Mr.Win's Room

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Bob Dylan

 

大宮ソニックシティ 大ホール 2月25日(日) 5:30開場、6:00開演

-setlist-
1.Roving Gambler(acoustic)
2.The Times They Are A-Changin'(acoustic)
3.Desolation Row(acoustic)
4.Don't Think Twice It's All Right(acoustic)
5.Tangled Up In Blue(acoustic)
6.This World Can't Stand Long(acoustic)(Larry on mandolin)
7.Country Pie
8.Positively 4th Street
9.Maggie's Farm
10.Just Like A Woman(Larry on steel guitar)
11.Drifter's Escape(Bob on harp)
12.Leopard-Skin Pill-Box Hat

(encore)
13.Love Sick
14.Like A Rolling Stone
15.If Dogs Run Free(acoustic)(Larry and Charlie on electric guitars)
16.All Along The Watchtower(Larry on steel guitar)
17.It Ain't Me Babe(acoustic)
18.Highway 61 Revisited
19.Blowin' In The Wind(acoustic)

【感想】
私にとって、初めてのボブ・ディラン公演。
前年10月〜11月頃に来日の話を聞いてから、毎日、いてもたってもいられなかった13公演が遂に始まる!!と、大宮につくまでに、すでに興奮していた。

5時30分開場だったが、4時頃には、すでに到着。
さすがにまだ人は少ないが、それでも熱心なファンはすでに並んでいる。
開場の前に、グッズ販売だけ先にやるようなので、私も並び、パネルや帽子、シャツなどを買った。

そして、いよいよ開場。
私は、1階33列目。
まさか間違えないよなぁ、と思いつつも、隣に座っていた方に席が合っているかどうかを確認する。
その後、その方と、ディラン話が弾み、開演までずっと話していた。
長野から参戦されたその方は、初来日から観ているオールドファンだったので、私が体験出来なかった過去のライヴの話などを聞き、同時にこれから始まるライヴへの期待も高まる。

そして、遂に開演!!
会場が暗くなり、歓声があがる。
ステージが明るくなった。
ボブだ!!ボブが目の前にいる!!
1曲目は、"Roving Gambler"。"Dylan Alive"シリーズで好きになった曲だったので、一緒に口ずさむ。

その後は、代表曲のオンパレード!
今まで、CDでしか聴けなかった曲を、ボブが目の前で歌っている。
次は何を歌うんだろう?と、曲と曲の合間も気が抜けない。
初日から、気合の入った演奏が目立ち、どの曲も、素晴らしい。
個人的には、"Just Like A Woman"は、この日が1番良かった。

アンコールでは、総立ちになり(以後の公演で定番化する)、"Highway 61 Revisited"のあたりで、盛り上がりは最高潮に。
もっとも、今回は聴かせる演奏が多く"It Ain't Me Babe"でも、一緒に歌っている客は少なかったようだ。

"Blowin' In The Wind"の直後、前列の男がステージに上がり、ボブにタッチするというアクシデントがあったが、すぐに引き降ろされた。

ちなみに、雑誌Gold Waxの来日公演レビューの中に、この男性の書いたものがあった。
ステージから引き摺り下ろされた後は「席に戻って」と、言われた程度だったらしい。
ボブは、苦笑いしていた。

ライヴ終了後、開演前に話していた方とメールアドレスを交換し、今もお付き合いさせていただいている。
なお、ボブはライヴ終了後、すぐさま徒歩で駅まで移動したようで、会って握手やサインをしてもらったファンもいるようだ。

【その後、気付いたことの追加】
改めて上の文章読み返して、あぁ初めてのボブに大興奮で、もう感動しっぱなしだったんだな、と(笑)
当時は、毎日ボブしか聴かない、というぐらい寝ても覚めてもボブ・ディラン一色だったので、ボブが目の前にいる!というもうそれだけで感動でした。

このツアーで(そしてそれ以降の来日公演でも)見かけた、「タダでチケット下さい」というボードを掲げた外人女性ファンは、この時も勿論いたのですが、大宮で彼女にチケットをあげたのは、開場前、私の前に並んでいた男性でした。
"Oh!! Thank You!!"といって、喜んでましたよ。

開場後すぐに並んだグッズ売場ですが、パンフレットが無かったのが、いかにもネヴァー・エンディング・ツアーらしかった(もっとも、それ以前、その後の来日公演時では、あるですが(^-^;)

この日は、ブルーズハープの音が小さく(マイクの問題でしょう)、そういう意味では、ライヴ自体はちょっと不完全燃焼だったかもしれません。まぁ聴いている時は、そんなことを考える余裕すらなかったです(笑)

初日にもかかわらず、声も大分出ていて、その後の12公演に期待を持たせる内容でした。
アンコール前の定番となっている、メンバー全員が一列に並んで立ち尽くす、というポーズですが、遠くから見たボブは、1度倒されたボクサーが再び立ち上がろうとしているような、そんな姿に見えて物凄く格好良かった。

"Roving Gambler"は凄く良い曲で大好きなのですが、やっぱり"The Times〜"が演奏された瞬間は、もう鳥肌が立ちました。
MTVアンプラグドと同じアレンジだったので、最初のストロークの段階で分かって、オオ〜!と。

その後、何十回と行くことになるボブの公演ですが、やはりこの日の思い出は特別です。

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