Paul McCartney "Driving Japan" 東京ドーム 2002年11月13日 -setlist- 1.Hello Goodbye 2.Jet 3.All My Loving 4.Getting Better 5.Coming Up 6.Let Me Roll It 7.Lonely Road 8.Driving Rain 9.Your Loving Flame 10.Black Bird 11.Every Night 12.We Can Work It Out 13.You Never Give Me Your Money~Carry That Weight 15.Fool On The Hill 16.Here Today 17.Something 18.Eleanor Rigby 19.Here, There And Everywhere 20.Michelle 21.Band On The Run 22.Back In The U.S.S.R 23.May'be I'm Amazed 24.Let 'Em In 25.My Love 26.She's Leaving Home 27.Can't Buy Me Love 28.Live And Let Die 29.Let It Be 30.Hey Jude (encore) 31.The Long And Winding Road 32.Lady Madonna 33.I Saw Her Standing There (encore2) 34.Yesterday 35.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise)-The End 【感想】 初日に続き、今日も素晴らしかったです。ポール!! 今日の席はアリーナA6ブロックだったので、行く前から楽しみでした。 6時頃会場に着いた私は、アリーナ用の11番ゲートに移動しました。 11番ゲートは地下につながっており、階段で降りてアリーナに移動出来るようになっています。 非常に混んでおり、初日の盛況もあってか、当日チケットの売れ行きも好調なようです。 そういえば、ネット・オークションを調べたところ、定価割れしていたチケットも一挙に価格が跳ね上がっていました。 さて、座席へと歩く途中、アリーナへの入り口にグッズ売場があったので、一応今日もチェックしたところ、昨日は無かったマグカップが売っていました。 恐らく、プログラムとTシャツ以外は、売場ごとに別々のグッズが売られているのでしょう(マグカップが売り切れになるとは思えないし) 昨日と違うTシャツを買って、さぁ!いよいよ座席に向かいます。 で、席に着いて思わぬ誤算だったのは、ステージの正面になっているのは、アリーナ7ブロックからだったんですね。 アリーナ6からだと思っていたので、これは痛かった・・・でも、東京ドームでアリーナ最前ブロック、それに、1番端じゃないし、良席には変わりないので、安心しました。 初日は開演が30分程遅れましたが、今日は7時10分頃には前座のショーが始まりました。 パンフレットによると、ポールの夢をショーにしたもの(?)のようですが、アリーナからだと、ステージでどういうことをやっていたのかが良く分かりました。 フラメンコを踊る美女(と言っておきましょう(笑))がいたり、頭に船の飾りをつけた女性がいたり、西洋風の騎士がいたり、ピエロのようなメイクをしている人がいたり・・・と最初は西洋風だったのが、スクリーンに仏陀の目が何重にも映るシーンがあって、その辺りから東洋神秘的なものに変わってきます。 で、その後、中国の少林寺風の人と、宋時代の禁軍師範みたいな感じのいでたちで棒術を使う人が演武。 あと、両端が石になっている重量挙げを持ち上げている男の人がいました。 四角い箱の周りを上記したフラメンコの美女やその他、ステージに上がった様々なキャラクターが不思議そうに回っているのですが、重量挙げの人が、箱の上に立ち、棒(重量)を落とす振りをすると、キャラクター達が逃げていきます(ステージから降りていきます) その後、箱に詰められた女性が出てきて、またキャラクター達が戻ったり、降りたりしたところで、前日同様、大型スクリーンにヘフナー・ベースとポールのシルエットが!! 同時にアリーナ総立ち!歓声が「ウォ〜〜〜ッ!!」と。 スクリーンが上がり、その向こうには、バンド・メンバー、そしてポールが!! その後は、前日と同じ"Hello Goodbye"から始まりました。 最初の方は、「チョット、疲れてるのかな?」と思ったのですが、3曲目"All My Loving"あたりから、それが杞憂に過ぎなかったことがよく分かりました。 選曲は昨日と完全に同じで、違った点は・・・ ・ポールのシャツは、前日と同じく赤だったが、文字が書かれていないシャツだった。 ・「フランスに行こうか〜!」という日本語のMCがやたらと多かったこと(笑) ・"Michelle"の前に"パーティーで、フランス人になりすまそうとしたが、バレた"というMCが無かった。 ・ジョンやジョージ、リンダに捧げるコメントは完全に前日と、一緒だった。