Mr.Win's Room

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Christina Aguilera

"Stripped" JAPAN TOUR 2003
東京国際フォーラム ホールA
 2003年12月2日


-setlist-
1. Stripped Intro (video)-Dirrty
2. Get Mine, Get Yours
3. The Voice Within
4. Genie In A Bottle
5. Can't Hold Us Down
6. Make Over
7. Contigo En La Distancia-Falsas Esperanzas
8. Infatuation
9. Come On Over Baby
10. Cruz
11. Impossible
12. Lady Marmalade
13. Walk Away
14. Fighter
15. What A Girl Wants

(encore)
16. Beautiful


【感想】
クリスティーナ・アギレラの"Stripped Tour"日本公演2日目に行ってきました。
元々はZEPPでの大阪公演の後、東京2Daysということでしたが、大阪が中止(スケジュールの都合でしょうか)、東京に追加公演が入ったので、東京3Days中の2日目ということになります。

私が会場に着いたのは、予定開演時刻前の6時40分過ぎ。
入場してまずはパンフレットを買おうとグッズ売場に。(相当混んでいました)
パンフは1部3000円。スケッチブックのような形の写真集とでも言うんでしょうか、ステージ上での写真を中心に、オフステージやメイク室、今回のツアーのキャスト一覧等が載っていました。

そしてパンフ購入後、座席に移動。
私は1階20列目のステージから見て左端でした。
周りを見渡した限りでは、女性が圧倒的に多かったです。
学校帰りらしき女子高生、コギャルっぽい人、一昔前のアムラーみたいな人等々。
アムラーといえば、安室奈美恵も来ていたようです。
年齢層は10代後半〜20代半ばが最も多かったと思います。
同世代の女性に支持されているんだな、ということがよく分かりました。

さて、予定より20分程遅れた7時20分頃、ステージが暗転し、ステージにスクリーンが。
湧き上がる歓声と共に"Stripped"のイントロが始まり、ビデオが流れます。

そして"Dirrty"スタート!アギレラがステージに登場し、歓声が一際高くなります(悲鳴にも近かった)
生で聴いたアギレラのヴォーカルは想像よりもずっと力強く、重さがあり、逞しいものでした。
この曲のように、リズムが強調されたへヴィーな曲では一層、その強さが分かります。

この後、"Get Mine, Get Yours"が歌われて、その後、キーボードがバックに流れながらのMC。

「トーキョー!!今日は良い夜ね。クリスティーナ・アギレラです。今日は私のショーを観に来て有難う。東京のファン!I Love You!!
世界中で毎日のようにクリスマスがやってきてるけど、いつでも日本は私が最も好きな場所です。
幼い頃、日本に住んでいたので、楽しかった幼少時代の場所に戻ってこれて嬉しい。
そして沢山の友達、サポートを受けることが出来て嬉しいです。
本当に感謝しています、特にあなた達に。私の次のアルバム"Stripped"はとても大事でパーソナルなアルバムで私のハートが詰まっています。
今日来てくれたみんなのために心から歌い、表現したいと思います。
(客席から"I love you!!"という声があったので)"I love you too!!"
アルバムにある私の曲のように、クレイジーになれるように、皆さん、心を開放して楽しい時間を過ごしましょう!!
じゃあ、ショーをスタートするわよ。次の曲は、"The Voice Within"」

キーボードをバックに"The Voice Within"がスタート。途中から手拍子が起こっていました。
途中からドラムスやストリングス、バック・コーラスも入り、重厚になりますが、アギレラの声は、そういったバックに全く消されておらず、さすがでした。

ここまでは最新アルバム"Stripped"から。次は一転して、アラビア調の雰囲気。"Genie In A Bottle"です。
畳み掛けるように歌う感じは、ローリン・ヒルにも通じるものが。
続く"Can't Hold Us Down"からは、再び"Stripped"からの曲。
"Can't〜"はアギレラとコーラスとの掛け合いが聴き所ですね。
その次が、私が一番好きな"Make Over"!
"I don't need nobody trying to make me over"〜の部分が大好きなのですが、ここは客席でも手を挙げて応えている人がいたり、頭を振っている人がいたりと、やはり盛り上がっていました。

勢いもそのままにサンバ・ビートが流れ、その後"Contigo En La Distancia"に、そして途中から"Falsas Esperanzas"に。
(歌う前、客席から、"可愛い!"という声があり、"Thank you!!"と言ってました)
両方ともアルバム"Mi Reflejo"からです。

この後、2度目のMCでは、"可愛い"と言われて嬉しそうにしながら、ダンサー紹介があり(男性ダンサーは肌をもっと出さないとだめよ、と言ってました)、"Infatuation"へ。
"Stripped"ツアーだけに、"Stripped"から沢山演奏されます。
ここでも、情熱的なヴォーカルを聴かせてくれました。

その後、今度はゆったりとした"Come On Over Baby"。これはファースト・アルバムから。
この曲のヴォーカルを聴くと、なんとなくマーヴィン・ゲイの影響も受けてるんじゃないかなぁと思います。
これも好きな曲です。

続く"Cruz"もスローな曲。徐々に感動的に盛り上がっていきました。
この辺りは客席も静かに聴き入ってました。
アルバム"Stripped"のラストを飾り"Alicia Keys"をフィーチャしていた"Impossible"では、歌詞が歌われると同時に、歓声が上がっていました。
やはり、アルバム中でも人気があるのかな?

この後、ステージから手拍子を求め、"Lady Marmalade"、その後"Walk Away"。
これにも大歓声が起こって盛り上がってましたね〜。

次が"Fighter"。
そういえば、ステージの左右後方に高台が設けられており、客席から見て左側にエレクトリック・ギタリストが、右側にベーシストがいました。(曲によっては、ダンサーが上ってました)
舞台の細かい演出は忘れてしまったんですが、今回は衣装チェンジも結構あって、ショーとしての視覚的な要素も充分にあったと思います。

次が本編最後の"What A Girl Wants"。
途中に、"今日は、来てくれて有難う!"といった感じのコメントを挟み、後半では、マライア顔負けの高音ヴォーカルも炸裂。

そして、この後、アンコール。
この日のファンの反応は非常に素晴らしく、(演奏中は静かにノッていて、MCの時やダンス等では、しっかり歓声が上がってた)、アンコールで登場した時も、アギレラが思わず"有難う、Thank you....."と言っていました。
アンコールはアカペラで始まった"Beautiful"。
"But I am beautiful no matter what they say"、"I am beautiful in every single way"の部分を観客に歌わせようとフッていました。
いやぁ、あまりにも堂々とした歌いっぷりで驚きました。

全て終わったのは、8時30分頃。
実際には1時間10分程度のライヴでしたが、短さをあまり感じなかったのは、なんだかんだ言って16曲演奏されているからでしょうか。
あと、ステージ上のアギレラは実際よりも大きく見えますね。
それだけ迫力があるということでしょうか。今後の活躍も期待です。


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