Eric Clapton Japan Tour 2001 日本武道館 2001年12月4日、横浜アリーナ 12月14日 -setlist- 1, Key to the highway 2, Reptile 3, Got you on my mind 4, Tears In heaven 5, Layla 6, Bell bottom blues 7, Change the World 8, River of tears 9, Going down slow 10, She's gone 11, I want little girl 12, Badge 13, Hoochie choochie man 14, Five long years (14日は"Stormy monday") 15, Cocaine 16, Wonderful tonight 17, Layla (encore) 18.Sunshine of your love 19.Over the Rainbow 【感想】 初めてのエリック・クラプトン!というわけで武道館、横浜アリーナの2公演を観て来ました。 公演直前の11月30日、盟友ジョージ・ハリスンが亡くなり、多少心が沈んだ状態で向かったのですが……いやはや、クラプトン凄いです。 いずれの公演も会場は満杯。ステージの真横あたりまである客席がほぼ全席埋まっていました。 7時にブザーが鳴り、開演はそれから10分程経ってから。会場が暗くなったと同時にアコースティック・ギターを持ったクラプトン登場。 椅子に座り、1曲目は"Key to the highway"! このツアーの公式盤としてリリースされた"One More Car One More Rider"で聴ける通りの演奏です。 ギターは勿論、シャウトも絶品。ヴォーカリストとしての凄みも感じられました。 1曲目からど真ん中なブルーズで湧かせられるのは凄い! 2曲目は、インストゥルメンタルのアルバムタイトル曲"Reptile"。 バンドメンバーそれぞれのソロパートで毎晩違う演奏が楽しめる曲です。 腕利きが集まっているので、そのお披露目的な意味も強い選曲に思います。 3曲目も"Reptile"からで"Got you on my mind"。アルバムの1〜2曲目がそのまま演奏されたことになります。 この曲の歌詞、まるでジョージに歌っているようだな。 そして"Tears In heaven"。なんだかんだでソロのクラプトンにおける代表曲です。 事故死した愛息への歌ですが、これもジョージに向けているようでメロディーの美しさもあり感傷的な気分に。 さらに次が"Layla"のアコースティック・ヴァージョン!これには会場もどよめいていました。 "Tears"、"Layla"といえば"Unplugged"を思い出すなぁ。"Unplugged"ブームを巻き起こしたのは、クラプトンだったなぁ。パティ・ボイド、元気かな? 「俺は消えたくない。もう一晩くれ……」と歌われる"Bell bottom blues"も含め、事前に固定されたセットリストとはいえ、ここまでの4曲はジョージへの追悼にも感じました。 そして"Change the World"!大好きな1曲なので、これはもう興奮でした。 2日ともギター・ソロ、凄かった。。babyfaceもいいけど、やっぱりクラプトンだ! この後演奏された"River of tears"から"She's Gone"まではそこまで思い入れもなかったのですが、続く" I want little girl"では14日の公演でちょっと気になっていたことがあって。 アメリカ公演から演奏されているこの曲、レイ・チャールズのカヴァーなのですが、15日に中野サンプラザではそのレイ・チャールズの公演が予定されていて。もしかしたら飛び入りがあるんじゃないか、みたいな噂もあったのです。 さぁ、どうなるか!と思いましたが噂は噂のままでした。う〜ん残念! しかしその後は聴きたかった曲のオンパレード!"Badge"来た〜〜!! さらに"Hoochie choochie man"も!! この2曲は中盤のハイライト。 "Badge"はクリーム時代のクラプトンがジョージと一緒に書いた曲ということもあり……っていうか聴けて良かった!聴きたかったんだよ!この曲を!! "Hoochie choochie man"はNYチャリティ・コンサートでもBuddy Guyと一緒に演ってましたね。 今回もアレンジ自体は同じ。ブルーズを弾くクラプトン。絵になるわ。 スロー・ブルーズ・コーナーは4日が"Five long years"、14日は"Stormy monday"。 いずれもそこまで思い入れがある曲ではないので特筆すべき感想はありませんが、、、クラプトン歌上手いな、と。 ここからは定番曲のオンパレード。 "Cocaine"、"Wonderful tonight"、そしてオリジナル・バージョンの"Layla"!! どの曲もイントロが弾かれた瞬間に観客がどよめきましたが、やはり"Layla"の時は別格でした(序盤でアコギ・ヴァージョンをやっていただけに) ただ、私は公演前に何気なく見たネット・ニュースでネタバレされてしまっており、演ること知ってたんだな〜。 知らなかったら凄く驚いたと思うと、ネタバレしたニュースを恨むしかない……(涙) "Layla"の後半は、なんと言っても綺麗なキーボードですが、4日はキーボードのデイヴィッド・サンシャスが椅子に座っておらず(笑)、ギター・ソロの後、少しだけ間を置いて、キーボードにギター・ソロが絡む部分になりました。 ここで本編終了。 アンコールは予想通り"Sunshine of your love"が登場。 これで代表どころの曲はほぼ全て演ってくれました。 ラストは"Over The Rainbow"。曲の途中ではメンバー紹介も。 Eric Clapton : Guitar & Vocal Andy Fairweather Low : Guitar & Vocal Nathen East : Bass & Vocal Steve Gadd :: Drums David Sancious : Keyboard & Vocal Greg Philliganes : Keyboard & Vocal 今回のクラプトンは、"Thank you!"と"有難う(日本語)"以外は、ほとんど喋らず歌と演奏に集中していました。 一心不乱という感じ。MCらしきものは"Got you on my mind"の前に英語で紹介していた「次の曲は、"Reptile"の2曲目だよ」っていうセリフぐらい。 優雅に"Over The Rainbow"で締めてライヴ終了。 ポップス寄りのヒット曲からブルーズ曲までバランスの良い選曲で非常に楽しい2公演でした。 唯一惜しかったのは大好きな"My Father's Eyes"が聴けなかったこと。 この曲、今回のツアーでは日によっては演っていたようなので、また来た時には聴きたいなぁ。 |
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