WWE、RAWの日本興行in 埼玉!!もう最高!!むっちゃ凄い!! 生でオースチン観れた!"What !?"の合唱出来た! ネイチャーボーイもY2JもHHHもHBKもリタもクリス・ベノワもRVDもケインもダッドリーズもハリケーンも観れた!ステイシー、美人だった! ……ということでいささか興奮気味ですが、順番に話していきましょう。 会場に着いたのは、5時20分頃。埼玉スーパーアリーナはすでに人!人!人の波!グッズ売場を覗きたかったけど、長蛇の列を見て諦めました(しかし、あの行列で後方に並んでた人は試合開始時間過ぎちゃうんじゃないの?) 私は、C席で500レベル……つまり一番安くて遠い席。リングまで距離があるので、臨場感が多少減ってしまう点、周囲が当初静かだった点は残念でしたが、2列目ということもあり非常に観やすかったです。 開演までの間、アリーナ席や1階の方で歓声が起こるので、オペラグラスを覗いたところ、噂のロック様が!(笑)……と言っても、勿論、本物のロックではなく、コスプレをした人なんですが、どうやら来日興行は全て周っているようで、関係者の方でも心得ているという、ファンの間では結構有名な人。1階で、ピープルズエルボーやってるのが見えました。 そして、そのロック様が、リング・サイドに寄った頃、会場が暗転!リングアナウンサーのハワード・フィンケルが登場し、高らかにショーのスタートを告げます! まず最初に、WWEの誇るディーヴァを呼ぶとのことで、登場したのはステイシー! 観客と握手(タッチ)をしながら花道を走り、神がかり的なスタイルの良さを際立たせつつセクシーにリングインしたステイシーに、観客席からは大歓声が起こります。そして自慢の美脚を充分に見せつけた後、そのステイシーがマイクで叫びます。 "Here We Go!!" ○ハリケーン VS ×クリスチャン ズドン!ズドン!と花火が打ちあがって、さぁ、まず最初に登場するのは、漫画のアメリカン・ヒーローがそのまま抜け出してきたかのような、ハリケーン!対するは馬鹿クリ! 私は、ハリケーンの空中技が好きだったので、のっけから大興奮でした。膠着時間がやけに長かった気がしましたが、ハリケーンの華麗な技が観れて良かった。 ×マット・ハーディ vs ○ランディー・オートン マットは、ヒールなのにベビー向けと思われる声援が結構ありました。やっぱりハーディーズ人気は凄い。ジェフがいないのは残念。。 この試合はチョット印象が薄いんですが、マティトゥード布教のためにまた来て下さい(笑) ×リタ vs ○モーリー・ホーリー この試合の見所はなんといっても、モーリーの騙し!足を痛めたふりをして、試合をストップさせ、リタまでが観客にモーリーを励ますよう手拍子を起こさせ、それでも痛がっているモーリー。 結局、両脇を抱えられながらリングから出て試合中止になり……と、その時!モーリーの蹴りがリタに炸裂!会場全体が騙されました(笑) 映像では、こういう光景にお目にかかってるはずなんですが、実際に観るとコロッと騙されますね(笑)面白かったです。 ×ダッドリーズ vs ○リック・フレアー & バティスタ 遂に生のネイチャー・ボーイ!Woooo~~~~~~~~~~~! もう、さすがに黙ってみてるなんて耐えられなくなり、一緒にやりましたよ。Woooo~~~~~~~~~~~! さぁ、フレアーが殴る! Woooo~~~~~~~~~~~ フレアーが蹴る! Woooo~~~~~~~~~~~ 会場中の到るところから、Woooo~~~~~~~~~~~!Woooo~~~~~~~~~~~! ……俺たちはショッカーか!!(笑) ほうきが相手でもプロレスができる、とさえ言われているフレアーの名人芸に感動しました。 攻撃を受けるリアクションの1つ1つ、それにあの馬鹿ステップ、表情!全てが、観客をノせてるんですね。 しかも途中で、ババ・レイ(だったか?)が、フレアのパンツ下ろして、お尻が丸見え。結構長い間、尻出しで戦ってた(笑) これはディック・マードックという昔のレスラーのパフォーマンスを引き継いだものだそうです。 「うずくまり、相手に許しを乞うて直後にサミング」などお決まりの定番ムーヴはすべてやってくれました。 あとダッドリーズは、前方の相撲レスラーを意識して四股を踏んでました。 ○クリス・ベノワ vs ×クリス・ジェリコ 個人的なハイライトの1つがこれ。ジェリコは、特に好きなスーパースターなので、観れて良かった……。勿論ベノワも素晴らしいアスリートです。 ベノワのジャーマン5連発は凄まじかった(観客席からも大きな歓声が飛んでました) でも、ジェリコも負けちゃいない。 トップロープからスープレックス!このクリス対決は、試合としても一番盛り上がってたと思います。2人とも日本で修行した仲間ですし。 最後は、クロス・フェイスが見事に決まり、ベノワの勝利。試合後、握手する姿に、大喝采が上がりました。 この後、エリック・ビショフがリングに登場。 ハワード・フィンケルに「俺をちゃんと紹介しろ〜!」とキレるビショフ! その時、遂に!!遂に遂に!ガラスの割れる音が!!ストーンコールドの登場だ〜〜!! オースチン!!オースチン!!もう、会場がその日一番の大フィーバー!さすがにC席でも叫び声が沢山聞こえました。 かくいう私も、目一杯叫ばせてもらいました。オースチンのマイク・パフォーマンスの間は、みんな"What!?","What?"の大合唱! そして、エリックの時は、"Ass-hole !!" 