Mr.Win's Room

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Little Feat

30周年記念公演 Japan Tour 2000
横浜ベイホール 2000年12月7日


-setlist-
1,Hate To Lose Your Lovin'
2,Rad Gumbo
3,Cold Cold Cold
4,Hoy Hoy
5,Just Kissed My Baby
6,Bed Of Roses
7,Honest Man
8,Rag Mama Rag
9,Gimme A Stone
10,Cajun Girl
11,Dixie Chicken > Bass Solo > Dixie Chicken
12,Tripe Face Boogie
13,Sample In A Jar
14,Cadillac Hotel
15,The Blues Don't Tell It All
16,Oh Atlanta
17,Let It Roll

(encore)
18.Willin'


【感想】
私が、このライヴに行く気になったのは、2000年7月に何気無く買ったアルバム"Last Record Album"をとても気に入り、その後、一般に代表作と呼ばれている"Sailin' Shoes"、"Dixie Chicken"を買ったところ、中々良かったので、思い切ってボックス・セットも買ったところ、お世話になっているCD店の店長さんに、
「もうじき、Little Featは来日するんですよね」
と言われ、
「え!?そうなんですか??」
「えぇ。丁度、明日辺りから、チケットが発売なんですよ」
w(゚o゚)w オオ-!!!
というわけで、早速発売初日にぴあの店頭でチケットを買ったところ整理番号26番!
かなりの良番号で嬉しかったことを覚えています。

さてライヴ当日は、冬も本格化した寒い日でした。
6時開場、7時開演なので、開場時間に間に合うように、桜木町からバスに乗り換え、少し迷いながら、会場に到着。
行ったことがある方なら分かると思うのですが、あの周辺って、何も無いんですよね^^;
正直言って、最初は淋しいところでやるんだなぁ、本当に人が集まるのかなぁと、不安も感じました。
会場の受付は小さな机が置いてあるだけで、外は小さく暗〜い道があるだけ。少し離れると車道ですから。

寒いし、早めに中に入れてくれるかなぁ?と思い、係員らしき人に尋ねたところ、一言、
「会場時間までは、外に居て下さい^^」
にこやかに応えて下さいました^^;
結局、寒い中待っていると、段々と人も集まり(それでも、数十人なんですが)、6時にやっと、中に入ることが出来ました。
整理番号が若い人が2〜3人しかおらず、なんと4番目くらいに入場。さらに先に入った人が、トイレに行っていたため、なんとステージから1メートル離れているかどうかのど真ん中を確保!(すぐ横では公式ビデオ撮影が)

その後、場所を奪われることを恐れ(笑)、1番前にしがみついて並んだギター等を眺めること1時間。
やっとのことで、ライヴが始まりました!!さぁ!!リトル・フィートだ〜〜!!と、思ったら……前座の日本人バンドでした^^;
正直、悲惨でした^^;
ヴォーカルが音を外しまくって、リードギタリストもイマイチ。早く終わってくれないかなぁと思いつつ、40分くらいは演ってたな。"Texas Twister"を演ってた気がするので、リトル・フィートのカヴァー・バンドだったのかな?

そして、やっとのことで、リトル・フィートが登場!
きっと、今この文章を読んでいる方も、やっとリトル・フィートの話になったよとお思いでしょう。
いや、実際のライヴの気分を体感出来たと思います(^^;)
本当に、出てくるまでが長かったんだから^^;

ついに、メンバーが登場。ケニー・グラッドニーは始まる前から終始ご機嫌で「押忍!!押忍!!」と、胸に手を当てながら、気合充分で、ニコニコしながら、観客とコミュニケートしていました。

注目の1曲目は、"Hate To Lose Your Lovin"!
ノリノリの曲で、1曲目には、もってこいのナンバー!!
特に好きな1曲なので、待ったかいがあった〜!と。
この曲が始まると同時に、歓声が上がり、思わず後ろを見ると大勢の観客が!!
1番前で、必死に場所を守ってたから気づかなかったけど、びっしりと埋まっていました。
負けじと思い、私も歓声を上げつつ、興奮していたところ、 ショーン・マーフィーが、握手をしに来るではないか!!
私の隣の男性が、相当熱狂的なファンらしく、夢中に手を振りかざしていたので、私もおこぼれにあやかりました(笑)


そんなこんなで、リトル・フィートの登場と共に一気に盛り上がった会場。
軽快な"Rad Gumbo"、続いて"Cold Cold Cold"、"Hoy Hoy"、"Just Kissed My Baby"……と途切れることのない興奮が続きます。
"Cold Cold Cold"が生で聴けたのは嬉しかったなぁ。

そして、11曲目で"Dixie Chicken"が登場!!途中であったベース・ソロで、ケニーが観客に向けて、ベースを突き出し、ベースを掻き鳴らさせてくれるという嬉しい計らいもありました!!
ケニーの明るさは、ストーンズで言えば、ロン・ウッドみたいな感じ。
一方、現在のリトル・フィートの中心人物 ポール・バレルは、黙々と弾き、歌う人という感じです。

ディラン・ファンなら、馴染みのある、フレッド・タケット("Slow Train Coming"発表直後に出演した、サタデー・ナイト・ライヴから81年のツアーまでの3年間、ディランのギタリストとして活躍)も黙々とギターを弾いていました。

その後も、"Tripe Face Boogie"、"Sample In A Jar"、"Cadillac Hotel"、"The Blues Don't Tell It All"、"Oh Atlanta"と続き(特に"Oh Atlanta"は一体感半端なかった!ローウェル・ジョージも思い出しながら一緒に歌いました)、ライヴももう終盤だなぁと感じた頃には、ステージ後ろから、前座バンドの女性ヴォーカルがバックコーラスに参加。
名曲"Let It Roll"を全員で熱唱、拍手の中、ライヴは終わりました。

……と、思いきや、まだ終わりません。
代表曲"Willin'"がアンコール!!
ポールとフレッドのライヴ・アルバムと同じアレンジ("And if you gi~~~~~ve me"と長く引っ張るアレンジ)

その後、メンバーが、セットリストを書いた紙を、客席に投げ込みライヴ終了。22時過ぎだったと思います。
ライヴの最中は、時間が経つのも忘れてノッていましたが、考えてみたら、17時過ぎに並んでから、22時過ぎまで、実に5時間くらい、そのうちライヴ中は、ずっとリズムとってノッてたので、家に帰ってからすぐ寝てしまいました(笑)
小会場ならではの一体感がある、楽しいライヴでした。


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