尚、前日書き忘れていたMCとしては、"Here Today"(ジョン追悼)を歌う前に、言ったのは・・・ 「人は、時に、伝えたいことを伝えそびれることがある。言う勇気が無かったり、後で言えるさ、と思って言わないことがあるんだ。でも、それは悲しいことだ。とりわけ悲しいのは、伝えたかった相手が亡くなってしまって、もう伝えることが出来ないことだ。僕にもそういう人がいる。ジョンだ。ジョンの為に拍手を(ここで拍手が沸き起こる) 次の曲はジョンと会話していると思って、書いた曲です。・・・(ここから日本語)ジョンとの対話ね。」と、こんな感じ。 "Something"(ジョージ追悼)の前には、「ジョージがウクレレが上手だったって、知ってる人、どのくらいいる?彼はウクレレを沢山持ってて、彼の家に行ってご飯を食べるとウクレレが出てくるんだ。ハイ、どうぞっ、て感じでね。で、僕がある日、"ジョージ、ウクレレで君の作った曲を弾けるようになったよ。って言ったんだ。 (ここで、手に持っているウクレレを掲げ)このウクレレは、ジョージからもらったものだ。あれからずっと経って、今、こうして東京ドームで、こんなに多くの人の歓声を浴びるようになったよ(ここでファンの歓声)じゃあ、演ってみよう」と、こんな感じ。 ・1塁側のスタンドが異常に盛り上がっており(というか、歓声が3塁側よりも大きかった)、ポールもそっちに向かって手を振る回数が多かった。 ・"My Love"を歌っている時、心なしか涙ぐんでいるように見えた。 ・翻訳される色が黄色になっていた。昨日よりは、素早くなっていたが、それでも翻訳が遅く、しかも、誰でも分かるような"Thank you!"→"有難う"のような翻訳ばかりで、恐らく大半の客が知りたいであろう肝心の部分が中途半端にしか訳されていなかった。尚、1番最後の最後(アンコール時)になってバグった(^^;) と、こんな感じでしょうか。 トークも殆ど一緒で、エイブ(ドラム)の紹介時の「ロックするぞ〜〜〜!!」という日本語も、ラスティやブライアンの、観客席の写真を撮ったり、「アメリカではもう少し小さな会場だったんだよ」というセリフも一緒でした。 "She's Leaving Home"等の前に、「60年代に書かれた曲で、ライヴで聴くのは君達が初めてだ」と言ってましたが、これも前日と一緒でした(じゃ、初めてじゃないじゃん、とか突っ込まないように(笑)) それと、"Can't Buy Me Love"や"Lady Madonna"の前に、「まだまだノッてるか〜い」とか、「元気か〜い?」と、日本語で言っていました。 「君達は素晴らしい」とか。 ところで、今日、大学のクラスメートにポールの話をしたところ、なんと彼は、ポールのライヴのアルバイトをしているそうで、通路を通りかかったポールに「コンニチハ」と日本語で言われたそうです。 初日の開演が遅れたのは、やはり、設営が遅れていたからだそうで、その設営作業の様子も撮影されていたようです。 総括ですが、もう2日とも感動しっぱなしで、やはりビートルズ、そしてポールはスペシャルな存在なんだということを再認識。 同時に、ポールは若い!まだまだあと10年以上やれると確信した来日公演でした。 --おまけ(来日前後にtopページで公開していたメモ)-- 2002年11月9日のメモ いよいよ2日後にせまった、ポール・マッカートニーの来日公演ですが、本当に楽しみですね。 今頃はもう日本に来てるんでしょうね。 捕まったというニュースは入ってきていないので、成田空港は無事に通過出来たのでしょう(笑) TV局やラジオ局も、ポール・マッカートニー関連の番組を色々と流していますが、たまたま大阪旅行中に関西限定でやっていた深夜番組(ポールについて、萩原健太さんや黒澤健一さんが熱く語ったり、カヴァー演奏したり、後はポールの映像を延々と流してくれた番組)と「山崎まさよし、ポールに会う」という番組は観ました。 本人の前で演奏するとあって、山崎さんも緊張してましたね。 明日11月10日の「そして音楽が始まる」(テレビ東京)ですが、ポールの話題もあってか、"Love Me Do"が特集されるようです。 過去にも、"Good Vibration"や"We Are The World"等々、かなり嬉しい特集をやってくれているこの番組ですが、もしかしたら、ライヴ映像も流れるかもしれませんね。 2002年11月10日のメモ 来日公演、そして、大規模なワールド・ツアーも、今回が最後だろうと本人も思っているという、ポール・マッカートニーの記事を読み、チョット悲しくなりましたが、同時に、日本上陸からライヴの模様、ファンとの交流、念願の京都見物の様子を全て映像に残し、発表したいというポールの企画、そして、ライヴでは、自分の言葉がより伝わるように、スクリーンに翻訳を映す予定(スタッフがすぐに翻訳して映し出すらしい)だという情報も入り、日本に対する想い入れが伝わり、感動しています。 感動屋の私は、この情報を聞いただけで、ジーンときてしまいましたよ。 ライヴの時は、絶対に泣いてしまうでしょうね。 本当に楽しみで早くライヴを観たい!と思う一方で、このドキドキ感が永遠に続いて欲しい・・・みたいな最後の来日公演を先延ばしにしたいような、複雑な気分です。 