Mariah Carey 日本武道館 2003年7月8日 -setlist- 1, Heartbreaker 2, Dreamlover 3, Through The Rain 4, My All 5, Clown 6, Honey 7, I Know What You Want 8, Nightclub 9, Subtle Invitation 10, My Saving Grace 11, I'll Be There [Jackson 5] 12, Friend of Mine(トレイ・ロレンツ) 13, Bringing On The Heartbreak 14, Closing 15, Fantasy 16, Always Be My Baby 17, Make It Happen encore 18, Hero/Buttefly encore2 19, All I Want For Christmas Is You 【感想】 マライア行ってきました。 "歌唱力が落ちた"、"口パクもかなりある"等、色々な話題が出ていたので、"正直、どうなのかなぁ……"と思っていましたが、想像よりも良かったです。 まず、私はチケットを持っていなかったので、当日券目当てで、小雨の降る中、5時20分頃武道館に着きました。 当日券の発売は、5時からとのこと、しかも、若干枚しか売らないとのだったので、残ってるかな〜と不安を抱きつつ行ったところ、充分余ってました(^^;) しかし立ち見席だけなんですね。 しかも8000円。ちと高くないかい? それでも、入れないとしょうがないので入手しパンフを購入(2000円。パンフというか写真集です。活動解説も少ししかない) さて開演の7時までかなり時間があります。 混んでいましたが武道館のレストランに入り、冷やしラーメンを食べてました(笑) ・・ってなことをやっていた後、席位置が気になるので、6時15分には入場。 S(南)11だからほぼ正面。立ち見としては最高の席でしたが、何せ立ち見席だからなぁ……。 6時50分頃からマライアの前に、2組オープニング・アクトがありました。 アナウンスの紹介によると、1組目がBell & Nea-Neaという14歳、15歳の女の子のデュオで、2組目がsadieというわずか6歳(だったっけか?)の女の子でした。 2組ともマライアのレーベル、MonarCに所属しているようです。 ただ観客もこの時点では半分程しか入っておらず、あまり盛り上がりませんでした(^^;) オープニング・アクトの後、会場が明るくなり客席はあらかた埋まってました。 ざっと見た感じでは、年代は20代〜30代が多かったです。女性が半数を占めていました。 さて7時15分頃ステージが暗転、ステージ上には絵(遠くて分かりづらかったんですがマライアの肖像画?)を描いているピエロ(?)と、ダンサーが(←この辺の演出は、去年のポール・マッカートニーのライヴの出だしを思い出しました。あっちの方が金かけてたけど(笑)) 彼等がステージ上で数分演技をしていると、後ろの方から歓声が。 マライアはアリーナ客席後方から登場! ハイヒールを履き、ミニスカートで足を強調したマライアが、"Heartbreaker"を歌いながら、ステージの方に進みます。 途中から7オクターブを誇る超高音ヴォーカルを(多分)生で聴けたのが嬉しい。 そのままの勢いで歌われた"Dreamlover"の後 「コンバンハ!アリガトウ!This next song is on a new album "Shin' Grace" and, it's called....it's first single....and, it's called...."Through The Rain"...」 マライアは、静かなバラードはやはり聴かせます。 声も良く出ていてヴィブラードも艶やかにかかっていたし、今日の中でも特に良かった1つです。 この曲だったかな……マライアが、ピアノに横になって歌っている曲がありました。 「アリガトウ!(この後、前の方の観客が"I love you!"と言ったのに対し・・・) I love you too! This next song is from "Butterfly" album....and it's called "My All"...」 この後マライアは衣装替えのため、1度ステージ裏に。その間ステージ上では、なんとかサーカスというのが始まります。 そして、"Clown"に。 この曲はちょっと印象薄かったです。ただ観客席からの声援には笑顔で手を振りながら応えており、機嫌はかなり良さそうでした。 次にまたサーカスが始まり、その後プロモ―ション・ビデオがスクリーンに映されます。 プロモでは、見るからに危ない男に手錠をかけられたマライアが"I don't understand....I don't understand....."と言ってるんですが、わけ分からないのは"スクリーン見てるこっちだ!"と突っ込みたくなりました。 その後、手錠を振りほどき逃げ出した(と思われる)マライアの映像と共に、衣装替えしたマライアが登場。 "Honey"、"I Know What You Want"と2曲歌った後、 "How are you doin' Tokyo?" この後、"Subtle Invitation","Nightclub"を歌い(恐らく、この辺が口パクっぽかったと思う。まぁどっちでも良いことなんですが)ステージにはアシスタント役みたいな人が2人出てきて、マライアにドリンクを持っていって"みんな元気〜?"