舌戦の結果、「よし一緒にビールを飲もう」ということになって、リング下から缶ビールを投げさせるオースチン。 受け取ったビールを、ビショフに放るも、ビショフ取れず。「ちゃんと取れよ」というわけで、オースチンその後数回ビールを投げる。 やっと取ったビショフ。 そして、乾杯……と思いきや!出ました!スタナー! 生でオースチンのスタナー観れた!!感動しまくりでした。この後、ステイシーとリタを呼ぶオースチン。さぁ3人でビールの祝杯だ!とその時、オートン乱入!オースチンを倒してビールを飲みますが、そこにスタナーが! 改めて祝杯……と思いきや今度はマットが! すると、ダッドリー・ボーイズも登場し、3Dでマットを沈めます。 続いてハリケーンも登場、アイ・オブ・ザ・ハリケーン(試合で見れなかった技!)をビール片手に繰り出して、オースチンがとどめのスタナー。 その後、全員で、リングの上は、酒盛り状態。ビールをお互い投げては開け、ばら撒く。 4つのコーナーに上って、缶ビールをぶちまけるオースチンは最高でした。 客席最前列の小錦や武蔵丸とも乾杯してたなぁ。 しっかし、オースチンよ、何本投げたんだ!?(笑)100本以上は散乱してたぞ!リングの上がぐちょぐちょ(笑) そうそう、"Give Me Hell Yeah!!"もしっかりとやりました。 そして最後は勿論"That's the Bottom Line!! Cause, Stone Cold Said So!!" ○ケイン VS ×RVD オースチンのビール・ショーの後、一旦休憩。 時間にしておよそ10分程度だったんですが、休憩終了のアナウンスが無かった(と思う)ので、ケインの登場シーンを見逃した人が多かったようです。(私はずっと座ってたんですが、トイレ行った人は大変だったと思う) マスク無しのケインに、対するのがロブ・ヴァン・ダムということで、盛り上がる一戦なのですが、どうにも休憩明けに唐突に始まってしまった感じや、オースチン・ショックが大きくて(笑)、記憶は薄いです・・しかし、RVDコールや、ロブ・ヴァン・ダム!の掛け声はやりました。かなりスピーディーに動いて技も沢山見せてくれたので、大満足。 試合自体は、最後、チョークスラム(アンダーテイカーも観たいなぁ)を決めてケイン勝利。 ところで、最初、ケインもRVDも、(休憩時間に掃除されたとは思うのですが)オースチンがぶちまけたビールの影響で滑らないかどうか確かめてたような・・(笑) ○リコ with ジャッキー・ゲイダ VS ×テスト 異常なモミアゲを持つリコには、のっけからモミアゲ・コールが(笑) テストに馬乗りになって、お尻を叩いてみたり、やりたい放題(笑) 中盤、テストの攻勢に押されるものの、ジャッキーが胸を出して、テストを引きつけているうちに、復活したリコがテストを撃退。 ○HHH VS ×ショーン・マイケルズ さぁ、いよいよラストの試合! その前に、ハワード・フィンケルから、「埼玉一番!!近々また来るよ!」というお約束のコメントがありました。 そして、HHH VS ショーン・マイケルズ! HBK!HBK!セクシーボーイが流れた時は、やっぱ感動。まさにレジェンドです。 女性にも圧倒的な人気のショーン。ベビーフェイスということもあって、HBKコールが起こるなど、観客に後押しされながら、登場です。 しかし人気ならこっちも負けちゃいない。HHHの水芸も遂に観ることが出来ました! 試合はショーンが流血しながら善戦するも(スウィート・チン・ミュージックもしっかり観た!)、最後はHHHのぺディグリーが炸裂し勝負有り。 試合の途中「やっぱりHHHが好きだ〜!」と叫んでる人がいて、笑いました(笑) HHHは、やはり貫禄があります。さすがはゲーム。受身が上手だな〜という印象を受けました。 WWEに限らず、格闘技系のショーは初体験だったのですが、大満足。ガラスが割れてオースチン登場!の瞬間は、鳥肌立ったもん。 ただ、正攻法の試合が多かったというか、椅子とか机とかハンマーとか、道具が全く使われなかった点と、テレビに比べテンポがゆったり目な気がした点、それにC席はあまりにも遠すぎたということが不満点でしょうか。 周囲に腕組んで試合観てる人が多かったので、叫びづらかったのもネック。今度は、もっと良い席を買ってみようと思います。 あとネットで知ったのですが、終演後、観客が半分以上退場した後にオースチンが戻ってきて、酒盛りしてたとか。観れなかった……(涙) こうなったら今度の来日時も行くしかないですね。 (後日談) 2009年現在のところ、ストーンコールドになったオースチンの来日はこのツアー1度だけ。 ロックが来た伝説の横浜アリーナはパスしてしまって観れなかったけど、このツアーは観れて良かった。。 オースチン・ファンとしては、この日は絶対に忘れられません。 そしてHHHにHBK、さらにはフレアー、ダッドリーズ、RVD、ベノワ、ジェリコ、ケイン、クリスチャンと全員観れたんだから、この興行は非常に豪華だったと思います。 特にクリス・ベノワはまさかこの数年後に亡くなるとは思っていなかったので、雄姿を見れてよかった。 アティテュード路線の全盛期のメンバーが残っていた最後の時期だけに、間に合って良かったなぁ、という印象。 同時に、この時は、まさかオートンやバティスタが今ほど主役級になるとは思っていませんでした。 |
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