とまぁ、そんな中、昨日(11月9日・土曜日)、ポールは、無事成田を通過したようです。 運命のライヴは刻一刻と近づいているわけですね。 2002年11月16日のメモ "Mother Nature's Son","Vanilla Sky","C Moon","Freedom"と東京公演で演らなかった曲も収録されているポールの新作"back in the U.S. Live2002/Paul McCartney"は、日本公演の生の感動には叶わないものの過去のライヴ・アルバムの中でも最高峰のものだと思います。 ところで、来日公演の感想を、色々なファンサイトを観て多かったのが、ドラマーのAbe Laboriel JR.絶賛の声。 まるで、ボブ・サップや、WWEのリキシのような迫力のある体型と、それ以上に迫力のあるドラミングは、確かに凄かった。 ポールだけでも凄いのに、バックメンバーも最高ですね。 ちなみに、メンバー紹介の時に、マイクを渡され、"Rockするぞ〜〜〜っ!"と叫んでいたのもエイブさんです。 このCDでもそんなエイブさんの力強いドラミングを聴くことが出来ます。 あと驚いたのが、バラードの曲では、バック・コーラスもいないのに、綺麗にハモれているところですね。 それにしても"Something"や"Freedom"での盛り上がりは凄いです。 そりゃそうだよな〜、"Something"をポールが歌ったら感涙もんでしょう! Dylanもライヴのアンコール・ラストで、"Something"を歌ったようで、それも聴いたのですが、やっぱりポールの方が感動しました。 生で観たということもありますが、やはりファブ・フォーの1人だということが大きいです。 ちなみに、Dylanも素晴らしいんだけど、バックの演奏自体は、スタジオ版にかなり忠実。 で、そんなに忠実に演るなら、ジョージ本人のヴァージョンが1番最高なわけで。 ポールのウクレレ演奏の方がやっぱり好きです。 で、ビートルズも素晴らしいんだけど、今回のライヴで1番感動したというか、個人的に盛り上がった中の1曲が、"Band On The Run"なのです。 ポールがビートルズの呪縛を、乗り越えたのは、やっぱりウィングス。 ライヴ感想でも書いたように、"Band On The Run"を一緒に歌いながら、手をWマークにした時、ホントに最高でしたよ。 底抜けに明るくて楽しいし、ポールならではの親しみやすさがよく出ている名曲だと思います。 この曲聴くと、嫌なことも忘れて明るくなれる人って多いんじゃないでしょうか。 "バンドは逃走中。誰も見つけられないのさ!"という歌詞、ギュイン・ギュイン上下するスライド・ギター、それにエイブのドラミングも加わって、素晴らしい出来になっています。 2002年11月18日のメモ ポールの余韻はあまりにも凄まじく、"あ〜、今頃大阪でライヴやってんだろうな〜"、とか、"今頃京都見物かな〜"とかそんなことばっかり考える今日この頃でした。 ちなみに、ポールの行動をまとめると・・・ <11月9日> 米ツアー、メキシコツアーを終え、休養先のロサンゼルスから来日。 日航機で午後4時25分到着予定だったが、1時間8分遅れの午後5時33分に成田空港到着。 ヘザーと腕を組んで登場し、 "Hello!Very Good Here ニッポン!"や"押忍!"と挨拶。 空港には2000人ものファンが姿を見せ大パニックとなった。 <11月11日(初日)> 都立北園高校の白木文子先生が「子供たちの励みになるので、学校に来てください」とファンクラブのHPを通じてメールを送ったところ、ポールから「学校には行けないけど、みんなを招待するよ」との返事があり、公演2時間前には楽屋で待っていた生徒たちに会うなり、「こんにちは。押忍!」と日本語で挨拶。 生徒たちと英語でコミュニケーションをとり、うまく話せない生徒には、直接発音の指導まで行い、ギターを持ってきた生徒の伴奏で、"Yesterday"をフルコーラス歌った。 <11月12日> 高尾山に登った(←10日かも) <11月13日(2公演目)> ライヴ。 <11月14日(3公演目)> ライヴ。 アンコールで、へザーが、 ハッピ姿でステージに登場し、ポールにもハッピを着せて、キス。 尚、アンコールでは、日本人ファン4名ほどがステージに上がらせてもらったらしい。 <11月15,16日> 京都見物をした。金閣寺に行ったとの情報有り。 16日夜から、大阪市内のホテルに宿泊。 <11月17日(4公演目)> 午後、コンサート会場の大阪ドームへ出発する直前には、噂を聞いたファンが集まった。 公演の行われた大阪ドーム前でポール・オリジナルステッカー1万枚が無料配布された。 <11月18日(5公演目)> ラスト公演。 <その他> FM802が大阪公演中のポールの単独インタビューに成功した。 「ヒロT,sモーニングジャム」(18日放送、前6・0)で放送された。 と、こんな感じです。 う〜ん・・・ポールが日本を離れると思うと、なんか寂しいですね。 |
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