、"もしもし〜"と流暢な日本語で(笑)しゃべってました。 "Thank you very much....this next song is one of my favorite songs...from the sun shines graces "My Saving Grace"..." "My Saving Grace"も、非常に声が出ていて、しっとりと聴かせてくれ、ハイライトの1つだったと思います。 そして、ここから歌いながらバンド紹介に。 "元気ですか〜?元気〜?OK.....this is Lionel Cole(ギター)......Sameul Slims(ベース).....Oh...on the key board....Eric Daniels(キーボード)....this is Vernon..Ice(←このジョークの意味はよく分からなかった。実際は、) Very nice black everybody...." 続いて、バッキング・ヴォーカルの紹介もあり、最後にトレイ・ロレンツの紹介が。 トレイ・ロレンツが"アリガト〜、トーキョー!"と言った後、 ロレンツとのデュエットで"I'll Be There"が! ヴォーカルは、少し抑えめというか、低い音のアレンジに変えてありました。 マライアの声は、中盤から少しかすれ気味でしたが、同時に、強く歌う勢いも出てきて、どんどん良くなったと思います。 ロレンツもかなり活躍していました。ただ個人的には、マイケル・ジャクソン・バージョンの方が好き。 その後、マライアは1度ステージ裏に。 トレイ・ロレンツは、"元気ですか〜?the next...song for you...."そして、"明日の晩は、King & Queens(というライヴハウスがあるのかな?)のステージに立つよ"と言っていました。(聞き違いあるかも・・) そして歌ったのは、"Friend of Mine"。 その後、ロック調の"Bringing On The Heartbreak"で、観客が沸いた後、スクリーンに、色々とPVらしきものが映り、ラップ調の出だし"Closing"、続いて"Fantasy"に。 歌い終わった後、ファンの、 "マライア〜!!!"という声に・・・ "チョット待って〜" 他の観客の"マライア〜!"という声に、"オネガイ〜ンフフッ♪" "Thank you....this next song is from the day dream....(←歌ってた) album, this song is called..."Always Be My Baby" この曲も、綺麗で良い曲でした。 さっきから、良い曲だの、綺麗だのという感想ばかりですが、"綺麗で良い曲"だと思わせるのって、結構大変なことです。 マライアの声もちゃんと出ていたし、高音部も、キンキンして耳障りになるような感じではなく、凄いな、と素直に思わせるような声だったのが良かった。ちなみに、超高音部を歌う時は、必ず、耳に手を当てて歌っていました。 "This next song is called..."Make It Happen"....everything is OK!! ノリノリのテンポに、会場が総立ち・・・にはなりませんでしたが、かなりの人が立っていました(ただ、2階席は座っている人が多数だった) そして、8時50分頃、本編終了。 ステージ上には、最初にいたピエロ(?)が。アンコールを求める観客の拍手をいじって引っ込むと、マライアが現れ"Hero"を。 途中から、ステ―ジを降り、アリーナ前方の観客席の方へと向かいます。今日の最大のハイライトは、やはり、"Hero"でした。 この曲は、やっぱり代表曲ですね。その後、メドレーで、"Buttefly"に流れます。 感動的な1度目のアンコールが終わってから、数分後、ステージ上に、サンタの服を着た足長道化師達が。 バック・メンバーも赤い服を、そして、マライアも赤い服を着て登場。 夏の日本ですが、最後は、"All I Want For Christmas Is You"でした。 マライアは、ラストでは、手を振りながらステージ裏に歌いながら引っ込み、声はフェイドアウト。 その後、少し続いたコーラスが終わり、最後の最後に、"ア〜リ〜ガト〜〜!"とバック・コーラスの誰かが叫んで、全て終了。 すぐに明かりがつき、全編終了しました。 全部を通しての感想としては、よく出来たショーだな、と。 今まで観たライヴの中では、babyfaceのライヴの演出の感じが、1番今日に近かったかな、と思います。 あと、フェイ・ウォンの時と同様、マライアという人も、やはり、容姿もウケている人ですから、衣装替えが数回ありましたね。 女性アーティストのライヴだと、衣装替えは結構ありますが、今日は、回数的にも多かったです。 恐らく、ステージ裏で、疲労を癒す意味もあるのではないでしょうか。 口パクに関しては、中盤の曲にそんな感じを受けたんですが、そこまで気になりませんでした。 ただ、踊れないのに、無理に振りをつけるような曲は、観ていて、なんか滑稽な感じが・・・(^^;) あとは、水分補給の回数がやけに多かったこと、バックに引っ込んでることが多かったため、実際に本人が歌っている時間が短かったこと等が残念でしたが、90年代を代表する歌姫の意地を見せてもらった気がします。 ・・・しかし、"Emotions"は聴きたかったなぁ・・・・。 |
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